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 アメリカで猫を救済・保護するボランティアをしている女性は、ある日を境に路上で暮らしている2匹のオスとメスの野良猫と出会った。

 2匹に深い絆があることをしらなかった女性は、人に心を許してくれたメス猫の方だけ保護し、仮里親の元に預け飼い主を見つけることにした。

 2匹を引き離したことで変化が生じる。2匹とも体長を崩していったのだ。ソウルメイトのような関係性に気が付いた女性は2匹をまた一緒にさせた。
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別々に出会った2匹の野良猫

 猫好きが高じてボランティア活動を行っているフィオナさんは、2021年のある日、長い間路上暮らしをしているとみられる2匹の野良猫に出会った。

 当初、フィオナさんはその2匹が一緒にいるところを目にしておらず、いつも別の時間に別の場所で見かけていたことから、繋がりがあることを知らなかった。

 白い毛の大きめの猫は、蚊アレルギーがあるようで鼻に赤みや傷跡が残っていた。なんとなく悲しそうな表情でいることから、フィオナさんはその猫をサッドボーイ(Sad Boy)と名付けた。
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サッドボーイと名付けた野良猫 image credit: youtube
サッドボーイは、穏やかな様子を見せてはいましたが、友好的ではなく、人間と距離を保ちたがっているように見えました。

捕獲して蚊アレルギーの治療をすることに成功しましたが、飼い猫として暮らすには路上生活に慣れきっていたので無理だとわかりました。

治療後は、時々私の家の屋根の上に姿を見せるようになりましたが、いつも距離を置いていました。この頃、ローラの姿も見るようになったのです。(フィオナさん)
 次に隣人の庭で別の猫を初めて見たフィオラさんはローラと名付けた。
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ローラと名付けた野良猫
 ローラはサッドボーイよりも人間に警戒心を抱かなかった。餌付けを試みたところうまくいったため、捕獲して避妊手術を施した。

 するとその後、ローラはより頻繁にフィオナさんの家の敷地内に姿を見せるようになった。

 ローラなら、飼い猫として暮らせるかもしれない。そう思ったフィオナさんは、ローラを仮里親宅へ預け、数週間試させることにした。
この時、ローラとサッドボーイの繋がりを私は知りませんでした。知っていたら2匹を引き離すことはしなかったでしょう。
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2匹を引き離したことで両者とも体調が悪化

 ローラとサッドボーイは、実は切っても切れない強い絆で結ばれていた。

 ローラは、サッドボーイのボディーガード役を果たすように、脅威を察知するとすぐサッドボーイの前に出て守る姿勢を取った。
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image credit: youtube
 フィオナさんは、これまで2匹一緒にいる姿を見たことがなかったため、知らずにローラを里親宅に預けたが、ローラはサッドボーイと離れたことで健康状態を悪化させた。

 また、同時期に路上で見かけたサッドボーイも、毛並みが悪くどこが具合が悪そうに見えた。

 しかし、フィオナさんはその原因がローラがいなくなったことだとは思いもよらず、「何があったのだろう」と疑問に思っていたという。

2匹の間の深い絆に気が付く

 結局、里親預けの試みは失敗した。

 ローラは再び路上に戻ってくると、サッドボーイがいる場所へ一目散に駆け寄った。フィオナさんは、そこで初めて2匹が深く繋がっていたことを知った。

 その夜、ローラは一晩中サッドボーイの毛並みを綺麗にしてやっていたようだ。
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image credit: youtube
 翌朝、サッドボーイは輝くような美しい毛並みになってフィオナさんの前に姿を見せた。
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image credit: youtube
 以来、2匹を決して引き離してはいけないと思ったフィオナさんは、地域猫として、距離を置いて暖かく見守ることに専念した。
朝起きて最初にするのは、2匹に餌をあげることです。2匹は、大抵私の家の屋根の上が安全だと知っていて、そこで寛いでいます。

2匹はいつも寄り添って、昼寝をしたり、夕方日が沈んでいくのを屋根の上から一緒に見つめたり、夜の星空を楽しんだりしているようです。

1匹が動くと、もう1匹も必ずついて行きます。いつも2匹は一緒。これほどまでに魂が結ばれたまさに一心同体の猫同士というのは、今まで私は見たことがありません。
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image credit: youtube
 サッドボーイとローラは、現在もフィオナさんのケアの下路上で暮らしているが、その様子はとても幸せそうだということだ。

written by Scarlet / edited by parumo
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コメント

1

1. 匿名処理班

  • 2022年05月08日 12:33
  • ID:M0tRAdvl0 #

う〜ん、できれば地域ネコのままにしておくのではなく、きちんと家屋内に保護して飼育してほしいなあ。
難しいのかなあ...

2

2. 匿名処理班

  • 2022年05月08日 14:15
  • ID:VcY..dJo0 #

毎年2回出産していた5歳の野良を捕獲器で確保して避妊手術をしてもらった時、獣医さんから「この子は飼い猫になるのは無理だと思う」と言われたけど、2ヶ月後には抱っこして爪切りも出来るようになった(ちょっぴり怒られたけど)。
だから最初から諦めないで、2匹一緒にお家に迎えてあげてほしいなぁ。

3

3. 匿名処理班

  • 2022年05月08日 15:38
  • ID:TUlpojRE0 #

避妊とアレルギー治療?だけは救済ではあるかもしれないが何というか、正直中途半端な話というか...

