
image credit:instagram
今年9月6日、かねてから話題になっていた世界最大の水中テーマパーク「ダイブ・バーレーン(Dive Bahrain)」が、ペルシア湾をのぞむバーレーンについにオープンした。このテーマパークは、ディズニーワールドのような体験を望む冒険好きなダイバー用に作られたもので、水没した構造物などを巡る海中探索が楽しめる。
10万平方メートルもの広大なパークには、アトラクションが多数用意されてるが、特に注目を集めているのは海底に設置された本物の飛行機だ。
全長約70mのボーイング747をまるっと沈めた前代未聞の観光施設。開園から約1カ月が経った今、さっそく潜ってみたというダイバーもちらほらいるようだ。
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世界最大の水中テーマパークがついにオープン
このほど正式にオープンしたダイブ・バーレーンはバーレーン環境最高評議会とバーレーン観光展示局、および民間企業の共同事業として企画されたもの。ダイブ・バーレーンの公式インスタグラムより
オープン時にはバーレーンの産業商務大臣が直々に開園式を行った
およそ10万平方メートルの面積を誇るパークはペルシャ湾に面したバーレーン北部にある。その一番の呼び物は、ダイブサイトの中央に沈むボーイング747だ。
アトラクション用に設置されたボーイング747
以下は今年6月に話題となったボーイング747設置作業の映像。海をわたる1981年製の旅客機の光景はメディアを席巻した。曳航されて定位置に浮かぶボーイング747الرحلة الى موقع منتزه الغوص
— divebahrain (@divebahrain) June 11, 2019
Boeing 747 begins its journey to the final dive site location#DiveBahrain #Dive #Bahrain #Scubadiving #SCE #BahrainOursYours #ecotourism #underwater #underwaterworld pic.twitter.com/tIXpakj07s

image credit:Dive Bahrain
その後、機体はダイバーが取り付けた基礎で海底に固定されたが、潜在的に有毒な物質は沈める前に除去されたと報じられている。設置からおよそ1週間後にダイバーが潜った時の映像
Bahrain Underwater Theme Park @divebahrain
2カ月以上が過ぎ、開業を控えた今年9月3日の映像。
白かった機体は海の一部になりつつある
なお今月初めの開業前にはプロのダイバーチームが事前チェックを行うなど、安全の確保もきちんと行われている。
このサイトにはほかにも人工サンゴ礁や彫像、バーレーンの文化遺産「真珠商人が建てた館」のレプリカもあり、訪れたダイバーは魅力的な海中アトラクションを隅々まで探索できるそうだ。
環境に優しく生物の避難所にもなる施設
環境に優しいテーマパークと宣伝されているダイブ・バーレーンにはもう一つ別の目的がある。それはサンゴ礁の成長と海洋生物の生息地に安全な避難所を提供することだ。このプロジェクトに携わるバーレーン観光展示局は、ダイブ・バーレーンが生物学と海洋生態学に貢献し、環境保護の関心を高めることに期待している。
ダイブ・バーレーンの利用手続きは比較的シンプルだ。まず認証済みのダイブセンターで現地の旅行プランを手配して、提示された料金を支払うだけで済む。
なお認可されたダイブセンターのリストはDive Bahrainの公式サイトで確認できるので興味がある人は要チェックだ。
References: foxnewsなど /written by D/ edited by parumo
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コメント
1.
2. 匿名処理班
ノーチラス号とかあるのか?って思っちゃったよ〜ディズニーじゃないのね
3. 匿名処理班
たった二ヶ月で何十年も海の底に沈んでたような状態になるんだね
4. 匿名処理班
フジツボが嫌いな私は9月3日の映像は体がゾワゾワして気分が悪くなったよ。
5. 名無しよん
「ダイバー・シティ」という名前にしないのか?