
ファグラダルスフィヤル火山が噴火したのは実に900年ぶりで、多くの見物人や研究者がそれを見に押し寄せた。ドローンを使って、ドクドクと流れ出す真っ赤なマグマの様子を撮影した動画はいくつも公開され、その臨場感あふれる自然の驚異に圧倒される人が続出している。
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Into the crater!
危険性が低いから間近でみれる?900年ぶりに活火山が噴火
この映像はアイスランドのドローンパイロット、ビョルン・スタインベックが首都レイキャビクの西約40キロメートルに位置する活火山、ファグラダルスフィヤルの噴火をとらえたもの。

ただ幸いにも、現時点での噴火は小さく危険性は低いとみられている。そこで現地には流れる溶岩を一目見ようと多くの人が訪れ、畏敬の念を抱かせる光景を世界に発信している。
もはや現地は観光地!溶岩でソーセージを焼く人も
この噴火についてアイスランド気象庁(IMO)は「噴火は小規模とみられ、噴火口の長さは約500〜700メートル、溶岩の大きさは1平方キロメートル未満です」と述べている。アイスランドの写真家ベンジャミン・ハードマンのインスタより
21日時点で上空からの火山の様子
刻々と変化する溶岩の中には青く見える部分もあるという
さらなる現地の状況については以下の映像が参考になりそうだ。実はこの火山、もはや観光地と化しており、噴火を目あてにハイキングで来た人が大勢押し寄せている。
にしても近すぎやしないか?
夜まで歩き回って低体温症で救助された観光客もいたらしいSpectaculair beeld van de wand van de grootste krater die instort onder het eigen gewicht en de drukkende lava. Iets als dit gebeurde in 2018 met Anak Krakatau onder de zeespiegel in het groot, waarna een totaal onverwachte minitsunami ±220 mensen doodde. https://t.co/mtX09apOmP pic.twitter.com/2qwB2OsO2x
— Sam (@samgerrits) March 21, 2021
さらに溶岩でマシュマロやソーセージを焼いたり、フライパン持参で目玉焼きを焼く猛者なども現れているという。Meer dan 140 @Landsbjorg-reddingswerkers moesten vannacht >40 IJslanders uit het #eruptie-gebied op #Reykjanes redden. Ze waren verdwaald in het donker, uitgeput en onderkoeld. In dit filmpje van gisteren is het nog 1 groot feest.✌️✌️ terwijl de #Landsbjorg zich zorgen maakt... pic.twitter.com/Dy7PkRyQRK
— Sam (@samgerrits) March 22, 2021
Scientists use lava to cook hot dogs in Iceland
なおメディアによると、噴火は目下制御下にあるという。今のところ火山灰なども降ってないが、有害な火山性ガスの恐れから風下の住民は窓を閉めてるそうだ。
てか、いくら小さい噴火といっても近寄るのはちょっと怖い。なにせ相手は自然だし、ガスはもちろん突然の大噴火に巻き込まれたらとか考えちゃうな。そのへんどこまで予測してるかわからないけど思いのほか人が集まっててびっくりだ。
灼熱の溶岩に触れてしまいそう!迫力のドローン映像
一方、超絶ドローン操作で噴火をとらえたスタインベックの動画は反響を呼び、灼熱の溶岩に触れてしまいそうなアングルに視聴者がくぎ付けになっている。波乗りならぬ溶岩乗り?ドローン溶けないの?
Lava surfing!
以下は23日に公開した最新動画。溶岩がさらに拡大している
溶岩の流れをさかのぼり噴火口に向かう眺めがお気に入りの彼は、溶岩の飛沫が飛び交う空中にためらうことなくドローンを投入している。
このドローンがどれほどの熱に耐えられるかは不明だが、これほど接近できるなんてすごいや。
Crater surfing DJI FPV style!
