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チベットの小さな島にポツンと一軒寺。そこで暮らす1人の僧侶

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(著) (編集)

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 アイスランドの孤島にポツンと一軒家など、人里離れた場所に建物がある風景にはRPGめいたロマンをついつい抱いてしまう。チベットの聖なる湖に囲まれた小さな島にあるリトゥオ寺院もその1つだ。

 蒼く美しい湖水で知られるヤムドク湖。その広大な湖は標高およそ4400mにあるチベットの三大聖湖の一つだが、その北岸の小さな半島にそれはある。

 700年以上の歴史があるにもかかわらず、アクセスの悪さから訪問者が限られているが、そこには僧侶が1人で暮らしているという。

The loneliest temple in Tibet: Daycare Temple

チベットの聖湖にポツンとあるリトゥオ寺院

 リトゥオ寺院(日托寺)は、中国チベット自治区山南市ナンカルツェ県のヤムドク湖に囲まれた小さなお寺だ。標高4441mに位置する広大な湖に細く突き出た細い道、その先の出島のような岩山の上にポツンと建っている。

 チベット語で「山頂の岩」を意味する名がついたリトゥオ寺院は、700年以上の歴史があるにもかかわらずチベットで最も孤独な寺院とも呼ばれている。

 一方同じくチベット語で「トルコ石の湖」を意味するヤムドク湖は、チベットの三大聖湖として有名で、その名の通り蒼い湖水を見に来る観光客も多いという。

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image credit:japanese

 だが、たいていの人は雄大な湖を眺めるツアーで満足し、さらに辺鄙なリトゥオ寺院まで足を延ばす者はごくまれだ。そのためこの寺院は知る人ぞ知るチベットの秘宝の1つになっている。

まるで夢のよう!絶景が待っている特別な寺院

 見てのとおり神聖な湖に抱かれたリトゥオ寺院がある場所は限りなく孤島に近く、細くつながる大陸周辺にも街らしきものがない。

 しかしこの寺院に惹かれてきた少数の人々は、美しい湖が360度見渡せる絶景や非日常的な体験、夢のように穏やかな時間や静けさについて語っている。

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image credit:japanese

 見晴らしの良い寺院に立つと、高地をのびのび駆け回るチルー(チベットカモシカ)や湖水を泳ぐインドガンの群れを眺めることができる。

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image credit:japanese

 そして夜には満点の星空が湖面に映り込み、おとぎ話のような空間を堪能できるという。

 ほかのどこでもない特別な寺院ならではの貴重な体験談は、世界の秘境や絶境を愛する人の間で共有されている。

たった1人の住人。病を治す岩を祀る僧侶

 リトゥオ寺院の名はそこに祀られている岩にちなんだものだという。何世紀にもわたり祀られているその岩はすべての病を治す力を宿すという。

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 そして驚くべきことにこの寺院は住人がおり、アファン・ピンチョという名の僧侶が一人静かに暮らしている。

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 彼の一日は、湖の下流から寺院まで水を運び、経を唱え、瞑想するという日課に費やされている。

 アファンは、何世紀にもわたって続くリトゥオ寺院を見守る仕事を継いだ孤独な僧侶のうちの一人で、彼が死んだ場合はまた別の誰かがここを引き継ぐことになってるそうだ。

 遠隔地でたった一人、淡々と過ごすのもまた修行なのかもしれないが、彼は自身の篤い信仰心に支えられ特殊な力をもつ岩を守り続けている。

 酸素が薄い高地のうえにかなりの遠隔地にあるリトゥオ寺院。いくらみごとな絶景があるとわかっていても二の足を踏む人が多いのも納得だが、だからこそチベットの秘宝として語り継がれてゆくのだろう。

References: odditycentral / China.org.cn

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この記事へのコメント 29件

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  1. こういう状況を考えるとまず 食料調達とか生活用品買いに行くの大変そうやなぁ…とまず最初に思ってしまう。そもそも資金は?とかさ。 素敵なところなんやろうけどさ。

    • +14
    1. >>1
      最後の動画に最寄りの町から100マイル(160km)離れていると書かれていますね。チベット仏教の寺院ですが托鉢も無理そう。届けてくれる人がいるのでしょうか。

      • +2
  2. 人里離れたところに一人でも、確固とした与えられた役割があってそれに意味があると思えるなら充実した暮らしと言えるのかもしれないな。

    • +17
  3. 希薄な澄んだ空気、人里から離れた環境、眼前には湖を望む眺望…
    悟りを開くには最適の寺だろう

    • +8
  4. チチカカ湖が都市部のゴミと排水、バイカル湖が工場廃水で汚染されていることを考えて心配したが、ヤムドク湖は生態環境保護プロジェクトを受けて周辺環境が良化してると知って安心した。

    • +13
  5. でも実はぷよぷよ世界チャンピオンとかだったら面白いのに

    • -5
  6. RPGで到着までがめんどくさいタイプの寺院

    • +7
  7. グランバニア王の娘と息子が
    石化された両親を助けるために
    杖をもらいにいった場所だな。

    • 評価
  8. どういうことに喜びを感じる生活なのだろうか

    • +2
  9. いつどうやって建てたのかということには興味があるわな。

    • 評価
  10. 生活費は本山の寺から支給されてるのかな?

    いくら聖職者とはいえ、霞を食べて生きてる訳ではないし、自分で車を運転して街まで買い物に行ったりするんだろうか?

    仏家の方がカモシカ狩って食したりはしないだろうし、

    それより孤独死がいちばん心配だ。

    • +6
    1. ※16
      この寺院じゃないけど別の僻地にある寺院では食事を提供してくれる人がいたよ。
      わざわざ遠くから食事を無償で届けてくれる。
      厳しい修行を積む僧侶を助けることが徳に繋がるという考えがあるらしい。

      • +11
  11. 植物がほとんど生えていないのは高地以外の理由がありそうな・・

    • -1
  12. 日本の生臭坊主と違って本当に徳が高そう

    • +5
  13. 古い言い伝えを教えてくれるんだけど、レアアイテムは無い。棚とか壺を調べるとしょぼい回復アイテムがある。ストーリー上ここは行かなくてもいいので星2にしました。

    • -8
  14. そういやスカイリムでも、すごい僻地にある寺院に食料を届けるクエストがあったな。

    • +1
  15. 食料の心配さえなければ、後継者になりたい。ネット環境も嫌なのよー。

    • +1
  16. ここに一人で住んで寺院を守るのも相当辛い修行だと思うけど、
    その僧侶一人のために食料やらなんやら届けに通う人も大概きっつい修行だよな。
    燃料にする薪造るにも木一本見渡す限り生えてないし寒くて死にそう。

    • +3
  17. 宗教雨が認められていない国で、どうやって生きているんだろう?

    • 評価
    1. ※28
      中国で宗教が認められてなかったのなんて文革の時期ぐらいなんだがなに言ってんだこいつ。まあもちろん共産党に従うという前提の上ではあるので、従わないキリスト教なんかは弾圧されてるわけだが。

      • 評価

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