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同性から人気のオスのイルカは、繁殖機会に恵まれ多くの子孫を残せる

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(著) (編集)

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 人間でも男同士の友情とか素晴らしいものだと、テレビドラマ『コントが始まる』を見て思った次第だが、イルカも同様のようだ。

 西オーストラリア、シャーク湾に生息するイルカたちは男同士の友情を育んでいる。彼らは大きな安定した群れに所属しているが、その中で2、3匹のオスだけの小グループを形成する。

 それは外敵から身を守るためにも役立つが、協力してメスを獲得したり、あるいは他のグループからメスを奪うためでもあるそうだ。

 研究によると、同性の友達が多く、人気のあるオスの方が、繁殖機会に恵まれ子孫をたくさん残せるという。

子孫を残すためのオス同士の協力関係

 チューリッヒ大学博士課程の学生だったリヴィア・ガーバー氏によると、こうしたオス同士の繁殖を目的とする協力は、動物界ではかなり珍しいものだという。もっと単純なものが一部の霊長類で観察されているだけだそうだ。

 当時、同大学のマイケル・クルツェン教授を中心とする国際チームの一員だった彼女の研究テーマは、イルカのオスの複雑な交友関係が、子供を残せる確率に影響するかどうか確かめることだった。

 ほとんどの種では、経験豊かな強いオスほど、たくさんの子供を残す傾向にあるが、イルカもまたそうなのだろうか?

 この疑問を解くために、30年間で集められたイルカのオス85頭分のデータと、400頭以上の遺伝子データから父子関係が分析された。

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photo by Pixabay

強さや年齢よりも信頼できる仲間の数がものをいう

 その結果、たくさんの仲間と絆を育んだオスほど、それだけ多くの子供を残していることが確認された。

 同性の友達は多い方がいいようで、小グループ内における仲間との安定性やグループメンバーの年齢の違いは、繁殖の成功率と関係がなかったという。

 過去の研究からは、社会的な仲間同士の絆がイルカの生存率や寿命を上げ、免疫反応や健康にも良いらしいことが示唆されてきた。

 こうしたことがオスが残す子供の数に関係しているとも考えられるが、おそらくは社会的絆の強さが協力関係にプラスに作用することが重要な要因だろうと、ガーバー氏は推測する。

よくまとまったオスたちは、協力のメリットを十分に享受できるようになり、エサやメスといった貴重な資源を手に入れやすくなるのかもしれません。

また相棒を失ったとき、限られた相棒と深い絆を結ぶオスより、柔軟に対処できるとも考えられます

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photo by Pixabay

友情は子孫の繁栄につながる

 仲間との協力関係は、哺乳類ではごく普通のことだ。しかし、それがオスの繁殖率に与える影響はあまり研究されていない。

 とは言っても、どれだけ子孫を残せるか、すなわち個体の適応度を左右する要因の理解は、進化生物学にとって核心的な部分だ。

 今回の結果について、クルツェン教授は次のようにコメントする。

私たちの研究は、イルカのオス同士の社会的絆が繁殖の成功率を左右しており、それゆえに適応度にも直接関係していることを示した初めてのものです。

こうしたことは、チンパンジーのオスなど、一部の霊長類でしか観察されていません。

この研究は、これまで陸生哺乳類で観察されてきたことは陸にとどまらず、海でも複雑な多階層社会システムが独自に発達していたことを示す強力な証拠です

References:UZH – Popular Male Dolphins Produce More Offspring / written by hiroching / edited by / parumo

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この記事へのコメント 18件

コメントを書く

  1. つまりコミュ力のある男がモテるってことねん。

    • +5
    1. >>2
      少し違うんじゃないかな?
      イルカの場合は相手のメスが拒否してても続行するから、多数のグループからは逃げられないって言った方が近いと思う
      記事内でも他の群れからメスを奪うってあるじゃん?

      あまり詳しく書くと見た人が気分を害するだろうから書けないけど、拒否してるメスイルカどころじゃないとんでもなくヤベー相手を襲うこともあるし

      • +10
  2. 社会人サークル内で大人気で男からも好かれてたさわやかイケメンくんが裏で手当たり次第に手を出しまくってて事が発覚する前に黙って引っ越してどっか行ったのを思い出した

    • +5
    1. >>4

      その彼って前も後ろも使えたのかしら?

      • +4
  3. ずいぶん分厚いオブラートに包んでるね
    あいつらの繁殖の仕方ってエゲつねぇから、そりゃ大勢のグループの方が有利だろうな

    • +16
    1. ※5
      この記事の文面では繁殖の真実が全く伝わらないどころか
      読者を曲解させる

      • +8
    2. >>5
      んーまあ一言で言うとあれよな
      スーフリ

      • 評価
  4. イルカは可愛いけれど、危ない感じの陽キャってイメージがあるなぁ
    集団でメスに迫ったり、イジメをしたり、魚の毒でラリったりするらしいから…
    (中途半端なネット知識なので間違っているカモ)

    • +13
  5. オタク間で二次元嫁が最高みたいに言われてるように
    あっちでは男の友情最高があぶれた独り者の言い訳で流行ってるらしい。
    どっちもアレだが現実のホモソーシャルで性的に過激化するぶん海外のが深刻ってのを
    イルカに言い換えてるだけだな

    • -7
    1. ※15
      俺さま「いるか、いる以外か。」

      • 評価
  6. つまりスーパー自由な集団というわけやな

    • +2
  7. 最終的には信頼が大事だね。人間にとって何が大事か、最後に行き着くところは信用。
    信用・信頼なくしては、その上に成り立つ能力・技術もろもろも、無に帰す。
    優秀じゃなくても信用できる人間がいるというのは、幸せ。

    • -2
  8. ああこれ雄で徒党を組んでメスを追い込むのか。
    エグいな。
    でもこれだと自分の子供か分からなくない?
    イルカにとってはやれればいいのか。

    • 評価

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