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海外の離婚を専門に扱う弁護士が遭遇した奇妙な12の案件

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(著) (編集)

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 離婚は、当事者にしかわからない理由があるとはいえ、裁判になると時間も費用もかかるし心身ともに疲弊する。また、弁護士にとっては当事者双方の主張を尊重しなければならず、なかなか厄介なプロセスだろう。

 海外掲示板で「離婚弁護士に質問します。これまで扱った案件で印象に残るものは何ですか?」というスレッドが立てられた。そこに集まった弁護士からの投稿は、奇妙で興味深いものだった。

1.カクテルグラスと熊手の財産分与で揉めた熟年離婚

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私は20年以上離婚弁護士をしており、事務所の扱った離婚調停内容の全てを見たと言っていいだろう。

ある時、35年以上連れ添ったという妻と離婚した夫が依頼してきた案件を手掛けた。 彼らは60代後半だった。

調停で、彼らは約50万ドルもの資産を分割するのに費やした時間は30分ほど。だがその後、ニューオリンズのカクテル店「パットオブライエン(Pat O’Brien’s)」の2つのハリケーングラスと、熊手(庭の掃除に使われる農具)をどちらが持つかの戦いに彼らは2時間半もの時間を費やしたのだ。

調停人:「彼女は本当にその熊手を望んでいます。それは彼女の父親からの贈り物でした。」

夫:「何言ってやがるんだ、あのB *** H(クソアマ)!それは、2年前にホームデポで買ったやつじゃないか!」

 カクテルグラスと熊手で揉めたため、彼は弁護士費用として1,000ドル(約10万円)以上も費やした。結局調停で和解した2人だが、離婚した3ヶ月後に再婚したよ。

2.夫婦とも子供を引き取ることを望まなかったケース

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私の同僚弁護士は、お金の問題ではなく、子供たちが問題だったケースを処理した経験がある。離婚したがっていた夫婦は、どちらも子供を引き取ることを望んでいなかったんだ。

3.ポケモンGO離婚

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私たちに依頼してきた男性は、自分の妻が浮気をしていると思い離婚を切り出した。しかし実際には、彼の妻はポケモンGOに夢中になっていて、夜に何時間も車で外出してはゲームに興じていただけだってことがわかったんだ。

それでも、彼らは結局離婚したよ。

4.猫の飼い方を巡って離婚

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自分はパラリーガル(弁護士の業務補助)なんだけど、猫を巡って離婚した夫婦の件を知っているよ。

妻は、白いフワフワの毛の飼い猫を「スノーボール」と呼んで、ウェットフード鶏の胸肉だけを食べさせたかったんだけど、夫はその猫を「リリー」と呼んでドライフードだけを与えるべきだと主張していたんだ。

彼らは、猫の監護権について1年間もそうやって互いの主張を続け、折り合いがつかずに離婚。6歳と4歳と15か月の彼らの3人の子供のことなど一切口にも出さなかったよ。

5.夫のわからない言語で悪口がバレて離婚

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私の友人が離婚した原因は言葉だった。彼の元妻はスペイン人で、彼女の家族もスペイン人なのに、家族がやって来た時には彼女らはフランス語で会話をしていたんだ。

彼女の家族はスペイン語、英語、フランス語を話せたんだけど、彼はスペイン語と英語しか話せなかった。

夫との結婚生活に飽きていた彼女は、自分の家族の前で、彼には理解できないフランス語で彼の悪口を言っていたのさ。ある日、夫がその会話を録音して翻訳したら、それが発覚したってわけだよ。

6.犬の飼い方で将来に絶望して離婚

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離婚弁護士のパラリーガルとして働いていたんだけど、結婚して2年になるという夫婦が離婚した。

妻は、夫が飼い犬に餌をやり過ぎて太らせてしまったのが許せなかったんだ。どうやら彼女は、その犬を見て将来子供が生まれたら、この夫のもとではダメだと察したようだよ。

7.冷蔵庫にあった食料品の財産分与に費やした弁護料が11万円

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私のケースでは、夫婦のどちらが冷蔵庫に残っている食料品を所有するかを決めるのに2時間かかったよ。

食料品の推定価格はは約40ドル(約4400円)だったんだけど、私を雇った時間は2時間、相手の弁護士に費やされた時間および調停人の時間は、費用にすると合計で約1,000ドル(約11万円)になったね。

特に、コストコやサムズクラブサイズのピーナッツバターの所有争いに時間がかかったんだ。(というか、ピーナッツバターをなぜ冷蔵庫に保管する!?)

