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太っちょ猫のダイエット計画。インスタグラムでその過程を公開中

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(著) (編集)

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 一目で恋に落ちてしまった。まだ後姿しか見ていないのに。

 4月の終わり頃のこと。マイク・ウィルソンさんとミーガン・ハヌマンさんのカップルは、地元にある “Humane Society” の動物保護シェルターに出かけた。2匹の猫と暮らす家に、もう1匹、新しい猫を迎え入れるためだ。

 そしてこの巨大な猫、ブロンソンを見かけたのである。

 その日はあまり時間がなく、シェルターを訪ねるのに必要な書類の記入やスタッフとの面談で終わってしまい、二人はブロンソンの顔を見ることもできなかった。しかし、帰りの車の中では、あの猫と暮らしたいね、と話が弾んだのだ。

 そしてその翌日、シェルターが開くとほぼ同時に訪問した二人は、無事にブロンソンを引き取ることができた。

 それはハッピーエンドではあったが、同時に新しい物語のプロローグでもあった。今までも、まだこれからも続く、「ブロンソンのダイエット」という物語がはじまったのである。

丸々と太ったかわいい猫、ブロンソン

 後姿だけで一目惚れされたブロンソン、3歳。

 いざ触れ合ってみると、ブロンソンは懐っこく、愛情深い性質の猫だった。撫でられるのも大好きだ。

 過去については、詳しいことはシェルターの職員も知らない。分かっているのは、元の飼い主が亡くなっているということだけだ。

 推測だが、元飼い主は、テーブルに残ったものを全部猫に与えてしまうような孫かわいがりタイプの高齢者だったのではないか、と考えられている。

ダイエット作戦その1、食餌療法

 さっそくペットクリニックへ行き、獣医のチェックを受けたブロンソン、この時点で体重は33ポンド(約15kg)。

 15kg!この体重が猫にとってどれほど多大なものなのかは、猫飼いならば知っているであろう。ブロンソンのような猫の平均体重は5kg程度だ。

 この時点で、ブロンソンは1日当たり513kcalのエサを食べていたが、獣医からはこれを400kcalに減らすようアドバイスを受けた。

 それまで食べていたドライフードを300kcalにし、グルテンフリーのウェットフードを100kcalにするようにした。

 エサのカロリー量はその後3度調整され、現在、ブロンソンは1日当たり375kcalを摂っている。ドライフードとウェットフードの割合は半々になった。

 肥満した猫のダイエットは、徐々に進めなくてはならない。さもないと、脂肪肝になる危険があるのだ。

 猫にとって脂肪肝は致死的なものにもなりうるのである。ブロンソンの減量目標は、一月当たり1ポンド(約454g)だ。

ダイエット作戦その2、運動療法

 さて、もうひとつの重要なポイントは運動である。獣医からもよく遊ばせるように言われている。

 毎日20分、寝そべったままおもちゃで遊ぶ。

 当初、二人は毎日ブロンソンを階下に降ろしていた。お気に入りの昼寝スポットに戻るために自力で階段を登るのは、いい運動になるだろうと考えたのだ。

 しかし、何回かやってみたところ、この運動はブロンソンの関節を痛めるリスクがありそうだということで中止になった。

 代わりに今は、エサ皿を部屋のあちこちに移動させて、歩き回らせるようにしている。

インスタグラムでダイエット記録を公開

 ブロンソンのインスタグラムアカウントを開設すると、たちまち人気となった。ブロンソンへの応援コメントや、猫のダイエットのコツなどが寄せられている。

 そこから生まれたアイディアが、この「移動用クッション」だ。

 二人は、抱き上げられた際、ブロンソンは自分自身の体重で胸を圧迫され、苦しい思いをしてるのではないかと気にしていた。

 しかし、日常生活を送るためには、ブロンソンを抱き上げないわけにも行かない。例えば、ベッドから降ろさないことには、ブロンソンは一日中でも眠っている。そこで、「移動用クッション」の登場となるのだ。

 また最近では、「フード・パズル・ボード」を勧められて試してみた。しかしこちらは、ブロンソンの前足が大きすぎて、なかなか上手く使えないようだった。

 「こんなパズルは子供騙しだが、次に開発するときはもっとこう、まっ平らなのをつくるといいと思うね。その方が食べやすいからさ」とブロンソンは評価したそうだ。

 実はブロンソンは、幸せを掴んでくるといわれる多指症なのである。そのミトンのような足は、彼らが暮らすミシガン州の形にそっくりだ。

ダイエット計画はまだまだ続く

 さて、ダイエットの効果のほどはいかに。

 33ポンド(約15kg)から始まったダイエットだが、1ヶ月目には31.8ポンド(約14.4kg)。

 2ヶ月目には、ちょっと戻って32ポンド(約14.5kg)。

 3ヶ月目の現在は、31.3ポンド(約14.2kg)~31.5ポンド(約14.3kg)。ブロンソンのために買った新生児用の体重計の調子がおかしくて、数値が安定しないのだそうだ。

