この画像を大きなサイズで見るアメリカ国防高等研究計画局(DARPA)は、軍需企業レイセオンと手を組み、衛生兵をアシストするAI拡張現実ゴーグルを開発しているそうだ。
50種類の治療法を身につけたAIが音声と映像でリアルタイムで医療的サポートを与えてくれるので、たとえ経験に乏しい衛生兵であっても戦場で適切な治療を行うことができる。
負傷した兵士の命を守る衛生兵
負傷兵を抱えて兵士が「メディーッッック!!!」と叫ぶシーンが思い浮かぶ人もいるだろう。衛生兵(メディック)とは、戦場でに最もよく呼び出される役職である
戦場で負傷した兵士の命を守るのは「衛生兵」なのだ。一番最初に怪我人のもとに駆けつけ、手当を行うのは彼らの仕事だ。
この時、応急措置を10分以内に行えるかどうかが生死を分ける。それゆえに、この時間のことを「ゴールデンアワー」や「ゴールデン・テン・ミニッツ」という。
ゴールデンアワー内に適切かつ迅速な応急措置を施し、それから後方へ運んできちんとした治療を行えば、怪我人の生存率は大きく高まる。とても大事な時間なのだ。
問題は、高度に訓練された衛生兵であっても、必ずしも本職の医師ではないことだ。
混乱した戦場で、しかも限られた時間内で適切な手当を施すなど、経験に乏しい人間にはかなりハードルが高い。
この画像を大きなサイズで見るリアルタイムで衛生兵をサポートするAI拡張現実ゴーグル
そこで「MAGIC(Medical Assistance, Guidance, Instruction, and Correction)」の出番となる。
このAI拡張現実ゴーグルを装着すれば、衛生兵はゴーグルを通して、状況に応じた的確な医療的アドバイスをリアルタイムで受けることができる。
レイセオンによると、MAGICは2500本の動画と5000万点の画像から医療技術を学び、状況を評価できるようになるという。
AlexaやSiriなどのAIアシスタントは、無数にいるユーザーから言葉や会話を学んでいるが、MAGICもこれと同じように膨大な情報ライブラリから学習する。
MAGICが学習を終えた暁には、衛生兵に音声で医療的アドバイスを伝え、さらに具体的なやり方を映像で解説できるようになる。
手順の流れを把握しやすいようフローチャートを表示したり、必要なデータを計測したり、あるいは経過時間をチェックしたりと、衛生兵に手厚いサポートを与えるのだ。
この画像を大きなサイズで見るそんなMAGICの最初のデモは、1年半後を予定しているとのこと。
「戦場での治療は、困難で混乱した状況で行われます」と、レイセオンのブライアン・ファン・フォールスト氏は語る。
彼らが目指すのは、衛生兵の気を散らすことなく、必要なサポートを行うAIツールであるとのことだ。
うちのおじいちゃんも学徒出陣からの衛生兵だったんだけど、このゴーグルがあればどんなにか便利だったことだろう。生きて帰ってきたからよかったけども。
References:News | DARPA taps Raytheon Intelligence & Space to create life-saving medical tool | Raytheon Intelligence & Space / written by hiroching / edited by / parumo















ステータス、オープン ! !
これの究極の用途は、「治療の甲斐のない兵士に治療させない」って言うことだからね、諸手を挙げて喜ぶわけにもいかないわな。
まぁ、戦争はやらないに越したことはないんだよね。
>>2
あくまで戦力復帰が大前提だからね……
災害時のトリアージにも言えるけれど現場は大変だよ。
このゴーグルで家族の散髪してみたい
相変わらず厨二心をくすぐってくれるなDARPA
何か実用化された役に立つ物あったっけ???
※5
今使ってるインターネットの祖先だってDARPA主導だぜ
そう考えると100年前に「誰でもいつでも欲しい情報を手に入れられる通信網」なんて夢の技術だっただろうな。
ストラトフォーは?