
恋人を探して旅する熊 image credit:Illinois Department of Natural Resources/Facebook
恋人が欲しい。人間なら出会い系に登録したり合コンに行ったり、友人に紹介してもらったりと、様々な手段があるが、熊の場合はどうだろう?ひたすらに歩き回って探し続けるしかないようだ。アメリカに住むオスのアメリカグマは、恋人を探し求めて州から州へとさすらいの旅を続けているそうだ。
SNSで話題となったこの熊は「ブルーノ」と名付けられ、その恋の行方を応援しながら見守る人が続出中だ。
Facebookには、ブルーノの旅をそっと見守りたいメンバーたちが『Keeping Bruno Safe』というアカウントを作成し、日々移動を続けるブルーノを追跡している。『USA TODAY』などが伝えた。
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伴侶求め640km以上も旅しているブルーノ
アメリカグマのブルーノは、6月10日にウィスコンシン州からイリノイ州へ渡り、その後アイオワ州に入った。Paws Off: IDNR Reminding Locals to Leave Black Bear AloneThe message from Illinois Department of Natural Resources...
Posted by Illinois Department of Natural Resources on Tuesday, 23 June 2020
イリノイ州天然資源省(以下IDNR)によると、ブルーノは既に400マイル(約640km)以上も旅を続けているという。
ブルーノは、故郷と呼べる場所を探している可能性があります。オザーク山脈、マーク・トウェイン国有林などの地域は、クマの生息地として優れていますから、そこで良き伴侶を見つけたいと思っているのかもしれません。
イリノイ州ではクマの出現に住民ら興奮
IDNRは、6月18日にブルーノがロックアイランド郡南部に入ったことを確認している。同州パイク郡保安官局とIDNRは、渋滞を一時調整し、ブルーノが混雑した道路や州間高速道路を横断するのを手助けしたという。
6月21日には、イリノイ州北西部ヘンダーソン郡に300人を超える人々が集まり、ブルーノを観察した。Bruno the black bear made it across 72 near Barry,IL safely today pic.twitter.com/tyJNZibXl3
— Pike Co IL Sheriff (@PikeCoSheriff) June 29, 2020
しかし、これにおいては同州保全警察が注意喚起を促している。クマへの圧力が高まってしまうと、住民らが危害を加えられる可能性もあるからだ。
ブルーノがどこに移動しても、守るべきはブルーノと人間の両方の安全だ。そのため、IDNRは「決してクマに近付き過ぎないように」と住民に警告し、専門家も「野生生物は、人の周りにいることを嫌うので、最善策としてはクマと距離を置き、脱出ルートを与えることが重要」と述べている。
Facebookアカウントにはブルーノの目撃情報が次々とシェア
ブルーノは、いったいどこを目指しているのだろうか。6月30日には、ミシシッピ川を渡っている姿が捉えられ、Facebookでシェアされた。
image credit:Keeping Bruno Safe/Facebook
時に道路を、時に草原を歩いたりしている姿がシェアされている。IDNRと地元警察は、住民らの目撃情報などを基に協力し合ってモニタリング中であり、今も移動を続けているブルーノが安全に旅できるよう今後もサポートしていく予定だという。
written by Scarlet / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
このまま人を襲わず目的地に着けるといいね
2. 匿名処理班
この努力見習いたい。
3. 匿名処理班
クロクマかわえ
4. 匿名処理班
彼女を探して153里
5. 匿名処理班
クマ版「自分探しの旅」だったり?w
ドングリ詰めたバックパックを差し入れしたい。
でも、アメリカのクマ社会でブームになったら困っちゃうね。
何頭ものクマがあっちでウロウロ、こっちでウロウロw
6. 匿名処理班
無駄に人が集まってくるせいで野生の雌グマの方が離れてってると有り得そうと笑えない
7. 匿名処理班
すげえかわいい。でも話題になってるからって絶対に近づかないでほしいわ。
軽くじゃれただけでも人間は簡単に重傷を負うし、そうしたら駆除しないといけなくなる。
殺してるのはいつも人間。被害者面したらだめだ。うまく共存したい。
8. 匿名処理班
有名になると変な奴が寄ってくる
トロフィーハンターに狙われませんように・・・・
9. 匿名処理班
※4
3千里も行かないうちに、彼女に出会えますように
10. 匿名処理班
ブルーノ(ア) おまえの力を信じる
11. 匿名処理班
先日、アメリカで雌のオオカミが伴侶を求めて何キロも彷徨っていたけど死んでしまったよね
12. 匿名処理班
もうクマの女の子は諦めよう
おじさんが遊んでやるから日本に来い
13. 匿名処理班
これドキュメンタリー映画にして欲しい
ブルーノと出会えた伴熊は幸せになりそう♡
14. 匿名処理班
クマをたずねて三千里
15. 匿名処理班
変に観光目的にならずに
静かに見守ってあげたいね
16. 匿名処理班
興味持つのはわかるけど、近付こうとする人がいるの、信じられない…いろんな意味でバカすぎ
17. 匿名処理班
きょうはみんなでクマがりだ
18. 匿名処理班
※12
日本に来たらすぐ殺処分じゃない。知ってるでしょ。
いつもの事ですが、クマの扱いの違いに何だかやりきれなさを感じる。日本人てクマとの共存が出来ないのかね。発見、捕獲、殺処分。いつもこのパターン。
ブルーノいい土地と奥さん見つかると良いね。
19. 匿名処理班
海外の努力を日本人も見習うべき
イヌ、ネコの命しか大切に思えないのかと
危険という話しなら飼い犬が指かみちぎったり、殺人なんて熊以上にあるのに。熊だけ悪役にされがちだ
20. 匿名処理班
※18
野生生物の生息地と人の生息地が密接してる日本と、広大な土地のアメリカを一緒にしないほうがいい