メインコンテンツにスキップ

ソ連の科学者が行っていた超能力研究がCIAレポートで明らかに

記事の本文にスキップ

21件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 機密解除されたCIAの調査報告書年に行われたCIAの調査報告書によれば、かつてソ連(現ロシア)では超能力やサイバネティックス、テレパシーの研究が行われていたようだ。

 冷戦時代、1963年と1964年に報告された文書は、CIAのエージェントがソ連のサイバネティクス研究者ならびに交換留学生と交わした会話を報告したもので、3部で構成されており、情報公開法に基づき『Government Attic』が入手し最近公開された。

 それによると、ソ連のテレパシー開発は順調だったようだ。「当時、彼にはこれに関する明確で詳細な長期的プログラムを有していなかった。むしろ、将来的な目標として、超能力一般の解明を掲げていた」と、報告書では述べられている。

機械と人体の相互作用を研究する学問「サイバネティクス」

 SF的なイメージを連想させる「サイバネティクス」という用語は、1960年代初頭において、人間と機械の相互作用を解明する科学的試み全般を指していた。

 あらゆる生物学的相互作用を数学的に捉えることができれば、それを機械に伝えることもできるはずという思想が根底にある。

 アメリカやソ連のサイバネティクス研究者の中には、言語的なミドルウェアを完全に無くし、人体と機械が直接テレパシーで通信することも可能であろうと考える者たちいた。

ソ連の研究は進んでいた?

 ソ連の研究者の話を鵜呑みにするのならば、これに関してソ連の研究はかなり進んでいたようだ。

 ソ連の科学者D. A. ケルミノフは、とある実験について説明している。

 彼によると、ピアノ演奏者の中枢神経系で生じるシグナルをキャッチし、それをピアノ未経験の別の人物の腕に送信することに成功したという。

 「未経験者は難しい楽曲を弾けるようになり、しかもピアノ技巧の一部は永遠に保持された」と、ケルミノフは述べている。ただし、それ以上の詳細は語らず、関連する文献も明かしていない。

この画像を大きなサイズで見る
photo by Pixabay

 またテレパシーも研究されていたようだ。「ケルミノフの話によれば、ワシリーエフは、特定の被験者にきわめて強力な超能力があることを実証したという。

 しかしその”波”を受信できるのは特定の人物だけだった」と、エージェントは述べている。

 それだけでなく、未来予知にも成功していたようだ。「ケルミノフが信じていたらしき超能力の中には、ただ出来事を推測できるだけでなく、無作為に起きる未来を予測できるものもあった」

この画像を大きなサイズで見る
photo by Pixabay

マルクス主義的唯物論と超能力は矛盾しないのか?

 会話が進むと、エージェントはソ連のイデオロギーをネタにケルミノフをからかい始める。

超能力が、社会主義思想体系であるマルクス主義的唯物論と矛盾しないのか訊いてみた。するとケルミノフはこう答えた。

『それこそがワシリーエフが直面している問題だ。思考波が何であれ、それとどう折り合いをつけるのか』「私はこれに興味を惹かれた。

ケルミノフを少々からかい、超能力と唯物主義との関係について茶化してみたが、彼は平然としてた。これについて彼が微塵も疑念を抱いていないことは明白だった

 唯物論とは、観念や精神、心などの根底的なものは物質であると考えそれを重視する考え方だ。この話題を除けば、学生との会話も似たようなものだ。

 学生によると、ソ連の超能力研究者は、彼らが証明を試みている事象を客観的に計測する科学的枠組みの構築に苦心していたという。

この画像を大きなサイズで見る
photo by iStock

サイバネティクスは科学なのか?

 ソ連と海を挟んだアメリカでは、米軍とCIAが独自の超能力プログラムを通じて、人間の限界を探ろうとしていた。

 そうしたプログラムによって数千ページもの文書が作成され、驚嘆すべきエピソードも誕生した。それでもサイキック兵士が誕生することはなかったし、人間と機械の直接的コミュニケーションが実現することもなかった。

 サイバネティクスはまだ健在だが、むしろさまざまな研究分野にインスピレーションを与えるものとして存在する。

 そうなるだろうことを、ケルミノフは超能力に頼らずとも正確に予測していたようだ。と言うのも、彼が「サイバネティクスの熱狂について、多少なりとも懐疑的」だったからだ。

 「それが一過性の流行であることを見抜いており、奇跡など期待していなかった。彼に言わせれば、サイバネティクスは科学ではないのだ」、と。

References:CIA Document Claims Soviet Union Was Developing Cybernetic Telepathy / written by hiroching / edited by / parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 21件

コメントを書く

  1. この分野での多くの研究が「伝える」って言うことに重点を置いてるんだよね、「ICBMの発射サイロを見ただけで、その映像を写真に写すことなく遠く離れたところまで送ることが出来るか?」とか「一卵性の双子の片方を原子力潜水艦に載せ北極の分厚い氷の下に潜ませて、もう片方をアメリカのバージニア州のこれまた分厚いコンクリートの要塞の中に配置して、交信させることは可能か?」とか、とにかく直接何かを破壊するんじゃなくて、情報を掴むって言う事に血道をあげてたんだよね。
    幸か不幸か、そのほとんど全てが徒労の終わってしまったんだけど、皮肉なことに、その多くが現代のインターネット社会では実現されてしまったこともまた事実なんだよね。

    • +6
  2. ’80年代ぐらいの漫画には、
    よく「ソ連の心理研究所から逃げてきたエスパー」
    みたいなキャラが登場してた気がする。

    魔法みたいな完全なファンタジーではなくて
    リアリティー・レベルを現実社会に設定してある作品でも、
    鉄のカーテンに隔たれた「ソ連の~」と言っておけば
    もしかしたら有り得るかも知れない
    サイエンス・フィクションとしての体裁が保てた。

