この画像を大きなサイズで見る今、オーストラリアの研究者は、赤紫色の海藻の養殖に熱い視線を注いでいる。とは言え、お味噌汁の具材として導入しようというのではない。ウシに食べさせるのだ。
牛などの草食動物のゲップやフンには、地球温暖化の主な原因と言われている温室効果ガス「メタン」が含まれている。だが、牛の飼料に約2%の乾燥させた海藻を混ぜることで、メタンが完全に発生しなくなるというのだ。
牛のゲップと温暖化の関係
過去100年間で見てみると、大気中に含まれるメタンは、二酸化炭素の28倍という高い温室効果を発揮してきた。さらに20年という範囲ならば、100倍以上にものぼる。
牛をはじめとする家畜に由来するメタンは、人為的な温室効果ガスの14.5%(牛はその内の65%)を占めているという現実がある。牛のげっぷは温暖化の大きな要因と考えられているのだ。
そのため、畜産国の多くは、牛や羊のげっぷを抑制するという温暖化対策を進めようとしているのだ。
この画像を大きなサイズで見る海藻を餌に混ぜることで、牛の胃の中のメタンを抑制
サンシャイン・コースト大学の養殖学者ニック・ポール氏は、2014年に熱帯に生息する微細藻類20種を分析し、それらがメタン発生を抑える力を調べた。
その中で特に効果的だったのが「カギケノリ(Asparagopsis taxiformis)」という赤紫色の海藻で、牛に食べさせてから72時間でメタン発生を98.9パーセントまで抑制することができたという。
海藻に含まれる化学物質が、牛の胃の中に潜む細菌を減少させるために、メタンたっぷりのげっぷが出なくなるのだ。
しかも牛の飼料に2パーセントほど乾燥させたものを混ぜれば良いという。
この画像を大きなサイズで見る海藻を世界的に養殖する方法を模索
難しいのは、カギケノリを大量に生産し、オーストラリア中の、最終的には世界中の牛たちに食べてもらう方法を確立することだ。
「世界中の関心を集めています。牛を健康で、肉や牛乳の品質を確保したい世界の畜産関係者のね」とポール氏は話す。
だが、そのためには海藻を世界的な規模で、かつ持続可能なやり方で生産する方法をきちんと見つけ出さねばならない。
これを実現するために、ポール氏らは、屋外に設置した水槽でカギケノリを育てながら、その最適な育成条件や、これに含まれる有効成分の濃度を最大化する方法を模索している。
中でも難題なのは、海藻がたくさん生えているクイーンズランドの海岸以外の環境でもきちんと成長してくれるような品種を作ることだそうだ。
困ったことに、この種はそれほどたくさん生えているわけではないという。だから、ただ海から採るだけではなく養殖していかなければならないそうだ。
ちなみにハワイでは、新鮮な魚介類にこの海藻を混ぜる「ポケ」という料理があるそうで、カギケノリは牛だけでなく人も食べることができるようだ。
日本人は海藻を消化するための腸内細菌が存在しているようなので、食用としていけるのかも。
References:Burp-free cow feed drives seaweed science at USC | University of the Sunshine Coast/ written by hiroching / edited by parumo















今度はみそ汁からワカメが消えちゃうのかよ
さみしい味噌汁は嫌だ
>>1
ワカメは嫌いだから別にいいや
おいしい海草他にもあるし
カギケノリでなければだめなんですか?
ワカメでよいのなら、それこそ侵蝕的外来生物とか言われて目の敵にされてることに少しは対策できると思うんですが
まずその細菌が激減することで牛に悪影響はないのか・・・?
>>3
消化不良起こしそうだよね。
※3
私も気になります。
胃の中で発酵させて、セルロースなどの多糖類の鎖を短くして吸収しやすくしているなど、消化プロセスが変化するハズなので、どうなるかなと。
もしかすると良い方向に変化するかもしれませんし、続報というか、そういう生活をした牛の乳や肉はおいしいのか、牛自体の健康状態はどうなのか、実は餌を多くしなくちゃいけない/少なくできるなどなど、続きを待ちたいですね。
※28
実は植物を餌として細菌を培養、それを消化しているという話もあったな。となると、待っているのは、餓死……?
