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台湾のスシローキャンペーンで名前を「サケ(鮭魚)」に改名した人々は今どうしているのか?

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(著) (編集)

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image credit:Luigi Pozzoli/Unsplash
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 去年3月、台湾にある日本の回転寿司チェーン『スシロー』で、「サケ(鮭魚)」という漢字が名前に含まれている人を対象に、食事を無料にするキャンペーンを実施した。すると、台湾全土で300人以上がサケに改名する騒動になった。

 ちなみに台湾では、法律により3回まで名前を変えることができる。いくつかの証明書類を用意して申請すれば、350円ほどの手数料で簡単に改名できるそうだ。

 あれから1年以上の月日が経ったわけが、「サケ」に改名した人たちは今どうしているのだろうか?

Salmon Chaos 鮭魚之亂 | #Taiwan, Mar. 25, 2021 | Taiwan Insider on RTI

サーモンカオスとなった、スシローの無料キャンペーン

 レストランの無料・割引キャンペーンは店側にとっても大きな客寄せになるが、客にとっても好きな料理が思う存分食べられるという魅力的なサービスだ。

 台湾のスシローで、たった2日間の限定キャンペーンが去年3月に実施されたところ、「サーモンカオス」と呼ばれる大きな社会現象となった。

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image credit:台湾スシロー 台灣壽司郎/Facebook

 このキャンペーンでは、名前にサケを意味する「鮭魚(中国語でgui yu)」という漢字が入っている人には、身分証明書を提示することで1テーブル6人までのグループでの食事が無料となることが告知された。

 また、鮭魚と同じ読みの漢字が1文字入っていると10%、2文字入っていれば50%の割引キャンペーンも同時に実施されることになったため、寿司好きの多くが改名して店に駆け付けるという店側が予想していなかった事態になったのだ。

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image credit:hk01.com

サケに改名した人は300人以上

 名前の変更を求める多くの市民に対し、行政機関が「一時の改名のために行政機関の業務を増やさないように」と警告を促したほどだった。

 台湾では1人最大3回まで、簡単に名前を変更することができる。身分証明書と世帯登記簿、印鑑(署名)、顔写真などを持参して役所に申請すれば、80台湾元(約350円)で改名手続きが完了する。

 そのため、スシローの無料もしくは割引キャンペーンのために改名をした人は、331人にのぼったという。

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image credit:hk01.com

多くの人は元の名前に戻したものの、戻せない人も

 さて、キャンペーンが終了して1年以上が立ったわけだが、名前をサケに変更した人はどうなっているのか?

 このキャンペーンのためだけに、「サーモンマスター」「サーモンドリーム」「ダンシングサーモン」「ハンサムサーモン」「サーモン丼」などという名前に変更した人のほとんどは、キャンペーン終了後には元の名前に戻したようだ。

 だが一部の人は未だに鮭魚という漢字が入った名前のままでいるようだ。そのままで良いという人も中にはいるが、事情があって戻せない場合もあるのだ。

 例えば、サーモンドリーム(張鮭魚之夢)さんは赤ちゃんの頃に両親によって既に2回改名されていたのを知らず改名し、元の名前に戻せなくなって後悔しているそうだ。

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image credit:hk01.com

 現在、国会では今後同様のキャンペーンが発生した時に備えて、改名料の値上げをするか、クーリングオフ期間などの措置を設けるかなどして、改名に関する法律を改定する検討がなされているという。

 しかし、法律が変更されない限り、鮭魚に改名した人は一生涯その名前で過ごすことになるだろう。彼らの中には、スシローのキャンペーンが去年の1回限りでないことを切に祈っている人もいるかもしれない。

References:People Change Their Name to “Salmon” for Free Sushi, Now They Can’t Change It Back / written by Scarlet / edited by / parumo/

