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密猟者から救出されたセンザンコウの赤ちゃん、人間の女性を母親のように慕う

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(著) (編集)

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 南アフリカでは、野生生物のセンザンコウの密猟が絶えない。違法取引されるセンザンコウを救出し保護した後、再び野生へと戻す活動に尽力している団体は、母親を密猟で殺されたセンザンコウの赤ちゃんを保護した。

 母を失いトラウマを抱えていたが、世話をしている女性を慕い、いつでもどこでもぺったりと張り付いているんだそうだ。

Rescued Baby Pangolin Loves Piggyback Rides | The Dodo Wild Hearts

母を失ったセンザンコウの赤ちゃんが保護される

 センザンコウは、中国では伝統薬として使用されることから需要が高く、世界で一番密猟されていると言われている哺乳動物だ。

 南アフリカのヨハネスブルグでは、センザンコウの違法取引が絶えず、センザンコウを保護し野生へと返す団体『African Pangolin Working Group』では、時にリスクを背負って密猟者を摘発する活動も行っている。

 ある日、チームは密猟者によって母親を殺されたセンザンコウの赤ちゃんを保護した。

 スティービーと名付けられた赤ちゃんは、スタッフによってヨハネスブルグ野生生物獣医院へ連れて行かれ、治療を施された。

 通常、センザンコウは生後6~8か月になるまで母と一緒に行動する。生後3~4か月と推定されたスティービーは、まだ母親が必要な年齢だった。

 そこで、ケルシー・スキナー博士がスティービーの母親代わりをかって出て、そのお世話をすることになった。

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女性を母親のように慕うようになったスティービー

 いずれは野生に戻す予定で、しばらくの間母親代わりとして面倒を見ることにしたスキナー博士にスティービーが慣れるのに、そう時間はかからなかった。

 センザンコウの赤ちゃんは、小さい時には母親の背中や尻尾に乗って移動するという。スティービーは、献身的に世話をしてくれるスキナー博士を母親代わりとして受け入れ、背中に乗って移動するようになった。

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 スキナー博士は、スティービーに自然で生きる術を教えようと背中に乗せて散歩に連れて出かけた。

シロアリの塚に来ると、スティービーは喜んで顔を突っ込み、40~45分間はシロアリを食べています。

また、草地の上で遊ぶこともあるのですが、それはスティービーが自然にいることを快適に感じているという印なのです。

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 食欲もかなり旺盛で、スキナー博士が与える哺乳瓶のミルクをいくらでも欲しがり、元気に成長を続けたスティービーは、徐々に野生に慣らされ、ついに自然へと返る時が来た。

 「スティービーが私を受け入れてくれて、世話ができたことは貴重な経験です。このような機会を持てたことに感謝します」と話すスキナー博士。

 野生に戻って行ったスティービーが、この先密猟者に捕まらずに元気で生きてくれることを願っている。

written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 34件

コメントを書く

  1. あら可愛い。ちなみに←→→P+Kで鉄山靠だ!

    • +8
  2. 何度見ても、ほ乳類とは思えないビジュアルだな。

    • +14
  3. フッフッハァッ!って
    バーチャネタ先にやられとるがな…。

    • +2
  4. 密猟者を駆除しないと野生に戻してもいずれ殺されてしまう
    密猟者を死刑に出来る法律作ってほしい

    そのくらいやらないとセンザンコウはいずれ絶滅する

    • +16
    1. ※8
      欲しがる人間がいる限り極刑にしようが密猟はなくならない。販売・所持を違法にしないとエンドユーザーの意識はかわらん。
      ニホンウナギも同じ。国内で養殖用に漁獲される稚魚の5-7割が密猟・違法によるものなんてほとんどの人は知らない。半ば義務の様に食う土用の丑の日なんぞ無くなってしまえと思う。

      • +2
  5. 生物の多様性は本当に面白い
    センザンコウとアルマジロの収斂進化も興味深い
    エントロピーに抗う生命に敬服する

    • +6
  6. ニュルルルルルルル…チロチロチロロロピロ

    • +2
  7. この子、ちょっと前に泥遊びしてたセンザンコウかな?二度と捕まらず、無事に野生で過ごせますように!

