メインコンテンツにスキップ

広げた翼は9メートル、新種の巨大翼竜の化石が発見され「死のドラゴン」と名付けられる

記事の本文にスキップ

36件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
image credit:Leonardo D. Ortiz David
Advertisement

 アルゼンチン、メンドーサ州の土木工事現場で翼竜の化石が2体発見された。南米で発見された翼竜としては史上最大で、1体は、翼を広げると9メートルもあったという。

 最近その分析結果が明らかになった。これらの化石は新種の翼竜であることが判明し、「Thanatosdrakon amaru(タナトスドラコン・アマル)」と名付けられた。”Thanatosdrakon”はギリシャ語で「死のドラゴン」の意味する。

8600万年前に死んだ新種の翼竜「死のドラゴン」

 タナトスドラコン・アマル(死のドラゴン)は、翼竜類「アズダルコ科」に属する新種で、1億4500万年~6600万年前の白亜紀に生息していたとされている。

 特徴的なのは非常に大きな頭蓋骨で、シュッとした体より大きいこともある。また首も非常に長い。さらに脊椎や手足がほかの種と根本的に異なっており、そのために新種と認定された。

 化石は2頭分発見されている。片方は翼を広げると7メートル、もう片方は9メートルと中型バス並みの大きさがあった。

 手足や背中の脊椎といった完全に残っている部位から、つま先や前腕のような断片的な部位まで、化石の保存状態はまちまちである。

この画像を大きなサイズで見る
Image credit: Ortiz David et al ., doi: 10.1016/j.cretres.2022.105228.

 研究の中心人物、クージョ国立大学のレオナルド・オルティス・ダビ氏によると、どちらもちょうど同じ時期、8600万年前に死んだとのこと。

 小さい方はまだ成長期にあったようで。親子だった可能性もないではないが、はっきりしたことは不明だ。

この画像を大きなサイズで見る
死のドラゴン復元予想図 image credit:Universidad Nacional de Cuyo.

死と竜と双頭の蛇にちなんだ名

 新種は「タナトスドラコン・アマル(Thanatosdrakon amaru)」と命名された。”Thanatosdrakon”は、ギリシャ語の「死(タナトス)」と「竜(ドラコン)」、”amaru”は、インカ帝国の公用語、ケチュア語の「双頭の蛇」にちなむ名だ。インカの伝説によれば、湖や川底の地下にはアマルという双頭の巨大な蛇が潜んでいるという。

 「ぴったりな名前でしょう。それは死のドラゴンですからね」と、オルティス・ダビ氏はコメントする。

 タナトスドラコン・アマルに似た身体的特徴を持つ近縁種は一切見つかっていないとのこと。

 化石は今クージョ国立大学の恐竜研究所博物館に保管されており、展示へ向けて復元プロジェクトが進められている。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:Dr D Ortiz David

 この研究は『Cretaceous Research』(2022年4月12日付)に掲載された。

References:Paleontologists uncover ‘dragon of death’ in Argentina. It’s the largest pterosaur ever found in South America / Thanatosdrakon amaru, gen. et sp. nov., a giant azhdarchid pterosaur from the Upper Cretaceous of Argentina – ScienceDirect / written by hiroching / edited by / parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 36件

コメントを書く

  1. 遊戯王カードにいそう
    攻撃力2000守備力1200くらいで

    • +1
  2. いやこれはあかんかつこよすぎる
    ちょっと商標登録してくるわ。

    • -6
  3. ペンギンみたいに骨格と見た目違ったりするかもね

    • +12
  4. 漆黒の闇に偽りの栄華を抱いて沈め

    • 評価
  5. またそうやってノリで名前つける
    調べていくうちに全然死のドラゴンじゃねーじゃんってなった前例いっぱいあるでしょ

    • +3
    1. >>10
      メチャクチャ苦労して発見してるわけやし、それが実ったらノリどころか超ノリノリや。
      ウキウキで付けちゃうくらいは大目に見てやってくれ。