ファンタジーな風景で名高いアイスランドを拠点に、ドローンならではの臨場感ある映像や雄大な自然の眺めをカメラにおさめるスタインベックの作品に興味がある人はスタインベックのインスタアカウントをチェックだ
References:theverge / laughingsquidなど /written by D/ edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
笑う犬の小須田部長が左遷された海外支店がこんな感じの所に建ってたよな、
などと思い出し
2. 匿名処理班
温泉沸いたレベルで集まるなよ
3. 匿名処理班
相変わらず海外の人達はワイルドだな
日本じゃ凄い批判されるだろうな
4. 匿名処理班
熱い熔岩を見に行って、低体温症で倒れるとは皮肉な。
昔むかし流れ出る熔岩を型に入れて灰皿を作ってる研究者の映像をテレビで見たの覚えてます。熔岩のプレートでお肉焼くと美味しいっていうけど、こういう機会に作るのかな。
ダイナミックな眺めは見てみたくはあるけど、やっぱり怖い。
5. じょん・すみす
日本でも、伊豆大島の噴火の際に
流れ出た溶岩の熱でスルメを焼いた、なんて話があるにはある。
米国はセントヘレンズ山大噴火の時、噴火後の火砕流の余熱で
豚の丸焼きを作った火山学者も居る事は居る。
6. 匿名処理班
ビョルン氏の動画、毎回火口の上で映像止まってるから溶岩でやられたんじゃね?ってコメント多いな
7. 匿名処理班
>>4
ああ、ありますね溶岩のお皿やプレート
遠赤外線がどうたららしいけど
しかし思ったより近いなこれ有毒ガスが無いとは言え近過ぎて驚く
ドロドロ溶岩で身近なのはハワイのキラウエア火山とか思い浮かびますけど、アイスランドも粘度も低い溶岩なんですかね
温泉多くて火と氷の溶岩島と聞いたけど、この噴火は珍しいんですねアイスランド
8. 匿名処理班
ドローンの映像がどれもコレも短すぎるってばよ…
もっとじっくりとなめるように撮影して、見せてくれ
9. 匿名処理班
※3
個人的には「私も行きたい」という方ですし、ソーセージ焼いてて「バカだなぁ(誉め言葉)」とうらやましく思います。
何かあっても、私を救助しないでいいですというくらいの責任をもって突撃するなら批判するにあたりませんが、わざわざ行ってなんかあって「助けてください」で多大な労力を使わせるのはヨロシクないように思いますわ。
そういう意味ではドローンを飛ばして撮影はいいアイデアですね。噴火口に近づけて、万一いや百一くらいで噴火に巻き込まれても「あーあ」で済みますからどんどんやっていいと思います。今回の映像はまさにドローン様様の映像があって非常に面白かったです。
10. 匿名処理班
誰も言わないだろうから代わりに言ってやる
溶岩がドロドローン!
11. 匿名処理班
羽が溶けて墜落しそう
12. 匿名処理班
※11
イカロス的な感じ。
13. 匿名処理班
※8
どれもその映像の直後に墜落してるというオチとか。
14. 匿名処理班
近くまでドローンを飛ばして撮影するにしても、少し離れた上空からアップで撮影するのでは無く、ドローンが吹き上がる溶岩の噴出口に突っ込んで行って、飛び跳ねた雫の下側を飛んでるのには驚くよ。
15. 匿名処理班
※3 ※9
実際、それで雲仙普賢岳のときは
いくら注意しても 過熱する報道合戦で
避難勧告の区域内から撮影するマスコミが後を絶たず、
いったん退避したものの見回りに戻らざるを得なくなった
(民家の電源を無断使用する輩もいた為)地元住民の消防団員や
退去を呼び掛けに行った警察官も犠牲になったからな。
16. 匿名処理班
水飴みたいで美味しそうに見えてしまう
17. 匿名処理班
>>5
三宅島は大噴火前はこんな感じで観光名所でいられるくらい、静かなブクブク溶岩だったんだよ
18.
19. 匿名処理班
で、富士山はいつ噴火するの?死火山じゃないって聞いたけど……
20. 匿名処理班
※15
そうなんだよね。
私は ※3 なんだけど、もし私が突入するなら「何があっても救助をしてくれるな」と念書を出していこうと思う←いや、そういう機会ないけどね。
本当に迷惑かけたくない。
だから、撮影のためにドローンは最高の手段だと思うのよね。当時は非常に機材が効果でそういう取材方法が取れなかったから、まさに命を賭けて撮影にいって賭けに負けた、そういうことかなと。本人はそれでいいけど、心配して巻き込まれた人は本当に不憫だと思う。これからは極限作業ロボットとかドローンとかに活躍してほしい。
21. 匿名処理班
※20
>まさに命を賭けて撮影にいって賭けに負けた、そういうことかなと。
いや、当時 現場に行ってたことがある記者らの発言からすると、
「避難勧告なんて大袈裟なw
ここが、いい画が撮れる絶好ポイントなんだよw」
「俺らマスコミには報道の自由があるんだぞ!
それを行政が規制するのは、お上の横暴だろ!」
って感じのノリだったっぽい。
22. 匿名処理班
映像はすごいけど、BGMはいらない。
23. 匿名処理班
これが本当の溶岩焼きw
24. 匿名処理班
ソーセージ直置きかよw
どえれぇ事思いつくな