
しかし、イタリアには世界最大にして最古といわれる白い牛、「キアニーナ」という品種が存在する。その大きさは1.6トン、体高は2メートルを超えることも珍しくないという。
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Italian Chianina Bull - Toro Chianino
世界最大で最古の牛、キアニーナ
本来、イタリアのヴァルディキアナ地方で飼育されていたというキアニーナは、少なくとも2200年の歴史を持つ世界最古で最大の牛の品種だ。この品種の最も顕著な特徴は、筋骨隆々としたその巨体だ。
機械化が始まるまで、イタリアではキアニーナは農業力の主な源となっており、トスカーナやラツィオ、ウンブリアの各地で重い荷物を運ぶ家畜として、やがては食肉用として何世紀にもわたり飼育され続けてきた。
イタリアでは、今日も伝統的で宗教的な催しの一部に、キアニーナを使用している地域もあるという。
その巨大さで、ギネス世界記録に
キアニーナは、最も体高があり、最も重い品種の牛として知られている。平均でメスは体高1.6メートル、体重1トン、オスは体高1.8メートル、体重1.2トンだが、オスの場合体高2メートル、体重1.6トンを超えることも珍しくない。
2010年には、去勢したオス牛のベリーノが体高2.3メートルm、体重1.7トンでギネス世界記録に認定された。
ベリーノは2014年に死んだが、飼い主のマッシーモ・ドニンさんは、ベリーノの記録を破る可能性がある別のキアニーナを既に飼育していることを明かしていた。
もう1頭のドネットも、最も重い雄牛として世界記録を保持している。
その記録は1955年に遡るが、ドネットの体重は1740kgまたは1780kgと報告されており、ベリーノよりも重い。
高品質の肉を高収量で生産
今日では、キアニーナは主に食肉用として飼育されている。1日あたり2kgを超えるスピードで成長し、高品質の牛肉を高収量で生産することから、「ミートマシン」と呼ばれているようだ。
キアニーナは、第二次世界大戦以降は国際的な品種として知られるようになり、北米、南米、ロシア、アジア諸国など世界中の国にその肉が輸出されているという。
Toro Chianina
written by Scarlet / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
じゃあ、とりあえず君が中に入ってみせてくれ
2. 匿名処理班
み、ミートマシン…なんて業の深い名付けを…。
まあ男の医者が女の裸見ても治療行為としか見れないように
畜産やってる人も、いくら動物とはいえ家畜は結局のところ肉の原料にしか見えないのかもね
3. 匿名処理班
日本は肉の味落ちていいから肉を安くするために
色々な品種試して欲しい。ウルグアイ産とか
グラム100円以下だよ。日本の牛肉の値段って
高すぎる。100グラムの値段でディズニーランド
行けるじゃん。ペアで。
4. 匿名処理班
強そう
5. 匿名処理班
かわいい顔してる
鼻イテテってなる
6. 匿名処理班
神々しい・・・
でもおいしそう・・・・
7. 匿名処理班
でっかいなぁ!?
普通のホルですら想像よりデカくてビビったのにこれじゃもはや重種馬並みじゃないか
8. 匿名処理班
ωでっかい
9. 匿名処理班
少しでも長く寿命を全うできますように。
10. 匿名処理班
ゴハン代めっちゃかかりそう
十分な飼料を用意出来ない場合は
盗まれないように牧童に見張りをさせて
河原にでも放して草を食べさせればいいんだろうか
11. 匿名処理班
こ、これは…反乱起こされたらどうにも出来んな…
12. 匿名処理班
>>3
グラム100円だったらキロで10万円だよな。
13. 匿名処理班
エウロペをさらった牡牛(中身はゼウス)を思い出した
14. 匿名処理班
でかあぁぁい!
説明不要!
15. 匿名処理班
※3
ならウルグアイ産を買えばいいのでは…
16. 匿名処理班
僧帽筋やばぁ
17. 匿名処理班
古代遺跡の壁画や壺や彫刻の牛がちょうどこんな感じ
最古の牛というのも納得
18. 匿名処理班
牛乳を飲んでみたいなあ。
19. 匿名処理班
>>3
安い外国産の肉があるんだから味を落としてまで国産の値段を下げなくていいよ
多少高くても美味しい方がいい
20. 匿名処理班
ミノアの白い牛!
21. 匿名処理班
そりゃパシパエも惚れるわ
22. 匿名処理班
こんなのと獣☆してミノタウロスを産んだのか……
23. 匿名処理班
1日2キロg太るなんて何をどれだけ食べるんだろうか?
24. 匿名処理班
>>1
昔そういう処刑に使う青銅の牛があったらしいね。