    • +7
  8. こんな甘えたになって野生に戻れるんかいね

    • +1
  9. 以前クレイジージャーニーで密売されてるの見た気がする。本当に胸が痛い。
    でも、こんなに人間に懐いて大丈夫かな?密猟者に捕まらず生き抜いて欲しい。

    • +10
  10. ちょっと調べたら2000年から2013年までの間で100万匹のセンザンコウが密猟されたそう
    ほんまにこのままだと絶滅するわ⋯
    母乳の出が良くなるとかリュウマチに効くとか言われてるらしいけど他にもっと効く薬あるんじゃないの

    • +15
  11. センザンコウとかコアリクイのフォルムが妙にツボ。可愛すぎる…!

    • +7
  12. 東洋医学のなかでも漢方って今の基準で行くと貴重な動物や植物を使うのが多いのがなんとも・・・

    • +9
    1. ※22
      漢方って根拠が科学的に示されてるのかなわからんけど、
      希少で高価だからとか、ほとんどプラセボ効果としか思えない
      もしそうなら21世紀に人間のエゴ、無知の犠牲になるなんて悲劇すぎる

      もし効果が証明されてるのなら、代替えの開発しないのか不思議

      • 評価
  13. センザンコウってあの表皮が漢方薬になるの?

    • 評価
    1. >>23
      鱗状の皮膚は乾燥させてから粉に、肉も珍味として欲しがる人がいるんだってさ

      • +4
  14. サイといい、サンゼンコウといい、あの国で漢方薬になると(効能には疑問有でも)一気に絶滅に向かうな…。

    • +8
    1. ※24
      中国人の9割は穿山甲の保護に賛成しているらしいから許してあげて

      なお残り1割が1億人いる模様

      • +1
  15. 金になるのが一番問題なんだよ
    現地密猟者ってのは大抵貧困から手を出すんだよな
    何が滅びようと金になれば良い人等こそ締め出さないと
    産業にするなら自分等で養殖せいよと言いたい

    • +8
  16. そりゃ自然に返されればハンターにヤられるから庇護者の人間の周りにいたいわな

    • 評価
    1. >>33
      もうファンタジーの世界
      昔から効能が信じられてきたセンザンコウ!
      実は全く効果が無いことが判明!と大々的に報じてほしいわ

      • +1
    2. ※33
      特に漢方薬向けに乱獲されてるものって全部(と、言っていいと思う)
      薬効ないのに、一大マーケットになっているからなぁ・・
      そんな感じの乱獲高値取引でいくつ絶滅種が出たことやら

      しかしバンブーブレードのミヤミヤはこんなもん飼ってたのか?
      どうやったんだw

      • +1
  17. 勘違いしている人が多いだろうから書いておくと

    漢方は日本の医学
    中医学は中国の医学
    漢方と中医学は別物

    漢方にセンザンコウなんてものはない

    • -1
  18. 世話係の人の手が傷だらけだ…
    美談の裏側も垣間見えるというか大変なんだろうなやっぱ

    • +8
  19. 密猟に大金出して効果のない薬を珍重してる金満中国人が
    医療研究者のパトロンになってくれたら
    動物も人も助かってウィンウィンなんだけどなぁ

    • +1
  20. 保護動物の記事は心があったかくなるものが多いけど、最後の文で胸が苦しくなった
    そうだよね。この子には密猟の被害に合う未来があり得るんだよね。辛い現実だなぁ……

    • 評価
  21. センザンコウってコンクリートの壁も楽々と壊すよな? よく世話できたな

    • 評価
    1. ※44
      コンクリートの壁に塗られたモルタルを剥ぎ取る動画、面白かったよな。

      • 評価

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