この画像を大きなサイズで見るカワウソは石遊びが好きだ。仰向けになって左右の前足を使って石をクルクルと、ジャグリングのように回転させたり、胸の上で石を転がしたり、時に口に入れたりと、人間の小さな子供がお気に入りのボールで遊んでいるのに似ている。
なぜこれほどまでに石遊びが好きなのか?このかわいらしくて興味深い行動の秘密が、英国王立協会のオンライン科学誌『Royal Society Open Science』最近発表された。
イギリス、エクセター大学が行った新たな研究によると、どうやら空腹と関係があるようだ。
なぜカワウソは大人になっても石遊びをするのか?
これまで、動物の子どもの間で行われる遊びは「運動能力を向上させる為」というのが定説だった。ところが、大人になっても相変わらず遊んでいるような行動をとるのはなぜか、その理由ははっきりしなかった。
今回の研究結果によると、こうした遊びのスキルは、誤まったエサ漁り行動の表われで、空腹のときに本能的に子供に戻ってしまうからなのかもしれないことを示しているという。
『The Quarterly Review of Biology』誌に掲載された2010年の研究によると、動物の遊び行動は、「構造的、脈絡的、発達的な行動とは違い、動物がリラックスしていて、刺激が少なく、ストレスがほとんどない環境にあるときに始まる、一見、なんの機能もないと思われる反復行動」と定義づけされるという。
こうした定義による遊びは、石でジャグリングすることが知られているコツメカワウソやビロードカワウソの間で見られる。
ジャグリングするための石をわざわざ腕の下に大事に抱え込んだり、同じ石をずっと持ち続けるものもいるという。
遊びの定義はともかく、カワウソはなんのためにジャグリングをするのか、その機能的な目的はまだはっきりわかっていない。
遊びはエネルギーを消費し、怪我の可能性もある。適応行動として、そんなエネルギーコストに見合うだけのなんらかの利益があるに違いない。
石でジャグリングするような物を使った遊びは、動物の子どもが自分の手さばきを向上させる目的があると考えられている。
カワウソはよく石を使って貝をこじ開けるが、道具を使ってエサを口にする方法を練習する知能の高い動物によく見られる行動だ。
だが、すでのそうしたスキルを発達させたはずの大人のカワウソまでもが、やはりジャグリングを続ける理由の説明にはなっていない。
石遊びをよくする個体が巧みにエサを食べるとは限らない
そこで、頻繁にジャグリングをするコツメカワウソとビロードカワウソで、その潜在的な動機と機能を調査してみることにした。
コツメカワウソは貝や甲殻類、ビロードカワウソはおもに魚を食べる。そのユニークなエサの食べ方から、研究チームはしょっちゅう石でジャグリングする個体のほうが、より器用にエサを食べる可能性があるという仮説をたてた。
カワウソたちに、薬瓶、テニスボール、レゴデュプロなどに仕込んだエサを与えて、中身を引き出させてみた。するとと、普段よくジャグリングをする個体が、必ずしも巧みにエサを食べるとは限らないことがわかった。
頻繁にジャグリングをする個体が、エサをより速く器用に食べたようには見えなかったが、カワウソが石をジャグリングするわけを説明するには、”継続は力なり”的な仮説を除外しなくてはならない
空腹時に石遊び、捕食行動とタグづけられている可能性
しかし、カワウソは空腹のときに、石のジャグリングをよく行っていることがわかった。これは、たとえエサを食べるスキルの向上に特に何のメリットもなくても、カワウソが空腹感と関連づけた間違った捕食行動なのかもしれない。
また、この遊び行動は、時間の経過とともに変化し、大人よりも子どものほうがより頻繁に行うことが明らかになった。これは、子どもと年齢による認知力の低下との間に、なんらかの関連がある可能性を示している。
ただ、こうした発見は、捕獲したカワウソの個体群を基準にしたものだ。今後、もっとさまざまな年齢のカワウソがいる野生の群れの研究を進め、彼らの石ジャグリングの機能性についてしっかりした結論を固める必要があるという。
The drivers and functions of rock juggling in otters | Royal Society Open Science
https://royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rsos.200141
References:Why Do Otters Juggle? | IFLScience/ written by konohazuku / edited by parumo














器用だね
自分がやったら顔面に石が直撃するだろうなぁ
あんなに小さくて可動域の狭いおててでよくやるわ、と感心する。大好きなんだね。
ヒトのジャグリングをカワウソに見せたら何か反応があるのかしら? あいつスゲー! とか、たのしそー! とか思うのかしら。
ああ、絵に描いた様な「たーのしー!」だw
パンダ(こいつら、ぜったいあざとカワイイふりしてるだけや・・・)
ラッコとカワウソの違いは
ほどんどない!ww
>>5
ぼのぼのだとぼのぼの(ラッコ)とポテ助くん(カワウソ)がそっくりなんだよね
大変興味深い
リアルで見たら相当な破壊力かと
可愛いなぁ・・・
人間が脳の活性化にクルミ回したり、脳トレパズルやるようなものか?