8.高校時代の恋人が離婚したと聞いて、自分も離婚を決意した男性

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46年の結婚生活に終止符を打った男性がいるんだけど、その理由が彼の高校時代のガールフレンドが独身に戻ったって聞いたからなんだ。

その後、彼の離婚が確定した同日に、昔の恋人と再婚したことを聞いたよ。

9.3Pのとんだ結末

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過去にこんな離婚ケースがあった。ある1組の夫婦が友人女性と3Pを始めたんだ。そしたら2人ともその女性に真剣に恋をしてしまって、互いに隠れて会うようになったんだ。

だけど、ある日夫が女性を妊娠させたことが発覚して、全てが終わったね。

10.犬が夫に懐き過ぎたから離婚

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家族法を専門とする友人から聞いた話なんだけど、妻が夫に離婚を申し出たの。その理由っていうのが驚きよ。

夫は妻が仕事で外出中、飼い犬たちをいつも散歩に連れていってあげていたの。夫はもちろん悪気なくしていたことなのよ。

でも、犬たちはいつも散歩に連れて行ってくれる夫に懐くようになって、長い1日の仕事に疲れて帰宅した妻に見向きもしなくなったそうよ。だから離婚を決意したんだって。

11.ユニークな息子の名前をつけた責任は?

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私の顧客にはSnoopFrog(スヌープフロッグ)と名付けられ息子がいるのだが、双方の親が親権を望んでいない。

12.胸毛は70年代の離婚原因?

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私の父は離婚弁護士でした。当時、彼には2つの理由で夫と離婚したがっていたクライアントの女性がいました。

その理由1:夫の胸は毛深くなかった。
その理由2:夫の運転スピードが十分な速さじゃなかった。

これは、男性の胸毛の存在が女性にはかなり重要視されていた70年代だったことがポイントです。

written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 37件

コメントを書く

  1. 色々なきっかけが積み重なって離婚するんだろうな。
    熊手も、別にそれ自体へのこだわりというよりは、
    単に、むかつく相手の思い通りの展開になるのが嫌だったとか。
    感情の抑えが効かなくなると話し合いも難しくなるね。

    • +18
  2. >事務所の熱かった
    「扱った」ですねおそらく

    • +2
  3. >そしたら2人ともその女性に真剣に恋をしてしまって
    どんだけ魅力的な女性なのw

    • +14
  4. 離婚弁護士といえば天海祐希(力説)

    ふつくしい・・・・(´∀`*)

    • 評価
  5. 確かに犬を太らせる夫とは一緒に子供を育てたくないな

    • +21
    1. >>5
      子供に対しても【可愛いから】と甘やかし、【可哀想】と無制限にオヤツを食べさせたりしそう

      • +3
    2. ※5
      ただ、「太る」の度合いにもよるんだよなあ…
      明らかに健康を害してるくらい与えるのもだめなんだけど、ペットや子供に与えるおやつ量ってどうも極端に与えすぎるか、それとも極端に与え無さすぎるかが大半を占めてて
      適正な量を与えて体型バランスを調節するって正しくできてるのは凄い少数派
      子供やペットの体質、運動量、環境ストレス、おやつ以外での普段の食事をちゃんと食べてくれてるかどうかで千差万別だから与える量に正解や固定のテンプレートがないし
      太ってるか痩せてるかの感覚も割りと人によってズレがある
      適正体重だと思って育ててたら栄養失調状態で虐待で逮捕されたなんて例もたまにあるくらいで…
      一般認識でいう適正体重って実際より痩せ気味なのが実態ってのも20年以上前から言われ続けてるのになかなか認識改められないし
      この認識のズレが夫婦にあることによる離婚問題って結構地味に多いらしいよ

      • -2
  6. どの組の夫婦も積もり積もったものがあっただろうし
    離婚の原因なんて最後のきっかけでしかないからなぁ

    • +13
  7. ペットの扱いを見て子育てに不安を抱くってのは
    よくあるとは言わんけど珍しい話でもないんじゃないかな

    • +19
  8. 12.はショーン・コネリーを思い出させた。
    いや、他にも胸毛さんはいるんだが…

    • +5
  9. 犬の扱いで離婚は多分きっかけの一つだろうね
    私も覚えがあるけど、料理中に猫達がカウンターに乗って危ないからちょっと見といて、って当時の夫に頼んだのに、ものの30秒もしないうちにまたカウンターに乗って来たことがある。びっくりしてカウンターから覗いたら、元夫は座ってスマホガン見しながら虚空に猫じゃらし振ってた。
    その時に子供相手でもこうなんだろうなってドン引きして、離婚原因の一つになったよ。

    あとドライとウェットで争った夫婦はどっちも極端すぎる。両方あげるのがベストだわ。

    • +29
  10. 10万円掛けた夫婦喧嘩が一番ほっこりした(白目)