ゲップすらも許されないなんて牛も大変だなぁ
海藻についてはエタノール燃料にするなど、さまざまな研究がなされています。
SFに出てくる海中牧場は魚ではなく、海藻からスタートすればよいのかもしれません。
海草採りで海汚染
酸素も減るという未来が見える
なお、牛のゲップやオナラも無視できないレベルで地球温暖化に寄与しています
※7
そのままの事が記事中に書いてあるんだけどなあ
>>7
人為的な温室効果ガスの65%が牛のゲップだなんて驚きですよね。
まだメタンがどうとか言ってるやついるのかよ
人間や家畜が発生させるメタンなんて自然に発生する量と比べ物にならんぐらい少ないのに
プレ・サレみたいに肉の価値も上がるかもしれないな
海草なら何でもいいわけではないのは残念
こういう物事を片側しか見れない科学者が一番困る
メタンが作られないことだけを調査するのではなく
牛の胃の中に潜む細菌を減少させたことが、牛にダメージを与えるかどうかの調査は当然するべきだろ
コメント欄みると、驚くほど記事読まずに思い込みでコメントしてる人がいるんだな…
牛のゲップは温室効果ガスの14.5%占めてるから温暖化の大きな要因って書いてあるし、
海藻は自生量じゃ少なすぎて養殖必須だということも書いてあるし、
胃の細菌によって生成されるメタンの話をしているんであってフンについてはこの話題は全く関係ないし、
ワカメや昆布の供給量減少についても本文にないだろ!
ツッコミいれるならせめて※10くらいマトモなこと書けよ!
※32
≻牛のゲップは温室効果ガスの14.5%占めてるから
家畜に由来するメタンは、人為的な温室効果ガスの14.5%、と記載されている総量のではない、良く読め。
//www.hopeforanimals.org/environment/213/
によれば
「そのメタンガス、年間排出量の16%が反芻動物のゲップによるものであり、さらに5%が家畜の糞尿からだ。
過去250年の間で、メタン濃度は150%増加している。大気中のメタン濃度1.7~1.8ppmで、年々0.8~1.0の割合で増加しており、そのうちの21%が畜産業に由来している。
(最小値であり、51%だとする研究結果もある)」
モウ「こんなのより牛のゲップの方が深刻だ!」なんて一時期多かった言い逃れも聞けなくなるんだね
コメ覧で科学者に説教するような身の程知らずなタイプがよくやらかしてた
出汁取った後の昆布とか、そういうのを食べさせたらどうなんだろ?
廃棄物の有効利用になりそうだよね。w
これって結局どの時点でメタンが出るかで解決していないよね。
排出された糞尿が分解過程でメタンを発生するんで総量は変わらないんでないの?
これで海藻の値段が上がったりしたら迷惑な話だ。
海外では余り食わないから関係ないんだろうけど、自分は海藻類大好きなので。
日本のEEZ全体に巨大ワカメ養殖場を作ろう。
食料自給率も解決、しかも、カロリーゼロ!
ワカメがバラスト水に胞子が混じったせいで分布拡大してかなり厄介な侵略製外来植物になってる様だし、案外他所の海域に持っていったら爆発的に繁殖するかもな
まぁその結果、生態系にダメージを与えてしまったんじゃ本末転倒だが
家畜の事しか言及されてないけどソレなら人間のゲップも相当な事になってそう
人間もゲップ減らそうぜ
カギケノリの成分の何が関係してるか調べて、人口合成した方がいいと思う
ワカメならオーストラリアが迷惑するぐらいあるから大丈夫でしょう
アメリカが京都議定書にハンコを押せば良いだけの話では?
畜産の禁止圧力もこれで少しは収まるかな
カギケノリ人間にも効くかな…
牛は反芻動物で胃が大きくメタン生成する細菌もいるし家畜の中でも大量に飼育されている。人間のゲップとは単純に比較できないんじゃない?メタンを減らすことには反対しないが。海藻を食べさせる以外にも、メタン生成の少ない牛同士を交配したらメタン生成量が減ったという結果もあるしやり方は一つだけじゃないみたいだ。興味深い。
過激海苔と読み間違えた
ウニはキャベツ食べたいしウシは海藻モシャモシャだし君らさぁ…
メタンが無くなるとして、炭素はどこへ?
