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人におびえながら路上をさまよっていた野良猫にすこしずつ距離を縮め、ゆっくりと絆を結び家族に迎え入れるまでの物語

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(著) (編集)

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image credit:greycatsophie/Instagram
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 母親とはぐれたのか、捨てられたのか、1匹の猫が鳴き声をあげながら路上をさまよっていた。

 人に怯え、警戒心の強い猫をなんとかして守ってあげようと、1人の女性は遠くから餌を与え始めた。辛抱強く女性は猫を見守り続けた。

 ゆっくりと時間をかけて距離を縮めていった女性に心を開くようになった猫。女性はこの子猫を家族に迎え入れた。今ではぴったりと寄り添うことが大好きな猫に変身したという。

Gigi the kitten

路上を1匹でさまよっていた猫

 東欧ボスニア・ヘルツェゴビナのトゥズラ近郊の路上で、薬学生のアシャさんが路上で迷い猫を発見したのは、去年の冬が来る前のことだった。

 自身も猫を飼っている猫好きのアシャさんは、その猫がいつも大声で鳴いて、路上をさまよい歩いていることに気付いた。

 しかし、通行人がすこしでも近寄ろうとすると、猫は強い警戒心を露わにして猛ダッシュで逃げ出した。

 猫が、人や景色、騒音など、目や耳に飛び込んでくる全ての大きなものに恐れをいだいているのは明らかだった。

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image credit: youtube

ゆっくりと、時間をかけて猫との距離を縮めていく女性

 もうすぐ寒い冬がやってくる。小さな体でたった1匹で毎日を過ごしている孤独な猫はこのままでは生き延びられないかもしれない。

 そう思ったアシャさんは、なんとかして助けてやろうと、外階段から上がってくることができる自宅バルコニーに餌を置き始めた。

 アシャさんは猫をジジと名付け、辛抱強く餌を食べに来るのを待った。バルコニーには、餌と水、そして“一時避難所”として段ボールで作った寝床を置いた。

 すると、ジジはアシャさんが置いた餌を食べに来た。よほど空腹だったのか、どれだけ食べてももっと欲しそうな姿を見せた。

 アシャさんがゆっくりと近寄ると、ジジは威嚇の声をあげた。だがそれは、怯えているからであり、アシャさんを攻撃しようとすることは一度もなかったという。

 それから数週間かけて、アシャさんはジジが心を開いてくれるよう、ゆっくりと、根気強く、遠くから様子を見守り続けた。

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image credit: youtube

餌を与えながらやさしく撫でることで、撫でることは愛情を表現しているんだということを教えようとしました。

最初、ジジは撫でられてとても困惑していた様子でしたが、次第に慣れてくるようになりました。(アシャさん)

ついに心を開いたジジ、アシャさんの飼い猫に

 アシャさんのまっすぐな愛情は、ジジにしっかりと伝わったようだ。ついにジジはアシャさんに心を開いた。その途端、ジジの態度は急変した。

 ジジは、アシャさんにぴったりと寄り添い、後ろ脚で立ち上がって喉をゴロゴロ鳴らしながら頭を摺り寄せるようにしてくるようになった。アシャさんによると、それがジジの大好きな「撫でて」ポーズなのだそうだ。

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image credit: youtube

 アシャさんは、なついてくれるようになったジジを飼うことに決めた。早速獣医院に連れて行き、必要な検査をしてもらい、避妊手術も行った。

 現在、生後8か月になるというジジは、幸せに暮らしている。

いつもジジは、ハグやキスを私にしようとしてくれるんです。きっとそれが、ジジの私への感謝の気持ちの示し方なのでしょう。とっても遊び心があるかわいい猫です。

私をハッピーにしてくれるし、愛されているんだと感じさせてくれる存在です。ジジが私を飼い主に選んでくれてよかったと心から思っています。(アシャさん)

 アシャさんのインスタグラムアカウント『greycatsophie』では、飼い猫ソフィーとジジの日常の様子がシェアされている。

written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 17件

コメントを書く

  1. ジジさんが、アシャの調教に成功したお話でした。めでたしめでたし。

    • -8
  2. 現実は交通事故死や虐待等の危険があり、手遅れにならない様に一刻を争う。
    信頼出来る愛護団体・保護猫カフェ・シェルター・猫ボランティア等に相談を。

    • -11
    1. ※2
      愛護団体などに押し付けて終わった気になる人は子どもと同じ
      現実は手間もお金もかかるしスペースも必要
      もちろん愛護団体などの手が必要なケースもあるけど
      誰にも迷惑をかけていないこの記事で書くことは的外れ

      • +9
      1. ※7
        別に2はそういうつもりで書いたわけじゃないだろうし、噛みつきすぎじゃないの。

        • -11
        1. >別に2はそういうつもりで書いたわけじゃないだろうし

          ※10がそう思ったからって他人がその意を汲むのは無理だなぁ
          もちろん今回だけじゃなくこれからもずっと

          • +6
        2. >>10
          個人的には2の書き込みはなんかイラッとしたけどな。的外れな感じは俺も受けた。愛護団体だろうが、逃げる猫を捕まえるのは厳しいし、こうやって少しずつ餌付けするしかないのでは?と思う。出来ることを精一杯やった人に砂かけるような発言だと思うよ。

          • +3
          1. >>14
            餌付けしつつ連絡もしてみましょうって感じが好ましいね。この人は飼う覚悟でやったんだろうし、日に日に距離を縮めてくれたから連絡の必要はないと判断しただけかもしれんし。

            • 評価
  3. まぁだいたい餌付けすりゃそのうち寄ってくる
    実際は餌付けしないのに寄ってくる猫ばっかだけど
    捨て猫多すぎだわ・・・去勢費用こっち持ちだし大変

    • +8
    1. ※3
      あなたに良いことが起きます様に
      そしてかわいそうな猫がいなくなります様に

      • +5
    2. >>3
      野良や保護犬猫の避妊手術代は免除してくれる自治体あるけど、これ国が賄ってくれれば全国的にもっと保護される野良が増えると思うんよな。

      • 評価
  4. ソックス履いたかわいこさん。
    末永くお幸せに!!

    • +17
  5. ジジちゃんが大切に愛されてることがわかる動画で幸せな気持ちになれました。

    ジジちゃんもアシャさんもずっとずっと幸せに過ごせますように!

    • +22
  6. 嬉しそうに海老反りしてかわいいね。
    飼い主さんの愛が伝わってよかった!

    • +20
  7. ナデナデを最大限満喫したいという気持ちが溢れまくったポーズ、いいと思います

    • +15
  8. ねこ「人間を翻弄させることのできる猫が実は生物界の頂点にゃんだ」

    • 評価
  9. 餌だけ貰って、撫でさせない食い逃げ野良の方が多い
    本当に愛情を求めてたんだと思う

    • +4
    1. >>13
      まだ子猫なのが幸いしたってのもあるんじゃないかな。成猫はほんとに食い逃げで生きてけるってわかってるし、野良でコロニー作ってたりしたら寂しくもないし。

      • +1

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