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小学校が再開された中国では、宋時代の官僚を模した帽子でクリエイティブに社会的距離の実行(浙江省)

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(著) (編集)

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中世の官僚帽子を模してソーシャル ディスタンス / image credit: youtube
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 1月の終わりに新型コロナウイルス感染が急増した中国は、以降ロックダウン(封鎖)が続いていたが、浙江省では4月に入り学校が再開された。

 しかし、コロナウイルスの蔓延を防ぐため、子供たちは社会的距離の実行として幅1メートルの帽子を被ることが求められた。

 その帽子のデザインは、両脇に長さ50センチの紙を差し込んで作られたもので、宋時代(960年 – 1279年)の官僚が使用していたものを模しているという『The Sun』などが伝えている。

Chinese pupils wear one-metre hats to practise social distancing from others

児童ら、宋時代の官僚をイメージした帽子を被り再登校

 中国東部浙江省首都、杭州市の銭塘新区にある養正小学校1~3年年生の児童らは、4月26日に登校を再開した。

 新型コロナウイルスによる感染が下火になったとして、中国当局は各地での学校再開を進めているが、集団感染の噂が相次いでいるという。

 そこで、ウイルスの蔓延を防ぐために学校側は子供たちに幅1メートルの帽子の使用を要求した。

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 子供たちは、登校が可能になっても適切な衛生環境を維持することを保証するために、互いに物理的な接触を許可されていない。

 ホン・フェン副校長は「『1メートルの帽子を被って1メートルの距離を保つ』という当校のスローガンの宣伝に役立つ」と話しているが、児童らが被っている帽子は確かに「社会的距離」を実行できている。

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 というのも、帽子の側面からは長さ50センチの測定ツールが突き出ているからだ。

 ほとんどの児童は段ボールを使って作った帽子を被っているが、中には動物などを作る時に使う長い風船を取り付けているクリエイティブな児童もいる。

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 このデザインの発端になったのは、宋時代(960~1279年)の官僚だ。

 ある歴史学者によると、当時の皇帝がこのヘッドギアを生み出したのは、集会中に役人同士が互いに囁くことができないようにするためだったそうで、まさに今の社会的距離の実行には最適の帽子というわけだ。

サージカルマスク着用と体温スクリーニングも義務付け

 中国では1月末に新型コロナウイルス感染が急増したため、小・中・高や大学の教育機関は1月29日に中国の旧正月休みが終わっても、授業を再開しないように命じられていた。

 その間、授業はオンラインで行われていたが、最近になって中国全土の市当局は「自由裁量で授業を再開してもいい」という許可を得たため、杭州市の中・高の最終学年の生徒たちは4月13日にクラスに戻り、4~6年生小学生には4月20日に授業を再開した。

 そして4月26日には1~3年生の児童らが再登校になったが、保育園は5月6日からの再開予定ということだ。

 生徒らは、社会的距離の帽子以外にもサージカルマスクの着用を義務付けられている他、定期的に体温スクリーニングを受けなければならないという。

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 なお浙江省は、湖北省や広東省に次いで3番目に新型コロナウイルス感染が多い地域となっている。

written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 34件

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    1. >>1
      そこは藤堂高虎氏の黒漆塗唐冠形兜でお願いしたい。

      • 評価
    2. ※1
      その人だとまず疫病に感染することになるから他の人を呼んで
      病気の危険性を説くなら丁度良いかもしれないけど

      • 評価
  1. 前後にも付けないと意味無いんじゃ…

    • +10
    1. ※2
      子供がじっと前だけ見てる
      なんて事は無いので問題無いでしょう。

      • +4
  2. 武漢で「コロナ患者ゼロ」何とも驚きのカラクリ
    陰性に戻らない「長期陽性」も退院させている
    ttps://toyokeizai.net/articles/-/347838?display=b