    • +6
    1. >>5
      Night Head の御厨みたいに、前身がソ連の研究機関に関与してた研究者、のパターンもあったな。

      • 評価
  3. テレパシーって言うか虫の知らせ的な事象は実際にあると思うんで
    オカルトじゃなく科学的に解明してほしいものだとは思う。

    • +2
    1. ※6
      面白い事に犬や猫は飼い主が帰宅するのを察知できる性質もあるらしいです
      飼い主が帰宅することを決めた瞬間の同時刻にそわそわしはじめ玄関前でうろつくようになるのだとか

      • +1
      1. ※8
        まぁそれは「人間に比べて嗅覚が半端ないから」
        で科学的に証明できるけど、
        でも、例えば人間の視力なんかも
        ほとんどが盲人で、ごく一部の人にだけ視力があったなら
        「数百メートル先の出来事でも手に取るように分かる」
        「特定の物でこすった紙を遠隔地に送ると 詳細な情報が伝わる」
        みたいなのは超能力扱いになるんだろうな。

        というか、実際、天候や豊凶を予知する古代の巫女なんかも
        低気圧の接近で偏頭痛が起こる体質の人(若い女性に多い)
        だったのではないかという説があったりするし。

        • +2
  4. 脳波は電気信号なのだから、量子力学的に言えば量子的もつれが生じて他人と同調するということがあってもいいと思う。例えばあくびの伝播など、ちょっと違うかもしれないけど日常で思い当たることはあると思う。これを拡大して虫の知らせ、双子の共感性、生まれ変わり、(脳の幻影としての)霊現象、量子論でいうところの意識が現実世界に作用している説なども合わせれば、オカルトが学問と融合することもあるんじゃないかな。

    • +3
  5. 有ったねソ連の超能力研究ネタ
    だからこそ001はロシア人だった

    • +3
  6. ニタ研のはしりか?(笑)
    でもCIAもしていたし、よくテレビのバラエティーで放送されているから、それほど目新しい考え方でもなかったんだろうな。

    • 評価
    1. >>12
      実際、Zガンダムって80年代の作品だしな。
      時代の風潮、空気感が創作に影響を与えることはあると思う。

      • 評価
  7. 超能力ねえ・・・
    最近は否定する傾向があるけど
    実際の所何もわかってないのが現実だよな

    人間の創造性なんかも冴えたるもの
    当たり前のように感じてるけど
    これ程謎な物はなよな
    パソコンやペニシリンを生み出す
    思考やその創造性未だ
    AIはその片鱗すら再現出来てないし

    あとやたら勘が鋭いとか
    目線とか視線を感じるとか
    本当は謎だらけだよな

    • +1
    1. ※15
      視線は実際に感じるよね
      面白いのが、監視カメラ越しに見られている場合は監視カメラから視線を感じるところ
      どういう理屈で感じてるのかわからん

      • 評価
      1. >>20
        人間の顔の向きと白目の度合いを視界の隅に捉えて、脳が「こっち見てるよ」って判断してるんじゃないかな

        • 評価
        1. ※21
          いや、撮られている側が監視している側の視線を感じた、という話なんよ
          その時は監視カメラの存在も知らなかったので、なぜか上のほうから視線を感じる、と不思議に思ってた
          後になって、監視カメラで見ていたと知らされたんだ

          • 評価
  8. 意志疎通的な物や未来予測的な物はあるかもしれない
    それ以外は無いと思ってる
    地球上でそのような能力を有する生物が居ないからだ
    もし居たら人間も進化の過程で獲得出来たかもしれないし、これから獲得するかもしれない
    しかし、居ないので生物としての能力を人間だけが獲得するのは不自然

    • +1
  9. 18世紀に端を発した啓蒙思想は、19世紀には科学万能思想に発展した。
    現代でいうところの「サイエンス・フィクション」作品のはしりが誕生し、科学的アプローチが社会問題の改善に効果を発揮するのではと期待され、その流れで誕生した共産主義。
    これを現実の政治で実践しようとした共産主義国家では、これまでの、根拠となる理論が明確ではなかった経験則に科学のメスを入れ、国家を経営する上でありとあらゆる「最新の科学点知見」が導入されることになったのも当然と言えるだろう…

    と。要は、ソ連とか共産中国とかの「科学万能」思想ってちょっと古い19世紀的感覚のものだったわけで。人間の科学の力で「より人間に役に立つ」形で環境は変えられるとして川の流れを強引にいじったり、過度の灌漑をやってかえって不毛の耕作不能地域を拡大させてしまったり。
    薬物をはじめとする医学技術で人体機能を大幅に引き上げられると信じて深刻な後遺症をもたらすドーピングに手を染めたり(この辺は対抗側の米国も同様)。
    結果として、科学万能神話の崩壊、それまで人間が数百年続けてきた経験則によるやり方は、裏付けとなる理論が説明されていなかっただけで十分に「科学的」でありそれが続けられるなりの理由があったのだと証明されてしまうことに。

    ただ、この「化けの皮」が剥がれるまでは、鉄のカーテンの向こうで最新の科学に基づいた「なんか凄いこと」やっていそうな雰囲気を醸し出していたわけですよ。
    超能力研究もその一つ。

    • +1
  10. 超能力って何が超なんだろね。
    スプーン曲げとか、いや手でも曲げれるし、そもそも曲げる必要ないし、何が超?
    みたいなね

    • 評価
  11. ここまでレーベンスボルン無し
    実態はどうであれ、レーベンスボルンで子供たちを使って超能力開発をしていた!っていう方が話としては魅力的なんだよね

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

都市伝説・心霊・超常現象

都市伝説・心霊・超常現象についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

歴史・文化

歴史・文化についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。