そりゃ過酷な外暮らしなら毛並みの状態は一定でないし、引き離されたストレスだけでなく合う人間や野良から家庭への環境変化によるストレスだって大きいだろうよ
むしろ保護ボランティアって目的が最初から避妊限定というわけでないなら根気よく人慣れさせたり、条件に合う相性の良い家を見つけたり、一度保護したからにはどうにか飼い猫になれるようにして「この子は飼い猫に向いてない、合う家がなさそうだからやっぱり野外に戻します」というのはない気がするんだが向こうでは普通なのかね

4

4. 匿名処理班

  • 2022年05月08日 15:39
  • ID:gxpRv7UL0 #

二匹の名前
比翼と連理にすべきだったな

5

5. 匿名処理班

  • 2022年05月08日 16:30
  • ID:fwDxKV2w0 #

※3
そもそも家に閉じ込めて死ぬまで出さない、というのを虐待扱いする国もあるので、日本の常識だけで良し悪しを判断してはいけない

6

6.

  • 2022年05月08日 17:01
  • ID:qkmR26bX0 #
7

7. 匿名処理班

  • 2022年05月08日 19:59
  • ID:qd8F.8m60 #

>>5
その猫たちが餌としている小動物にも気を払うべきだよ

8

8. 匿名処理班

  • 2022年05月08日 21:29
  • ID:TUlpojRE0 #

>>5
だからアメリカはそういう出さないのを虐待扱いする国じゃないし、そもそもただの飼い主ではなく保護目的でやってる人の話
今アメリカでの話をしてるんだから、アメリカの保護ボランティアは皆こういうのが普通なんだろうかって話よ

9

9. 匿名処理班

  • 2022年05月08日 23:56
  • ID:WvjJH5lB0 #

オスの方はいかにも野良で生きてきたワイルド渋顔でイケメンだな
にしてもオスは不器用って人間と同じなのね

10

10. 匿名処理班

  • 2022年05月09日 00:34
  • ID:GQG1JCxG0 #

虐待や交通事故、飢餓等、野良猫が生きていくのは多難な世の中。
2匹一緒に安全な屋内に保護してあげてほしい。
色んな危険性がなければ野良猫も外で伸び伸び過ごして、ご飯だけもらうのがいいのかもしれないけど。

11

11. 匿名処理班

  • 2022年05月09日 10:33
  • ID:1ORgz0kA0 #

※5 日本の狭い家で室内飼いって、アメリカ人からしたら理解できないと思いますよね。
その国の文化・ルールがあるので、外部の私たち日本人のものさしで計るのはまた違うかと・・・

12

12. 匿名処理班

  • 2022年05月09日 11:22
  • ID:10BRJQwf0 #

※8
州によるんじゃね
日本より犬猫保護が進んでるのは確かだから存分に学ぶとよい

13

13. 匿名処理班

  • 2022年05月09日 15:26
  • ID:hXJJHhMd0 #

>>12
まあ日本でもアメリカでも保護ボラと名乗りながら遺棄や虐待といった保護とは遠い結果となる、法を犯したりモラルのないグレーゾーンの行動も平気な顔でするやつもいるのは共通の問題だから、そういう州があるというのも事実なのかもなあ
知らんし、学ぶ所はあっても見習う所はないけど

14

14. 匿名処理班

  • 2022年05月09日 17:51
  • ID:2kyNXOrR0 #

その国のそのエリアでもっともストレスがないように、幸せに生きていてほしいですね。

15

15. 匿名処理班

  • 2022年05月10日 08:22
  • ID:QJOUxV5.0 #

猫には猫の世界があるのに人間がエゴで手を出しすぎっていういい例だな。

16

16.

  • 2022年05月10日 13:31
  • ID:Sw8aXxQz0 #
17

17. 匿名処理班

  • 2022年05月10日 15:18
  • ID:Dk9daGxO0 #

※5
自由と安全は天秤にかけられるべきとは思うが、
アメリカはコヨーテとかワニとかいるぞ

18

18. 匿名処理班

  • 2022年05月12日 01:18
  • ID:IpOfYZys0 #

※17
ヤマネコもいるしアライグマも子猫を攻撃するし、ヤマアラシだってあなどれない
アホな飼い犬や猫がヤマアラシの棘にやられて動物病院に担ぎ込まれるのは外飼いの定番になってる

ただ、完全な外猫育ち(5年以上だと結構厳しいみたい)だと
無理やり家に入れても引きこもっちゃうんだよね
猫には心を開くけど人間には絶対開かないのでそのストレスフルの状態を
良しとするかしないかは保護団体によると思う
ここでもよく取り上げられてるHope for Pawsは慣れてない・慣れそうにもない猫は元の場所に返してるよ

19

19.

  • 2022年05月12日 13:06
  • ID:mBgzZSBj0 #
20

20.

  • 2022年05月15日 13:41
  • ID:Nz.Ko6ML0 #
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