
オーストラリアでUFO騒ぎ image credit: youtube
5月22日の夜、オーストラリア南東部の空に鮮やかな光が出現した。その光はゆっくりとした速度で燃えるように流れていたため、多くの住民が目撃し、UFOか?流れ星か?など様々な憶測が立てられた。中には、飛行機が燃えて墜落する寸前では?と案じた住民らからの緊急通報も相次いだようだが、果たしてこの光はいったい何だったのか。『Express』などが伝えている。
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Footage shows space junk lighting up the sky above south-east Australia
UFO?流星?夜空に現れた謎の流れる光
5月22日の夜、オーストラリアのビクトリア州の上空に不思議な光が出現した。州広域にわたり上空を照らしたその神秘的な光は多くの住民らによって目撃され、撮影さるとSNSでシェアされた。
#Ballarat #shootingstar #shooting #star #aliens pic.twitter.com/i0C31OIP1J
— Laurence Cashin (@laurencecashin) May 22, 2020
どのクリップも、物体が鮮やかな光を放ちながら空を横切って流れていく様子を捉えている。Spotted from our back yard in #Newham went for about 20 seconds pic.twitter.com/B6wpMW8oMA
— F#@k stuff (@AndSnore) May 22, 2020
目撃者の1人トム・トゥースさんは、燃え盛る光の痕跡を約30秒間見つめていたという。
これまでの人生の中で、一度もこんな光を見たことはありません。巨大で、飛行機が燃えながら墜落しているかのように見えました。とても非現実的な光でした。
トムさんのように、「もしや飛行機が墜落するのでは」と不安を感じた住民らは、非常事態当局へ緊急通報、州の緊急センターには一時電話が殺到したそうだ。Just saw this meteor over Creswick towards Ballarat @WINNews_Bal @ballaratcourier @3AW693 pic.twitter.com/52gtSL33CD
— Tom Toose (@ttoose) May 22, 2020
また、あるユーザーは「2020年は、コロナの次はエイリアンの侵略だ」とジョークを放ち、複数の人はこの光を「UFO」「エイリアンの宇宙船」と口にした。
この光を偶然目撃したタスマニア上院議員ピーター・ウィッシュ・ウィルソン氏も、このようにツイート。
車で帰宅中、謎の光を目撃した。車を停めて撮影したが、光は丘の後ろに流れて行った。動きがとても遅く、流星群のように見えた。全く持って奇妙だ。まるで「インディペンデンス・デイ」か「宇宙戦争」のようだ。
しかし、宇宙科学者は流星の可能性を除外した。というのも、「流星は通常、最大3秒間持続するが、彗星同様空を横切ってゆっくり移動するためほとんどその動きが目に捉えられることはない」からだそうだ。☄️ AMAZING! ☄️
— ABC Hobart (@abchobart) May 22, 2020
This was just visible over Tasmania tonight. Did you see it?
📷: Luka van de Wolfshaar in Devonport pic.twitter.com/hNFzb8TVL8
その正体は、ロシアから打ち上げられたロケットの残骸だった
果たしてこの光は、専門家によるとロシアの衛星を軌道に打ち上げるために使用されたロケットの残骸で、いわゆるスペースデブリ(宇宙ゴミ:地球の軌道上に打ち捨てられた宇宙機器の残骸のこと)だったようだ。
image credit: youtube
ビクトリア州天文学会のペリー・ブラホス副会長は、ロシアのソユーズ2-1bがモスクワの北約1000kmの地点にあるプレセツク宇宙基地から、現地時間午前10時31分に人工衛星を打ち上げたこと、使用済みのロケットステージが再び大気圏に入ったところを目撃されるに至ったことを発表し、次のように述べた。
ゆっくりと浅い角度で崩壊が起こっていたという事実は、それがエイリアンの宇宙船や流星または彗星ではないことを明らかにしています。なお、残骸は大気圏に再突入時に燃え尽きてしまい、地面に落ちることはなかったようです。ちなみに、目撃者の中にはこの謎の光がスペースデブリである可能性が高いと推測していた人もおり、SNSには「スペースデブリが燃え尽きているように見える。」という声も上がっていたようだ。
written by Scarlet / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
隼が燃え尽きた時と同じやん
2. 匿名処理班
はやぶさが燃え尽きた時と光り方が似てるから、人工物だろうと思ったら正しいっぽい
3. 匿名処理班
幽霊とかUFOなどはほぼ100%見間違い、思い込み
4. 匿名処理班
※3
Unidentified Flying Object
それが何であるのか確認の取れていない飛行物体は100%UFOであってるのよ
見間違いや思い込みは関係ない
言葉の意味を正しく知ろうな
5. 匿名処理班
ロシアのロケットの残骸ね🚀…ロシアで落下物つったら2001年の宇宙ステーション・ミール思い出すな
ミールって2001年の3月23日にニュージーランド沖に落下したんだけど76年前の同じ日にニュージーランド沖でルルイエが浮上してるんだよな(クトゥルーの呼び声)🐙
もちろんルルイエ浮上は架空の話だからなんてこたないんだけどクトゥルー神話ファンとしてはなかなか想像力を掻き立てられる物があるわ
🌍🌠(ーー;)
6. 匿名処理班
中国のスペースデブリじゃなくて?
7. 匿名処理班
プラネテスで構造物の投下廃棄の話があったな、まんまじゃん
8. 匿名処理班
オーストラリアのずーっと東の海域方面って、衛星とか落とす時の墓場じゃなかった?
9. 匿名処理班
日本ではかつて、プロ野球ナイター中にこのデブリ大気圏突入が見られて、全国にテレビ中継されたことがありました。
グランドの選手も「なんだアリャ」てな感じで唖然と空を眺めていたな。
10. 匿名処理班
ごめんそれは流れ星なんかじゃないんだ
11. 匿名処理班
光の尾の長さとか光度があまりに変わらないから出来の悪いCGに見えるw
12. 匿名処理班
※3
脳腫瘍などで幽霊の幻覚が見えることもあります。(自分はオカルト好きなので幽霊は居てほしいとは思いますが)
思い込み、見間違いと断じて流してしまうと命に関わることもあります。
13. 匿名処理班
※9
!?
その話もう少し詳しく聞きたい…いつごろのお話ですか?
14. 匿名処理班
ロケットの打ち上げに向かないと思われるこんな高緯度に宇宙基地があるのか。しかもかなりのロケットはここから打ち上げられたとか。力技か!おそロシアw
>モスクワの北約1000kmの地点にあるプレセツク宇宙基地
15. 匿名処理班
この前も中国の衛星が地表まで落ちてきたばかりだし
16. 匿名処理班
※13
もう30年近く前です。民放でした。
ニュースでも話題になった記憶がある。
17. 匿名処理班
「流星は通常、最大3秒間持続するが、彗星同様空を横切ってゆっくり移動するためほとんどその動きが目に捉えられることはない」。これ、原文の構文を勘違いしたようですね。
この文章を元に修正させてもらえれば、
→「流星は通常、最大でも3秒間しか持続しないため除外され、彗星も、空を横切ってゆっくり移動して一般にはその動きが目に捉えられることはないため除外される」ということだと思います。