      • +13
  6. 再現イラストが弱そう。死のドラゴンどころか捻挫鳥がいいところ

    • 評価
  7. 頭がデカすぎ
    でも、頭をもたげて翼を広げれば数十メートルあるようなバケモノに見えるよね
    その威圧感は間違いなくドラゴンだろうね
    それだけに頭のデザインがいかにハッタリのためにあるのかというのも判る
    もろにリーゼント
    断言するけど、トサカも付いてると思う

    • +4
  8. 足回りがパッチと靴下のオッサン感

    • 評価
  9. 禁断のデュアルの時ィ~♪
    タナトスが呼んでるゥ~♪遠ォくゥ~♪

    • -1
  10. 恐竜の名前なんてノリでいいんですよ。
    ティラノサウルス「暴君龍」がマノスポンディルス「孔の多い大きな脊椎骨」にならなくて良かったでしょうが。

    それにすでに「ゴジラサウルス」とかもいるんですよ。

    • +4
    1. ※19
      あいにくゴジラサウルスは複数のキメラであることが判明し無効名となりました…

      • +4
  11. ちょうど最近、ドラえもんの恐竜関連の大長編映画見たからなんとなく大きさは人との比較がわかる。
    確かにこんなバカでかいトカゲと鳥のハイブリッドに、滑空にせよ何にせよ空から襲われたら為す術もなくて、ちびる自信あるわ…。
    死のドラゴンは決して誇大ではないと思う。まあ他の翼竜と比べたら盛ってる気がするが

    • 評価
  12. タナトスドラゴンは死のブレスを吐いた!!

    • +1
  13. ケツアルコアトルスの近縁種とかかね?
    まぁこんなサイズのやつがまったく別個で進化したとも思えんけど、
    飛んでる姿を見てみたいなぁ

    • +1
  14. それだけ頭が大きいのなら脳ミソも発達していたりしないものかな

    • 評価
  15. ケツァルコアトルにしか見えないが…
    こいつもケツァルも絶対飛べないよな
    いくら骨が軽かろうと頭から首がデカすぎるし
    ダチョウやペンギンみたいに飛ばないタイプだろ

    • -1
    1. ※26
      進化的な翼竜ほどなぜか皆頭がデカいのが典型的なので
      このプロポーションがむしろ飛ぶために合理的なものなのだと思われる
      もし飛べなければいの一番に翼が退化するはずだけどきちんと見つかってるしなぁ翼

      • +2
  16. 骨が見つかってない部分の想像力が逞しすぎる

    • 評価
  17. 首長すぎ頭デカすぎ
    せめて飛ぶときはサギみたいに首畳んでたとかそういう想像力はわかないのか?
    このバランスじゃ飛んでたとしても首伸ばして飛べないだろ
    いや本当頭がデカすぎる

    • 評価
  18. バランス悪すぎて。子供がお絵描きした下手な翼竜の絵みたい。

    • 評価
  19. おっさんにピアノ線で吊った頭を付けたみたい

    • 評価
  20. 強そう! こんなのに突かれたら、人間なんて木っ端微塵だわ。

    • 評価
  21. ケツァルコアトルスといい頭が大きいの怖すぎなんだよなあ

    • 評価
  22. 確かにケツァルに似てるなと思って調べてみたら朝日新聞デジタルに
    “史上最大級の翼竜ケツァルコアトルスの仲間で、アズダルコ科の新種”
    って紹介されてた
    やっぱりケツァルの仲間なんですね

    • 評価
  23. こんなに頭デカくて滑空できるのか?

    • 評価
  24. どんな鳴き声なんだろうなー
    イラストの頭だと首に負担がかかる大きさだから、
    のどが鍛えられてそう。
    この頭と首で何食べてたんだろう気になるー。

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

絶滅・絶滅危惧種生物

絶滅・絶滅危惧種生物についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。