    • +2
    1. >>12
      まったくだ
      少しも愛してないくせに、無責任に子作りする親が、どこにでもいるんだね。

      • +5
  11. 最初の案件は、旦那の言い分が事実なら奥さん認知が入ってたんじゃないかな?
    すくに再婚したのもそれが判明して、奥さんを介護しようと決意した…とかならいいんだけど

    それはそうと、子供絡みの案件がどれも胸糞すぎる
    ドキュソネームの子も猫以下にされてる子たちも、父母のどちらに引き取られても幸せになれなそう…

    • +6
  12. 事情は人それぞれ 他人の目からは些細な事に見えても当人にとっては深刻、というのはよくある話だが、10番の夫は悪意がない分気の毒に思う

    • +8
  13. 物の価値って人それぞれなんだな・・・高いピーナッツバターだ

    • +3
  14. というか、ピーナッツバターをなぜ冷蔵庫に保管する!?

    冷蔵庫で保存する物じゃないの?

    • +8
    1. ※17
      欧米だと日本と湿度や気温が違う土地が多いからピーナツバターも普通のバターやジャムも溶けたりカビたりしづらくて、冷蔵庫に入れずに戸棚やなんかで保管するのが一般的みたいだよ
      (近年は気候も変わってきてるからまた違ってきてるかもしれないけど。あとアメリカだと全館空調で室温や湿度が一年中そこまで変わらないっていうのもあるんじゃないかな)

      • +7
    2. ※17
      高温多湿で室内がムワッと菌の培養に適した日本では要冷蔵だが、
      海外だと、バターなんかでも
      マーガリン容器みたいな四角いバターボックスに入れて
      テーブルに常置 って習慣の所はわりとあるそうだし、
      ピーナッツバターも、冷やして油脂が固くならないように
      適度に柔らかい状態で常温保管するのが普通の土地なのかも?

      • +5
  15. 何人かかわいそうな子供たちがいるよね
    子供には罪がないのにね

    • +12
  16. 「夫の運転スピードが十分な速さじゃなかった。」

    勝手に夜の意訳をした私をお許しください

    • +9
  17. >>結局調停で和解した2人だが、離婚した3ヶ月後に再婚したよ。

    まあ、生涯の伴侶とわかっちゃったんだろうな

    • +6
  18. 自覚のない頭の悪い馬鹿が結婚なんてするからこんなことなるんだよな😂😂😂子供は施設で暮らしたのかな😱😱😱どんな人生を歩むのだろう😭😭😭

    • -10
  19. 4の旦那が付けた「リリー」って元カノの
    名前だったりして…

    • +1
  20. 「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである」てやつかな。

    • +15
  21. どちらも子供を引き取ることを望んでいないっていうのはほんと笑えないわ…

    • +12
  22. ところで、友人が受け持った案件の話をしてる人が何人かいるね
    同じ業界内ってのもありうるけど、自分の案件の内容を誰かに話しちゃうのはマズくない?

    • 評価
    1. ※27
      守秘義務の範囲の解釈の問題だろうね。
      調停の場合はどうかわからないけど、おそらくどの州でも公判記録に残るようなものは裁判内容の記録は誰でも閲覧できるしロースクールの学生がそれを使ってケーススタディしたりするから、裁判になって結審したものは話してもいいのかも。
      すべてこれまでの経験でということなので係争中のは当然書いてないだろうし。

      • +4
  23. 11の男の子がまともな家の養子にでもなって本人が望む名前で呼ばれていたらいいなあ

    • +11
  24. 半分くらいはそんな奇妙でもないんでは

    「私の同僚弁護士は、お金の問題ではなく、子供たちが問題だったケースを処理した経験がある。離婚したがっていた夫婦は、どちらも子供を引き取ることを望んでいなかったんだ。」

    たとえば、これとか子供の素行が非常に悪くてそれも離婚の一因になってるようなケースだと押し付け合いになるのは日本の離婚でも珍しくない

    • +8
  25. ちょっと前のカラパイアの記事で「猫嫌いの彼氏が飼いネコに暴言を吐いて出て行けと言った」なんて記事もあった。コメントにもあったけど、ペットの扱いは人間への縮図だから「そんな程度で」と軽く言えないんだよな。

    • +8
  26. 数日前、猫嫌いの彼氏と揉めた女性の記事のコメント欄が白熱していたように、ペットが原因の不和というのは案外多そうだな

    • +3
  27. 猫の件で困っているなら弁護士の前にジャクソン・ギャラクシーを呼ぼう!

    • 評価
  28. 名前とか出てるけど守秘義務は?!

    • 評価

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