
image credit:MKE - Milwaukee Airport/Twitter
その5歳の少年は、いつも肌身離さずテディベアを持ち歩いていた。テディベアは少年にとって大切な心の友なのだ。ところが、アメリカのウィスコンシン州の空港の搭乗ゲートで、少年がテディベアを上に投げて遊んでいたところ、天井にひっかかり取れなくなってしまった。
搭乗寸前で取り戻す時間はない。少年は泣く泣くテディベアと別れることに。だがその後、事態は良い方向に進展する。様々な人の尽力を経て、ついにテディベアは少年の元へ返ってくることができたのだ。『nbc15.com』などが伝えている。
広告
Viral social media post reunites missing teddy bear with owner at Milwaukee airport
空港の天井にひっかかってしまったテディベア
去年11月、テキサス州に住むバーネットさん一家は、感謝祭を過ごすためウィスコンシン州にいる親族のもとを訪れ、ミルウォーキーのジェネラル・ミッチェル国際空港で帰りの飛行機を待っていた。一家が搭乗ゲートで待っている間、5歳のエゼキエル君は、いつも肌身離さず持っているテディベアを上に放り投げて遊んでいた。飛行機ごっこ遊びだ。
ところが、高く投すぎてしまい、テディベアが天井にひっかかってしまった。
だがその時、搭乗のアナウンスが流れる。テディベアを取り戻す手配を空港職員に相談する時間はない。一家はやむなく天井にテディベアを残したまま飛行機に乗り込んだ。
フライト中、エゼキエル君は「テディベアとこのままさよならしなければならないの?もう会えないの?」とずっと泣いていたという。
SNSでテディベアの持ち主探しがはじまる
それから約2か月の月日が流れ、今年1月上旬、天井にひっかかったままになっていたテディベアが発見され、空港のインフォメーションデスクに預けられた。そうしてテディベアの持ち主探しが始まることとなる。ミルウォーキー空港の公式Twitteには、このようにツイートした。
Recognize this face? The search for bear's owner continues! Thank you for helping us spread the word and to those who pointed out that this bear likely belongs to a kid born with CHD. How special he must be. Let's get him home! pic.twitter.com/hCZc4RhF0P
— MKE - Milwaukee Airport (@MitchellAirport) February 7, 2022
この顔に見覚えはありませんか?クマの持ち主を探しています。SNSでこの1件がシェアされるとたちまち注目を集め、FacebookやTikTok、Twitterなどで持ち主を探す投稿が次々と拡散した。
このクマは冠状動脈性心疾患(CHD)を持つ子供のものである可能性を指摘してくださった方、拡散にご協力くださった方、ありがとうございました。このクマは特別な存在に違いありません。お家に帰らせてあげましょう
持ち主発見!航空会社の配慮で少年とテディベアが再会を果たす
そして2月初め、エゼキエル君の両親がついにこのテディベアの存在を知ることとなる。Facebookで友人がこの投稿をシェアしていたのだ。これぞまさしく、息子が失くしたテディベアである。この奇跡に驚と感動を覚えた父親のデイヴィッドさんはすぐにジェネラル・ミッチェル国際空港に連絡を取った。
するとサウスウェスト航空が、エゼキエル君がテディベアを迎えに行くことができるようにと、一家をテキサス州からウィスコンシン州まで乗せて飛ぶことを申し出てくれた。
親切な航空会社の取り計らいで、2月15日、エゼキエル君はジェネラル・ミッチェル空港で無事にテディベアと再会することができた。
Teddy and 5-year-old Ezekiel have been REUNITED! Thank you @SouthwestAir and the 4 million people across the globe who followed along on Teddy's journey. We're so glad he's home! pic.twitter.com/UWv9cI7m8G
— MKE - Milwaukee Airport (@MitchellAirport) February 15, 2022
エゼキエル君にとって特別なテディベア
このテディベアの胸にはハート型のステッカーが縫い付けられてある。これは先天性の冠状動脈性心疾患(CHD)で生まれた子供に与えられる特別なテディベアであることを意味する。幸いにも、エゼキエル君は健康な状態で生まれたが、このテディベアは誕生のお祝いにと一家の友人からプレゼントされたものだった。
エゼキエル君は生まれてからずっとこのテディベアと一緒に毎日眠るほど、とても大切にな存在だった。
空港で無事に再会したテディベアとエゼキエル君を祝って、ブライアン・ドランジク空港長は次のように述べた。Update: Thank you all so much! We found the owner and we are working out the details for their reunion! Stay tuned! pic.twitter.com/EgZSzXRJ9z
— MKE - Milwaukee Airport (@MitchellAirport) February 9, 2022
どんなことにも真摯に対応することの大切さを実感しました。こうした瞬間を共有できることを光栄に思っています。このような瞬間をわかちあうことが、私たちが故郷の空港をサポートする理由です。
エゼキエル君の父デイヴィッドさんも、このように話している。
息子にとって、このテディベアは本当に大切なものです。SNSでこのテディベアのことが多くの人にシェアされていたことを知り、驚きました。妻は動画を見つけた瞬間、椅子から飛び降りてしまったほどです。written by Scarlet / edited by parumo
SNSの力がなければ、息子はテディベアを取り戻すことはできなかったでしょう。この1件に関わってくださったSNSユーザーの皆さんや空港と航空会社職員の皆さんには、とても感謝しています。
あわせて読みたい





コメント
1. 匿名処理班
大人が簡単に取れないであろう高さまで投げるってなかなかね。置いて行かなきゃならなかった時はすごくショックだったと思う。きっとこれからはもっと大切に扱うだろうね。
2. 匿名処理班
結果的に美談っぽくなってるけど、ぶん投げて遊ぶなんて大切に扱って無いように感じるし、親もそんな事してたら注意しないとダメだと思う。
3. 匿名処理班
※2
あなたは5歳男児を制御できるのか。すごいね。
思い出せば思い出すほどアレは別の生き物だった...(中学生の今は今で順調にアホ男子道突き進んでるけど
4. 匿名処理班
※2
たしかに見つからなかった方が教育上良かった気がしないでもない
5. 匿名処理班
なんで健康体の赤ちゃんにそんな特別な意味を持つヌイグルミを贈ったのか謎。
6. 匿名処理班
※2
>ぶん投げて遊ぶなんて大切に扱って無いように感じる
それはあなたが大人だからそう感じるだけよ
7. 匿名処理班
>>6
大人なんかじゃない。
他人にケチつけるしか脳のない虫けらだ
8. 匿名処理班
>>4
ロクな教育受けてないやつほど教育を引き合いにだすよな
9. 匿名処理班
>>2
お前が俺の知り合いでなかったことを神に感謝するよ。そうでなきゃ俺までキチガイ扱いされちまうからな
10. 匿名処理班
まあこれに懲りてお友達をぶん投げないようにな!