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この記事へのコメント 35件

コメントを書く

  1. サーモンドリーム(張鮭魚之夢)確定は笑う

    • +38
  2. まぁ昔から「紅海、鮭が取れず」とも言うしな。

    • +7
  3. よう鮭とか周りから言われるとは笑える

    • +8
    1. >>4
      鮭どころかサーモンドリームだからな
      公的書類や履歴書、名刺にも今後これ書いていくのかと思うとキツいものがある

      • +9
  4. 鮭だけじゃなくて将来のキャンペーンを見越して魚介盛りだくさんの名前にした人まで現れたのがすごいところ

    • +10
  5. サーモンドリーム(張鮭魚之夢)さんワロタ
    まあ簡単に変えられる利点も、裁判を起こさなければ変えられない利点もあるから難しいな

    • +5
  6. キャンペーンが混乱せず行えるように法改正するんだね
    日本だったら同様のキャンペーンを禁止する法律が出来ると思うわ

    • +13
  7. 欧米圏でSalmonさんや代替魚のTroutさんは実在するんだけどね
    大谷選手の同僚とか

    • 評価
  8. 50年後、鮭魚爺ちゃんが多いのはなぜ?って中国でTV番組が作られたりするんじゃね。
    向こうに自由研究があるかは知らないけど、それも

    • +4
  9. これは当然予想される事態だと思うけどな
    まわりまわってお店批判されそう

    • +2
  10. 日本だと先ず
    通称使用5年という条件を満たしてないとダメだから
    そう簡単には改名出来ないし
    家庭裁判所で申請用紙すら貰えないぞ

    • +1
  11. お手軽に3回まで改名できる法律って、
    どういう社会背景なんだ?…と思って調べたら、
    運気が下がってきたから字画占いでゲン担ぎに改名とか
    そういうノリなのか。

    • +9
  12. サーモンドリームにゆめかわ系かわゆさを感じる

    • +1
  13. 今度はマグロフェア⁉︎
    (あと1回の変身を残している)

    • 評価
    1. ※19
      元の名⇒鮭(1回目)⇒元の名(2回目)⇒鮪(3回目)で、
      マグロから元の名へ戻せんようになるやんけ!

      • +3
  14. 自分の名前が昔からあんまり好きじゃない上に
    占い的にも微妙だし親が決め由来も微妙だし
    違う名前だったら良かったのにとはよく思うけど
    仮に日本が「3回までお手軽改名」制度に変わったとしても
    自分に別の名前を決めて変える踏ん切りがつかない気がする…

    • +2
  15. 親が勝手に改名の権利使えるのも問題あるでしょ

    • +5
  16. サーモンドリームさん、一度名乗られたら絶対忘れられないから良いと思うw

    • 評価
  17. サーモンドリームワロタwwww

    因みにwikipedia日本語版では「salmon chaos」は「鮭の乱」として記事になってます
    もっとも「鮭の乱」よりは「サーモンカオス」の方がよりこの事件のカオスさを表していて良いと思うのですが…

    • +3
    1. >>25
      鮭の乱わらう
      事件っぽい言い方含めてカオスを感じるので鮭の乱─Salmon Chaos─で日本語、漢語、英語併記されたら良い感じにカオスかも

      • 評価
  18. 今の名前が嫌いなわけじゃないけど、3回まで改名可なのはいいな
    ハンドルネームを長く使ってると、そっちのほうが戸籍名より馴染んで本名のような気がしてくるから

    • +1
  19. 実はニジマスでしたてオチかと思ったら

    • 評価
  20. 改名しまくって卍画狂老人卍とかにした人思い出す。

    • +2
    1. >>29
      葛飾北斎ですね。30回くらい改名したらしいですねw弟子とかに自分の名前を譲って(実質売って)金銭を得ていたらしいですからw

      あと借金取りから逃れる為に何十回も引っ越しを繰り返したと言う話しも有名ですねw

      弟子も沢山いて実力も知名度もある画家だったのに、何でそんなに貧乏だったんでしょな?www

      • +1
  21. サーモンドリーム(張鮭魚之夢)わろえるww

    • 評価
  22. 中国じゃこんな簡単に改名できるんだな
    それをネタにした推理モノありそう

    • -1

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