(クルミはいいっすよなかなか)
誰か獺祭についても研究してみて欲しい
アレホント、如何言う意味なの?
想像の数倍見事な石技だった
予想外のガチ記事、ネコもだけど遊びっ気のある動物はかわいい
犬猫も餌くれる人間がいるのに遊ぶじゃん。
どんな動物も遊びは大好き。
ただ、それだけのことでしょ。
>>11
その遊ぶ理由を調べる話じゃん
猫も大人になると基本遊ばないぞ
子猫帰りという言葉があるぐらいだ
大人の犬が遊ぶのは狩りの練習や社会性の構築のためっつー説がある
そしてあそばない動物は多い
去勢もしてないカワウソが、道具を用意してまで一人遊びするのはやはり特殊だろう
※17
この記事の学者さんは動物の「遊び」を「遊んでいるように見えて何か理由がある行動」
だと考えてるけど、コメント欄の人たちが「遊んでるだけだろう」と言うのは
本当に「単に楽しむだけの遊び」なんでしょという意味だよ。
遊ばない動物と思われてる種も、それぞれ人間にはわからない遊びを行ってるかも
しれない。
少なくともペットになってる動物はよく遊ぶ姿を見る。
※24
「動物は狩りの練習を意識して遊ぶ」なんてこの学者も俺も主張してないからね念のため
そりゃ動物自身は遊ぼうと思って遊んでるわけよ
可愛いペット記事ならふわっとしたのもいいけど、学術記事なら機能的な目的を持たない動物の遊びを一つは上げようぜ
ブクブクハスキーが一例だが、複数のまとめサイトでネタにされる珍しい行動でもある
猫の遊びが基本的に狩ごっことか、大人猫は寝るのを優先するとか、この記事はそういった本能の説明をしてるもんよ
※24
そもそもなぜ遊びを「楽しい」と思うのか、という話でしょ
遊びには記事でも言われてるようにコストやリスクがあるんだから淘汰されててもおかしくない(遊びのような行動を「楽しい」と思わない方向に進化してもおかしくない)のに、楽しいからと遊ぶ動物は多い
ということは遊びを「楽しい」と感じるのには何か生存上有利な理由があるはず
俺より器用やん・・
俺も玉遊びは得意だよ
>>13
おっと
どうやら危険な玉のようだな
喉の辺りを硬いものがコロコロするのが
何となく気持ちいいとか?
いしあそび たーのしー!(カワウソ感)
魚を捕まえたとき手の中で動く感覚を味わうための代償行動なのかもしれない。関係ないけど東京新聞のCMのカッパとカワウソ手洗い編を見たときそのブラックユーモアに笑った。
コタツに寝転んでZippoで戯れてる俺と変わらん
やってる理由は暇つぶしと空腹を紛らわすためだ
懐石料理とか好きそう(´・ω・`)
あーあれだよお腹すいたときに料理本見て、なんか食べた気分になるアレだよ
ヒマなんだろ
頭の中は複雑で綺麗な数学を考えているかもしれない。カワウソの脳から生まれる数学は人間の言葉で表現できないだけで。
器用な手つきといい、顔つきといい、どうもそんなふうに見えるよ
ラッコも貝割るための自分専用の愛用品を持ち歩ていたね
走れ叫べ転がれ跳べ~♪
なぜニンゲンはシャーペンを回してしまうのだろう・・・
自分もただ遊んでるだけじゃないかと思うけど、でもこの動作すごいよね。
両手でそれぞれコロコロしてるんだよ。同時にどっちの手の状態も意識しながら石を操ってるってことでしょ。あまりの賢さと器用さに最初見た時はびっくりしたもの。
カワウソのジャグリングは答えが見えないけど
カラスやペットの犬猫やニンゲンも、衣食住が安定していると
遊ぶ傾向が強いような気がするんだけど。
動物って生きてる時間をほぼ睡眠と食糧確保に費やしてない?
んでそこが満たされるとエネルギー余る。
余ると今度は自粛生活みたいに「逆にイラっっとしちゃう」。
で、ヌイグルミでなんちゃって狩りなんかをやってみる。
カラスが土手の上で風にのって遊んでるのは、
ラクで気持ちいから?サーフィンみたいなもの?
動物がなぜ遊ぶのかを考えるなら、まず自分たち人間がどうして「遊び」をするのか、なぜ「遊び」を楽しいと思うのかを突き詰めるほうが先じゃないかなと