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闘犬組織から救出されたピットブル、アメリカ初の放火探知犬に

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(著) (編集)

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放火探知犬となったピットブル Throw Away Dogs Project/Instagram
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 アメリカン・ピット・ブル・テリア(通称ピットブル)は、改良された闘犬用の犬種で攻撃性が強く、複数の国で飼育や輸入が禁じられているが、国によっては非合法組織の闘犬として飼育されていることもある。

 そこから救助されたピットブルは、結局安楽死処分になるというケースも少なくない。しかし、カナダにある闘犬組織から救出・保護されたピットブルのうちの1匹が、厳しい訓練後、アメリカの消防署に正式に放火探知犬として迎え入れられることになった。

 ピットブルの放火探知犬はアメリカで初ということだ。

生後7週目のピットブルの子犬が救出・保護される

 カナダのオンタリオ州で、残酷な闘犬組織から21匹のピットブルが救出されたのは今から4年ほど前のこと。

 母犬と姉のグレーテルと一緒にいたのが、生後7週目だったピットブルのヘンゼル(4歳)だった。

 21匹の救助されたピットブルについては、殺処分に反対する世界的キャンペーン#Savethe21が行われ、ヘンゼルとグレーテルを含む5匹のピットブルがアメリカのフィラデルフィアにある非営利団体『Throw Away Dogs Project』へと運ばれた。

 この組織では、保護犬を引き取って警察犬や消防犬になるための訓練を受けさせており、ヘンゼルは放火探知犬としての訓練を与えられることになった。

K9アカデミー卒業後、正式に消防署メンバーに

 ヘンゼルは、Throw Away Dogs Projectで厳しい訓練を1年受けた後、更に16週間の訓練のためにK9アカデミーに入学。

 そこでヘンゼルは、灯油やガソリン、ディーゼルなど14種の発火性液体を識別するよう特別に教えこまれ、全てのにおいを区別できるようになった時、火災探知犬として正式に認定された。

 K9アカデミーを卒業後、ヘンゼルは1月24日に公式にニュージャージー州ミルビル消防署のメンバーとして迎え入れられた。

 Throw Away Dogs Projectの創設者キャロル・スカジアクさんは次のように話している。

K9アカデミーを卒業できること自体が功績なのですが、ヘイゼルが放火探知犬に認定された事実は、歴史を作ったと私は信じています。

これまで多くの調査をしてきましたが、全国にピットブルの放火探知犬はいませんでした。ヘンゼルは放火探知犬として初であることを100%確信しています。

去年からヘンゼルの進歩を見た他の部署も、他のピットブルも放火探知犬として訓練させることに関心を示しています。

ヘンゼルが放火探知犬として正式認定されたことが、ただ凶暴なだけだと誤解されがちなこの品種に対して大きな変化を示す最初のステップになればと思っています。

ヘンゼルには今後の活躍が期待される

 ヘンゼルは、ミルビル消防署の正式メンバーとして既に任務に就いている。同署の消防士でありヘイゼルのハンドラー役を務めるタイラー・ヴァン・リーアさんは、このように語っている。

ヘンゼルはとても興奮して喜んでいるようです。私がハーネスを見せて『仕事に行く準備はできているかい?』と尋ねると、クレートの周りをぐるぐると回って職務に就くのが待ちきれないようです。

 なお、今後ヘンゼルは地域の防火について教えるために消防士らと一緒に学校訪問をしたり、要請があれば警察署や他の消防署に応援に駆け付けたりすることもあるという。

 初のピットブル放火探知犬ということで、ヘンゼルは今後もその活躍がおおいに期待されることになるだろう。

References:UNILADなど / written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 25件

コメントを書く

  1. どの写真もちゃんとカメラ目線。
    プロ意識を感じるな。

    • +21
  2. 見かけで判断してはいけないのだろうけど、この子は賢そうな面構えをしてるね

    • +18
  3. 放火犯は捕まえて取り調べしないといけないから
    犯人の息の根を止めないように訓練しなくちゃな。
    他の犬種はどんどん強くなるために訓練するけど
    彼の場合は力加減を覚えさせないと犯人がやばい。

    • -14
    1. ※6
      放火探知犬っていうのは放火犯を捜す仕事じゃなくて
      放火の疑いのある火災現場で可燃性物質を撒いた痕跡を探す仕事だよー
      犯人と対決はしないw

      ところで本文で一個所「火災放火犬」になってますよ

      • +17
      1. ※8
        あっちに煙の臭いが!
        あ…バーベキューだ!って想像してたら違った

        • +4
  4. 消防士と一緒に写っている写真…
    消防士と、犬の顔付き(雰囲気)が一緒なのが不思議だ
    『私の力を出来る限り放火防止に役立てたい!』なのだろう

    • +15
  5. アメリカやカナダなんて動物愛護がいちばん進んでると思っていたら、やっぱり殺処分なんてことが行われてるのか
    でも良かったねヘンゼル、お菓子の家を見つけても食べちゃダメだよ

    • +5
  6. ヘンゼルくん
    自分を誇らしく思えて幸せそう

    • +6
  7. 日本も闘犬文化とか古臭いもの終わらせようぜ、恥ずかしいわ。
    飼い主が、この子は闘いを喜んでる!とか言ってるのが狂気だし。
    単に闘えば褒めてもらえるから頑張ってしまうだけなのにね。

    • +6
    1. ※13
      別に擁護するわけでないが日本の闘犬(今の)はプロレスみたいな感じでどちらかが戦意喪失したらそこで終了だった
      海外の賭け対象になってるのはどちらか死ぬまで続けられるえげつないやつだけど

      • +6
    2. >>13
      日本の闘犬は
      どちらかがビビったら勝負ありで
      試合終わる
      極力怪我はさせないようにしてる

      • +3
    3. ※13
      引退した老犬を噛ませ犬にするなど、鬼畜といえば鬼畜に失礼なほど最低最悪の所業。
      死ぬまでやらせないとか怪我させないようにとか言うなら、噛ませ犬の役割は人間がやればよい。
      闘犬にも擁護にも反吐が出るわ。

      • +2
  8. 強そうなイヌってだけや、闘犬目的で飼われてる事が多い犬やね
    そんな飼い主の躾もお察しです

    とはいえ戦闘的な性質を持っているのも事実だから、簡単に保護できないのも難しいや

    • +2
  9. 最後の写真なんだか微笑んでるみたいでかわいいね

    • +7
  10. なんて素晴らしい転身
    がんばって活躍してほしい

    • +8
  11. ピットブルの命を奪わないためにも繁殖禁止を守れるといいんだが、アメリカは相変わらず増えまくり放棄されまくりなんだよなあ
    同じ見た目で凶暴性を抑えた犬種があるはずなんだけど、モデルガンじゃだめだ実弾じゃないと、っていう自由の国アメリカよ

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