    まーこの子達も大丈夫かなあ。

    • +1
  3. 微笑ましいニュースかと思って読んでたら、最後の一文で真顔になった。大丈夫かよ……

    • +8
  4. もしかしてタケコプタ-は、本来これを目的としていたのか。

    • -2
  5. まさかあの棒に意味があったのね…
    なんかエライ人のファッションだと思ってた…

    • +12
    1. ※7
      時代を遡ると、本来はもっと実用的な機能があった
      というか、単に頭巾の結び目の垂れだったんだけどね。

      日本でも、奈良時代あたりだとそうだけど、最初は
      頭上に結った髪のまわりに大きなバンダナを被せ、
      前布の両端を後頭部へ回して結び
      後ろ布の両端は髷の前へ上げて括っていた。
      一枚布の頭巾がだんだん固形の冠に進化するに従い
      後ろの垂れ布も装飾的な後付けパーツに変わり、
      宋代はこういう横棒みたいにピーンと張ったのが流行った。
      ちなみに日本では、お雛さんの烏帽子に付いている
      あのメッシュ地の細長い四角になった。

      しかし、「集会中に役人同士が囁き合わないように」って、
      単なる私語防止の儀礼的なものなのか
      会議での共謀や有力者が意見に圧力を掛けるのを避ける目的か、
      どうなんだろう?

      • +5
  6. 面白いけど4m以上離れてないと意味ないわ

    • -2
  7. 棒状の風船はあたっても痛くないからいいな
    ただ翌日にはしぼんで使い物にならんだろうが

    • +7
  8. 中国人のこういう発想と行動力は好きだわw
    帽子が手作りでそれぞれ個性があるのも可愛いし、子供だけじゃなく近くにいる大人も自然と避けてくれるし、歴史を感じる(自分達が滅ぼした国だけど)ことも出来るし、大人にもこれを流行らせたらいいのに!

    • +19
  9. どこの国でも同じだけど、遊びたい盛りの子供に「距離を取れ」は酷ですね。一日も早く、
    のびのびとじゃれ合える日が戻ることを願いたい。

    • +14
  10. 個人的には大和の15m測距儀をつけたい。

    • +3
  11. そのうち空を飛ぶ機能が追加されそう

    • +1
  12. 日本でも導入したら・・・
    とか思ったけど中二とかヤバいか~
    かと言って、けっこう休み長すぎるとオンライン化していても精神衛生上良くないよね。人生において他人とソーシャルディスタントしちゃいそうだし。。かと言ってオンラインだけってのは大人だってマズイし。葛藤。
    ってか読み出しで前後左右!?とか吹いたがちがってた。後ろともかく前だと机に!とか杞憂でした。風船のヤツがなんだかウミウシチックで好きかも

    • -1
  13. ちゃんと柔い素材で作っとるのね、なんか実に中国らしい
    子供もマスク越しだが楽しそうに見えるのでとりあえずはよし
    マンパの中国は余所より動かないで居れる時間が短いし已む無しだべ

    • 評価
  14. ハリケーンミキサーごっこが捗るな🐂

    • 評価
  15. 頭振り回してチャンバラやる子はいないのか。
    自分が子供だったら絶対やりそう

    • +9
  16. よし、日本も藤堂高虎の兜を模したものを採用しよう

    • +3
  17. 本来は微笑ましい光景に映るんだろうけど、最後の一文が怖い…

    • 評価
  18. なんかもやもやした気持ちになった。
    本当に大丈夫なの?

    • -2
  19. 棒を付けるより魔女の帽子みたいのでやってくれ

    • 評価
  20. 良くも悪くも中国人のクリエイテビティは一級だな

    • +3
  21. 自分だったら弓矢が頭を貫通してるデザインにする 💘

    • +2
  22. 文化大革命で紅衛兵だったり紅衛兵からの迫害を経験してる世代が見たら複雑な気分になりそうな風景ですね

    • +1
    1. ※37
      あー、同じことを考えた人がいた。三角帽子。
      ま、でも意味が違うしな。

      • +1

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