
そんな中、スペインでは冬の嵐が襲来し、洪水と暴風により各地に大きな被害を及ぼしているそうだ。
バルセロナの北に位置する小さな港町では、「波の花」と呼ばれる海の泡が雪のように積もり、通りを覆いつくしているという。
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Sea foam covers streets of Spanish coastal town
強風により吹き付けられた海泡「波の花」が通りに溢れる
スペインのカタルーニャ州にある小さな海辺の町トッサ・デル・マールの通りが、濁った白い泡で覆われた。これは、「波の花」と呼ばれる海泡で、今週スペインに襲来した嵐“グロリア”の影響だ。
SNSでシェアされた映像では、泡が海のように流れて動いており、建物の壁は泡で覆われた状態になっている。
海から吹き付ける強風と一緒に次々と海泡が押し寄せてくるために、地元住民らは取り除く作業にかなりの困難を強いられているようだ。La espuma marina envuelve las calles de Tossa de Mar, cerca de #Barcelona, debido a la tormenta #Gloria 🌊 pic.twitter.com/OeSEKFYBDP
— Reuters Latam (@ReutersLatam) January 22, 2020
アメリカ海洋大気庁(National Oceanic and Atmospheric Administration 略称NOAA)が伝えるとことによると、ほとんどの場合、海泡は人間に無害ということだ。Video en exclusiva de Tossa de Mar. La veritat l'escuma aquesta no fa gaire gracia. pic.twitter.com/1hkGDEWIhh
— JOAN JORDANA (@jordana_joan) January 21, 2020
しかし、海岸近くで腐敗する水の華(アオコ)は有害藻類ブルームであり、例外だと付け加えている。有害藻類ブルームとは、淡水系または海水系に藻類が急速に蓄積することを指し、濃厚な泡沫の最も一般的な発生源の1つだという。
嵐グロリア、スペインに多くの被害をもたらす
1月19日に、気象庁による注意予報が10州に出されていたスペインは、猛威を振るうグロリアによって洪水と停電が広範囲で起こり、これまでに少なくとも4人の死亡者が出たとされている。スペイン領バレアレス諸島の最大の島マヨルカでも、観光客に人気の建物などが破壊され大きな打撃を受けている。@ecazatormentas Playa de la Malva Rosa ( Valencia )esta noche. Video de Amelia Cortes. pic.twitter.com/ODk6urkboZ
— DiegoDidac (@DiegoOsuna2) January 20, 2020
波の高さはおよそ8メートル以上にもなり、シェアされているTwitterを見てもその猛威は明らかだ。スペイン東部では、最大風速が115km/hにまで達したという。
一方、北部では豪雪に見舞われ道路が寸断などの被害も生じているようだ。#Espana |Olas gigantescas de hasta 14 metros engullen las viviendas de la primera linea de playa en #Mallorca pic.twitter.com/mPigNfzcu2
— Atlantide (@Atlantide4world) January 21, 2020
https://t.co/RvP79xvZdV
この嵐は今後南フランスへ移動すると予想されており、フランスの地元メディアでは「1982年以来の最悪の嵐か」と報じている。
References:globalnews.caなど / written by Scarlet / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
風速をkm/hで表されるとどのくらいの風かイメージが湧かない
2. 匿名処理班
あらやだえっち
3. 匿名処理班
泡の世界とかめっちゃ楽しそう
実際の現地に行ったらひたすら大変そう(こなみ
4. 匿名処理班
輪島でもみれるやつだな
5. 匿名処理班
東京湾もこうらしいね
流したゴミや薬品で泡風呂になった海でオリンピック
ロマンチックだね
6. 匿名処理班
塩分で鉄もアルミも腐食しまくるし
磯のニオイが残って雨や湿気で
ムワッと蒸し返す。漁村の路地裏みたいな
独特のニオイがいつまでも残っちゃうな。
7. 匿名処理班
こんなになったらビビるわ
アワワワ…って
8. 匿名処理班
どこもかしこも着実に過酷になってってるね…
9. 匿名処理班
アボラスが復活したのじゃ!
10. 匿名処理班
住んでない人からすると面白いなあと思うけど
住民からしたら勘弁してくれだろうね
11.
12.
13. 匿名処理班
中国でもあったなこんなこと
14. 匿名処理班
※8
ほんとどこもかしこも気候が極端になってきた。
程度の問題だけじゃなく、砂漠で雨が降ったり、台風みたいなのが普通来ないような場所にまでいったり、予想も付き辛い気候になってきた。
まだ間に合うんだろうか…
15. 匿名処理班
あわよくば・・・ここでハダカになって泳ぎたいの
16. 匿名処理班
車が錆びちゃう
17. 匿名処理班
波の華、成分は海洋生物の粘液が波で泡立ったものです
18. 匿名処理班
泡もすごいが波もすごいな
どっちも日本じゃ見たこと無いレベル
19. 匿名処理班
アオコって事は臭いのかな…
20.
21. 匿名処理班
人類は環境の変化を戻す事と防ぐ事に躍起になってるし
それを間違ってるとも今のところ思わないけど
異常気象と共生していくって発想や変化を利用するって考えも少しはあっても良いんじゃないかな
レアケースを利用するのはもちろん難しいけど
技術の進歩によって利用に挑戦できるケースも着実に増えてると思う
22. 匿名処理班
※1
風速10m/秒 → 36km/時
20m/秒 → 72km/時
30m/秒 → 108km/時
40m/秒 → 144km/時
50m/秒 → 180km/時
23. 匿名処理班
※21
そういう発想は、やや盲点でした。
今、スキー場が雪不足で困っていると報道されてますね。
その場を生活の糧にしている方々も大勢いるとは思いますが、この変化が留まるものでないのなら、ゆくゆくは広大なフィールドに何か別の活用法が見いだせるといいのですが。
24. 匿名処理班
名前ほどきれいじゃないね むしろ きちゃない
25. 匿名処理班
※23
ツンドラでバナナ!……とまではいかなくても、小麦が作れるようになったりすれば耕作地域が増えるわけで、人類の英知に期待ですね。
縄文時代とかもっと暖かかった時期があるので、今よりももっと極端な気候、台風とかあったんじゃないかな。
で、今回の記事でこの泡を何かに使えないのかと考えてみましたが、思いついてれば現地の人がすでにやってるよなぁと気づいて、考えるのやめましたw
26. 匿名処理班
世界中が温暖化で大変なことになってるね
27. 匿名処理班
なんかニョロニョロを思い出した