筋肉自慢のモデルがゴリゴリの体にぴっちりのシャツを着たファッションブランドの広告にネットがどよめく

　企業にとって、出した広告が世間で話題になることほど嬉しいものはない。それがどんな反応であっても人々の注目を浴びていることに他ならないからだ。

　このほど、イギリスのとあるファッションブランドの広告がネット上で話題になっている。

　マッチョなメンズモデルが、大胸筋を動かしたらボタンがプチッ！っと飛びそうなほどパッツパツでぴっちぴちのシャツを着てポージングするといった構図だ。

スリムなデザインをアピールするためマッチョなモデルを起用

　イギリス・ロンドン拠点のファッションブランド『Father & Sons』が、男性用スーパースリムシャツの販売を開始した。

　超タイトなシャツゆえに細身のモデルを器用かと思いきや、『Father & Sons』は逆に、筋骨隆々のモデルを使用し、細見のシャツやズボンを宣伝した。

　どう見てもイケメンボディービルダーなムキムキボディのこのモデルは、ショーン・レザーイーさんだ。

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MR.FIVEO(Shahin)Bodyfat<5%🇺🇸🇮🇷さん(@shaun_rez)がシェアした投稿 - 2019年 2月月13日午前8時30分PST

　血管が浮いたボディに、ボタンがはちきれんばかりの状態でスーパースリムシャツを着こなす姿は、企業側の狙い通り、この商品の可能性を最大限に引き出しているといえよう。

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　カリフォルニア出身で、『ファビオ（Fiveo）』というサイト運営も行っているショーンさんは、自身を「ミスター・ファビオ（Mr. Fiveo）」と呼び、このように語っている。

FIVEOとは、体脂肪を5％以下にすることを意味します。短期間のダイエットではなく長期的なライフスタイルの変化を求めて、不要な体脂肪を最小限に抑え筋肉量を増やすことで、人々が更に健康で幸せになり、活力のある生活を送ることができるよう奨励しています。より健康的な心と体は、人生を充実させ、あらゆるレベルで成功へと導いていくのです。

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　なるほど、ショーンさんが自身の肉体美を誇張する理由はわかった。

　しかし、マッチョなボディにスーパースリムシャツという究極の綱渡り広告に、ネットユーザーらは素早く反応。

　ロンドンのファッションブランドということで、イギリスのユーザーらからはシニカルな批判コメントが寄せられた。

・シャツを止めるボタンの方が、このモデルよりもはるかにステロイド効果を発揮させてるって感じだな。

・この血管の浮いた握り拳見ろよ。半径40km以内の全てのレストランのメニューをリストアップしても、まだ食べるものが決められないって悩む女性にブチ切れてる男みたいだぜ。

・「周りに舐められたくなかったらワークアウトしろ」とよく言われるけど、どれだけ体を鍛えても、こんなシャツを着たら逆効果だろ。

・モデルが怒っているように見えるけど、タイトなシャツを着せられているからなのか？

・このシャツ、スプレー缶に凝縮されてたのかな？

・オナラをしたら、空気がシャツを通り抜けるのがわかりそうなタイトさだな。

・大人用サイズで間違いないのか？

　→・いや、アベンジャーズ用サイズだろう。

・『Father & Sons』ということだが、父親が息子のシャツを着ているんじゃないだろうな。

・超人ハルクの変身を防止するには、ちょうどいいタイトさのシャツだ。

・俺も、ピッチピチのシャツを着てるぜ。

再びムキムキモデルに注目が集まる。

　かつて、男性の筋肉美がファッション・トレンドになった時代がある。流行は繰り返すというが、近年、モデル業界では再びマッチョな肉体美が注目されているようだ。 　ネット上ではこのような声もあがっている。

・このモデルが着ているシャツは、XXSサイズなのか？

・くしゃみひとつで、半径3メートル以内のものなら全部吹っ飛ばしそうなマッチョなモデルだな。

・ボタンまで止めてこんなタイトなシャツを着させる必要なんてないわ。黄麻布を履いただけでも、彼はゴージャスよ。

・モデルが履いているのはレギンスか？　腕より脚が細いぞ。

　シャツのボタンを飛ばしてこそ正義！とかいう時代の流れとかなのかなのだろうか？タイトな服で肉体を締め付けるという半ば強引なミスマッチファッションがトレンドなのだとしたら、選択肢は2つ。

　筋肉を増やすか、脂肪を増やすかだ。

written by Scarlet / edited by parumo

追記：人気のあった記事を再送してお届けします（2019/04/16）
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