餌中の炭素が、消化される過程でメタンに変る、単に消化不を起こしているだけとしか思えない。
じゃあワカメで!って言いたくなるけれどワカメで済むなら研究者は苦労しないんだろうし。というかワカメ利用の飼料はすでに食べてるし。
地上の植物であれば毒から薬まで、単独あるいは限られた仲間しか持たぬ未発見の成分を求めて薬屋もプラントハンターも駆けずり回っているのは承知なのに、こと海藻と聞いたとたんに「ワカメで!」って脊髄反射してしまうのはお味噌汁の国育ちのサガでしょうか。
「アスパラゴプシスは、ブロモホルム(CHBr₃)と呼ばれる化合物を生成します。これは、最終段階でビタミンB12と反応することにより、メタン生成を防ぎます。 これにより、消化中に廃棄物としてメタンガスを生成する腸内微生物が使用する酵素が破壊されます」
(Seaweed could hold the key to cutting methane emissions from cow burps:theconversation.com)
と聞いてもちんぷんかんぷんですが、飼料の2%の置き換えで効果を出せる(他の海藻類実験では低量摂取では効果薄→牛の負担増につながる)から消化器負担も軽減できるはずってのは良いですね。
2016年から数年(当時からの日本語記事もそれなりにあります。小学生新聞にもある)で動画のような実験設備がつくられているのですね。将来はより成分を高めたカギケノリ新品種&カゲキノリと相性良くなるべく生み出された低メタン排出品種の超高額スペルマが、こういった研究施設の特許でー…とかになるのかなあ。開かれてて欲しいですね。
有効成分を書いてないけど これ お腹のなかのお花畑に除草剤撒くようなものでは?
消化吸収が悪くなって 牛さんの商品価値が下がるとこまで痩せたりしないかな
あ~これね。
豪ではエミュー・フィンランドはトナカイ・ロシアは狐:ミンク:ヌートリアをカウントしたやつね。
2006年の報告書以来、何か出てたっけ?
これはつまりグリーンモンスターことクズにも使い道ができたともいえるな
雑草扱いされてたワカメでこれだけの結果なのだから
飼料の2%(乾燥)か ふえるワカメちゃんを見ると 相当な量が必要だね
アオサで似たようなことできれば一石二鳥なんだけどな
日本人が海藻好きで余り体臭などがキツくないから、の発想なのかな。
※42
流石に関係ないだろ
自意識過剰にもほどがある
素人が口出してもなんも解決しないのは
このコメント欄見ればわかるな
記事の内容すら見てないやつ多すぎる
皆が真面目にコメントしてるのに、自分の考えたことが、〈自分の部屋が暑いのは、自分が過敏性帳症候群でメタンが大発生しているからだろうか?〉だったなんて言えない(汗
松村邦洋に吸ってもらおう
>>46
電波少年wwww
牛の胃の構造は特殊だし消失させることが出来る細菌は
牛にとって必要だったりしないのだろうか??
ピロリ菌みたいなものなのかね
2%も削減できてねえじゃねえか
その海藻の養殖や加工、運搬の過程で生まれるであろうCO2とかも考慮してなおメリットがあるのかな。
あと牛さん的にお味はどうなのかな。2%なら気付かない程度かしらね。
あと牛さんのフンを利用するものには影響ないのかな。
肥料にしたり、発酵させて発電するバイオなんちゃらとか。
「なんかいつもより発酵しないな」みたいにならないかしら。
ちょこちょこ気になるところはあるけど、一番は牛さんの健康への影響かしらね。
最後の文が「カゲノリは牛だけでなく人も食べることができるようだ」にみえた
>>52
こっわ!
最近屁がたまって膨満感気味で苦しいから俺も食べたい
カラパイアのコメ欄は他のまとめにはないギスギス感があって楽しいよね
海藻の出汁が効いた肉は旨そうだな
そうかね?カラパイアは良心的なコメントしてる人多いと思うよ
はちま寄稿とかポッカキットなんてコメント見るに耐えないのばっかで胸くそ悪くなるわ
※58
単純な罵倒とかじゃなくて、中途半端な知識マウントしようとしてギスギスしてる感じはある
地球温暖化対策なら、とりあえずブラジルの大統領どうにかする方が早いんでないの?
日本人とか限られた民族しか生の海藻は消化できないんだっけな
味噌汁には大体ワカメ入れるよ
海外で増えすぎたワカメがメタン対策に役立つなら尚の事いいね
人間の呼吸からの二酸化炭素放出量も削減せにゃアカンよ
海藻ならいいじゃない