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第二次世界大戦中に借りた図書館の本が82年ぶりに返却される。延滞料25万円は免除(カナダ)

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 うっかり忘れてしまいがちなのがレンタルしたものの返却だ。特にレンタルDVDはありえない金額を請求されたという話を聞くが、図書館で借りた本にも延滞料が発生する国もあるようだ。

 このほど、カナダ・ノバスコシア州の図書館で82年前に貸出された本が返却されたそうだ。1939年だから第二次世界大戦がはじまった年である。

 幸いカナダでは、図書館の本の延滞料を徴収するという制度が廃止されていたために、本来なら支払わなければならない約25万円は免除されたようだ。『CTV News』などが伝えている。

Past due by more than 82 years… Nova Scotia library welcomes back book

1939年に図書館で借りた本を屋根裏から発見

 カナダのノバスコシア州シドニーに住むジョーダン・ミュジシャンさんは、築100年になる自宅バスルームの改装中に、屋根裏から複数の古い本を見つけた。

 その中で一番古そうだった本はシドニー公立図書館から貸し出された『ドリトル先生の冒険(The Adventures of Doctor Dolittle)』で、貸出カードには1939年と記されてあった。

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 この本について、ミュジシャンさんが調べてみたところ、シドニー公立図書館は1959年に火災に遭い、今は新しい図書館が建っていることがわかった。

 82年間も貸し出した本のことが忘れられていた理由は、火災で8万冊以上の本や貸し出しカードが焼けてしまったからと見られている。

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延滞料金は25万円になっていた可能性も

 ミュジシャンさんは、長い年月この本が貸し出しのままになっていることで、延滞料金についても調べてみた。

 すると、この本が貸し出された1939年に、延滞料金制度が廃止になっているという興味深い事実も発見した。

おそらく、第一次世界大戦がはじまる年、世界恐慌の終わり頃に1人の少女がこの本を図書館から借りたのでしょう。もし、延長料金制度が今も存在していればいったいいくらになるのだろうと、ちょっと興味がわきました。(ミュジシャンさん)

 そこで、ミュジシャンさんはシドニー公立図書館があった場所に新たに建てられた同州のケープ・ブレトン図書館にこの本を持ち込んだ。

 職員のニコール・マクギボンさんは、「82年遅れで返却された本など見たことない」と驚きを口にし、このように続けた。

82年前の本は、図書館にとってとても貴重なものです。地元の小さな歴史のひとつとして、この本は同図書館に保管することにします。

仮に延滞料金が発生していたとして、1日15セントで計算すると、3000カナダドル(約25万円)ほどになるかと思います。

 ケープ・ブレトン図書館は、現在この本を借りた人物と連絡が取れるか試み中だが、なにせ82年前のこと。少女は大人の階段を上りきっているはずだ。

 ケープ・ブレトン図書館はプライバシー保護のためイニシャルのみの公表し、Facebookやインスタグラムでシェア。「1920年代生まれのV.Mさんという女性がこの本を借りました。心当たりのある方は連絡ください」と呼び掛けている。

written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 25件

コメントを書く

  1. 借りた少女がもし生きていたら100歳近くか・・・

    • +6
    1. ※1
      普通に考えると、天国への階段も登っちゃってるんじゃないかな。
      でも、できればご本人に返却されたよって知らせたい

      • +5
    1. >>3
      たぶん為替の違いを計算してると思う

      • +1
  2. 延滞されてたため、火災から免れた可能性も否定できない

    • +12
  3. うちの棚の隙間から出てきたTSUTAYAより安いじゃん

    • +1
    1. ※5
      まぁ日数にすると3万日をぎりぎり切るぐらいだから、日本円で1日あたり8円強ぐらいかな?
      国によって違うからカナダのことは調べても分からないけど、公共、大学図書館でアメリカだと1冊一日$0.25~$0.50、上限が10ドルぐらいが多いみたいだし、イギリスは£0.20~0.30、上限が£5~30みたいで、大学だとこれに引っかかると卒業できないところもあるみたいだな。
      それを見ると、あの金額でと上限なしでちょっと高いとも言えるみたいだけどな。

      • 評価
  4. 階段を登り切って次の扉の先にいるだろうよ

    • +5
  5. APEXでイライラして、この記事を読み癒された

    • -1
  6. まあ、払えないほどの額じゃないだろうけど。

    • 評価
  7. 100年前200年前に失われた(と思われた本が)今でも何処かの普通の家に眠ってると考えたらロマンあるな。案外凄い貴重な本とかもありそう

    • +3
  8. ドリトル先生シリーズ本、そんな昔からあるのに驚いた。子供の頃好きでよく読んでいたなあ。

    • +3
  9. 小学生の時分まで、図書館といえばこういう「貸し出しカード」方式だった。だんだんバーコード方式になって、今はめったに図書館なんて行かなくなったけど、最近はさらに洗練されたシステムなんだろうか?

    • +3
    1. >>14
      最近は、ICカードを貸し出し機にかざして、本は本に封入もしくは貼り付けてある電子キーを読み取って貸し出しするようになってる

      • 評価
  10. DVDの延滞料のトラブルって、まだあるんかな
    以前は、ちょいちょいニュースになったけど、元の金額以上は請求できないってことになったと思ったけど。

    • +3
  11. レンタルDVDはありえない金額を請求されたという話は多分、嘘か相当盛ってる。

    というのも、元レンタル店の店員だけど、延滞料金って製品代以上の金額って請求できないんだよ。それも買い取りみたいな感じの処理になったはず。うろ覚えだけど、てかそんな超長期延滞なんて滅多にない。年に一度あるか無いかくらい稀。

    だから延滞料金でブッ飛んだ金額請求されたみたいな話は嘘だよ。雑談を盛り上げために盛大に誇張してるだけ。 少なくともDVDはね。ビデオテープの時代は知らないけど、たぶんビデオもCDも同じだと思う。

    • +3
  12. 海外だと図書館でも延滞料金が発生するの?

    • +1
  13. ジョーダン・ミュジシャンさんが気になりすぎて検索したらマジでミュージシャンだったぜ!!

    冗談抜きで!!!

    • +7
  14. 各コメントが秀逸です。
    みなさんGOODな感性です。

    • 評価

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