メインコンテンツにスキップ

絶滅危惧種の今と10年前を地図上で比較できる「新・野生生物絶滅危惧マップ」

記事の本文にスキップ

14件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
image credit:animalendangerment.com
Advertisement

 今日の野生の動植物の生存可能性においては、様々な脅威に直面しているというのが事実だ。

 野生生物が絶滅の危機に瀕しているのかを示す分布図はこれまでにも存在したが、新たにその危機の規模を示すため、世界の絶滅危惧種の保全状況を簡単に見ることができる簡易マップが作成された。

 地図上で国をクリックで選択すると、その地域における現在と10年前を絶滅危惧種の増減を比較することができる。

 更に、世界中の動物の分布が脆弱、絶滅危惧、絶滅の3つに分類されてあるため、非常にわかりやすくなっているのが特徴だ。

Animal Endangerment Map(EnterをクリックするとMAP画面へ)

種の生存が困難になる現在。その原因は?

 そもそも、種の生存は生物多様性と地域固有の自然史を保存するために不可欠だが、近年では動植物に非常に厳しいものとなっている。

 多くの種が絶滅の危機に瀕している原因は何か。例えば、病衣のような自然な脅威ももちろん存在するが、人間の活動によるところも多い。

 人為的な減少を淘汰と言ってよいのかどうかはわからないが、結局は、人間の人口増加が基本的に野生生物種の余地を減少させることに繋がり、生態系が弱体化するにつれ、多くの種はすぐに適応するか、数十年後には絶滅に直面することを余儀なくされてしまう。

WWFとIUCNにより提示された新・絶滅危惧マップ

 今回、新しく提示された世界の絶滅危惧マップは、国際自然保護連盟(IUCN)と、世界自然保護基金(WWF)の両方のデータを照合および分析したもので、動物の分布を脆弱、絶滅危惧、絶滅の3種に分類しているそうだ。ちょっと調べてみたのだが、日本のデータとは異なっている部分もある。

 様々な種がどのようにカテゴリーに割り当てられるかは、ICUNとWWFによって標準化された2つの要因を基準にしているという。それは、種の数そのものと、過去10年にわたって種がどれほど減少しているかという事実だ。

 このマップによると、例えば現在のアメリカは合計1283種が危険に晒されていることがわかる。

 一方、WWFとIUCNのデータででは、日本は絶滅の危機に瀕している種は385種となっているようだ。10年前と比較すると24%の増加となっており、現在までに絶滅した野生生物は13種となっている。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:animalendangerment.com

 また、日本では原生林の破壊には至っていないが、他の国と同じように近絶滅種(Critically Endangered)や絶滅危惧種(Endangered)、絶滅の危険が増大している脆弱種(Vulnerable)は、10年前と比較していずれも20%以上増加している。

この画像を大きなサイズで見る
skeeze/pexels

このデータを使用して生息地の確保と種の維持を可能に

 新・絶滅危惧マップによるデータ提供は、野生生物の生息地を確保し、種全体を維持するための支援の期待を意味している。

 更に研究者や政府は、この情報により保存の対象領域を把握し、対処が可能になる。つまり、今後は保護地域が適切に管理されることで、野生生物が危機に瀕した状態から逃れることができ、種の回復が可能になることが示唆されている。

 このマップは、現在助けを必要とする野生生物を保護するために、十分な情報に基づいた保全活動を促すことが期待されており、現時点で9万種以上の多様な野生生物が生息している日本でも、その研究と支援に大いに役立つとみられている。

 なお、地図上で色がついていない国は、WWFとIUCNが利用可能なデータを収集できなかったということだ。

References:inhabitatなど / written by Scarlet / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 14件

コメントを書く

  1. 工事しすぎ
    税金使いたくて仕方がないって感じやな
    これしか景気対策知らんのかね

    • -6
  2. 面白いけど、なんかわかりづらい。
    10年前と比べて色が明るくなっている国(たとえばロシア)を見ると、危機はむしろ増えてるんだよね。
    じゃあなんで色が明るくなったかというと、Extinct(絶滅)が減ったかららしい。
    絶滅と思っていたけど実は生きていたってこと?
    環境が良くなったから絶滅種が蘇ったわけじゃないだから、それを計算に入れるのはおかしい気がするんだけど。
    自分の思っていた「Extinct(絶滅)」カテゴリが間違っているのかな。
    長々と書いたけど文句のつもりはないんだよ。
    とても大切なことだし興味もあるから、正しく閲覧できるようになりたい。

    • +5
      1. ※5
        ごめん、自分でもそう思った。恥ずかしい。

        • +2
  3. ツキノワグマは絶滅危惧種解除してええやろ
    増加しすぎて危害加えてるのに

    • -5
    1. ※4
      分布域であるアジア各国では個体数を減らしているので、IUCNでは絶滅危惧種(Ⅱ類)に指定されているが、日本のレッドデータブックでは一部地域(下北半島、紀伊半島、四国山地など)の個体群が指定されているのみ。西日本のいくつかの自治体を除けば狩猟対象でもある。

      生息数が減少しているとはいえ、国内で絶滅のおそれが高まっているわけではない。

      • +2
  4. 絶滅はそんな増えてないのかとも思ったけど絶滅を「確認」するのも難しいからもっと多いんだろうな

    • +2
  5. 環境問題というと温暖化ばかりが意識されるけど、ロシアなんかは絶滅危惧種の保護には結構力を入れているんだよね

    • 評価
  6. 新種も産まれてるんだからどうでもいいだろ

    • -8
  7. この手の地図を見る度にメルカトル図法なのが気になる。
    統計的な用途でメルカトルは禁止して、かわりにランベルト正積円筒図法を普及させればいいのに

    • 評価
    1. >>12
      この地図の場合、国土面積は特に関係せず、その国の保全状況を視覚化しているだけだから、地図として慣れ親しんだ見やすさを優先させたのでは。

      • +1
  8. 日本の動物より日本人の絶滅危惧する時代になってきたからなぁ

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

絶滅・絶滅危惧種生物

絶滅・絶滅危惧種生物についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

動物・鳥類

動物・鳥類についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。