 新しい体重計は発注済みだ。

 着実にダイエットをこなしつつあるブロンソン。床近くに取り付けた専用のハンモックも、5月には乗れなかったのだが(布からはみ出してしまうのだ!)、

6月にはちゃんと乗っていた(まだ少しはみ出してるけど)。

 5月頭のブロンソンと、7月終わりのブロンソン。

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image credit: iambronsoncat/Instagram

 ダイエットの道のりはまだまだ長いけれど、ゆっくり着実に、カメのように歩もうじゃないか。

 マイクさんとミーガンさん、同居の猫たち、インスタグラムのフォロワーのみんな、そしてカラパイア読者のみんなも応援しているぞ!

 ブロンソンのダイエット記録はインスタグラム「iambronsoncat」で要チェックだ。

追記:記事中に登場する地名は、正しくは「ミネソタ州」ではなく「ミシガン州」でした。お詫びして訂正いたします。(2018/8/3)

References: Paws Planet / Instagram など / written by K.Y.K. / edited by parumo

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この記事へのコメント 47件

コメントを書く

  1. 理想的な減量やね。
    ダイエットサプリの「1ヶ月で-15kg!」みたいな刺激的な宣伝文句、魅力的に聞こえるけど、よく考えれば1ヶ月で15kg増量したわけじゃない。
    増えたのと同じかそれ以上の日数かけるのを意識しましょう。
    ダイエットの目的は「健康的な体質とそれを維持する習慣を身につける」事やからね。

    • +40
  2. スリムになって、壁のキャットウォーク的なヤツを飛び回れるようになるといいな。

    にしても、かっこいいなキャットウォーク。
    思わず調べちゃったけど、日本のamazonには置いてなくてアメリカにはある。
    CatastrophiCreations Deluxe Cat Playplace – Cat Hammock & Climbing Activity Center – Handcrafted Wall-mounted Cat Tree Shelves
    ってやつ。

    結構なお値段なので、アイデアだけもらって自分で作るかな。

    • +31
  3. 「ミトンのような」……まさに、ソレ!
    かわいい。

    だけど、太いのが健康に悪い状態なら、目方を減らすのはやむを得ないなぁ。

    • +28
  4. お手手(前足)が可愛い
    茶猫はただでさえ巨大化しやすく食いしん坊だから
    飼い主が気をつけないといけないね

    • +26
  5. デブ猫のモフり感は最高すぎる。ただし、座ったまま抱っこしてから
    立とうとしても、立てない。
    重い…。

    • 評価
  6. おててがパンパンでかわいい!
    けど、健康の為には理想的に痩せてほしいね。

    • +18
  7. 理想的な無理のないダイエットだね
    むしろ楽しんでるようにも見える
    徐々にスリムになってるから年末には理想体型かな?

    • +14
  8. この子はミトンキャットの中でも、すごく綺麗な手(前足)の形をしてるね
    細かい気遣いができる人たちに引き取られて良かったなぁ

    • +29
  9. 肥大して大きい種類みたいになってないのこれかわいいわの

    • -3
  10. 可愛い、目が綺麗だねスリムになったら物凄い美形猫になる予感
    ダイエット頑張れよー

    • +19
  11. 階段登る時の体型がピットブルかと思った。笑
    てかこの飼い主さんめっちゃ愛に溢れてる人だなぁ。

    • +14
  12. ふっと!((((;゚Д゚)))))))
    何食べたらこうなる⁈

    • +5
  13. 可愛い!けど健康の方が大事よねえ…。

    • +19
  14. 太ってはいるけれど、元々かなり大柄な感じだわね。
    身体が軽くなってくれば、猫だって楽になるはずよ。

    • +18
  15. ここまで太いと痩せた時に皮余って引きずるようになるから皮の切除手術必要だろうなあ
    でも太ってても危ないし頑張れ

    • +6
  16. 顔に肉つかないなんてうらやましいかわいい

    • +3
  17. スロー動画で、ミトンみたいなおててが広がってパーになり、爪が飛び出す様子ずっと見ちゃうな…健康的に痩せて身軽になるといいねぇ

    • +6
  18. 猫の急激なダイエット→「脂肪肝」は
    知らなくて、ありがたい情報だった。
    今のところ必要ないけどね。(笑)

    • +17
  19. そしてこれで腹に余った皮がタプンタプン揺れるようになるのよ。
    それがまた触り心地良くてさぁ…

    • +6
  20. 親指のある猫ちゃんだね
    体重支えるために変化したのかな?

    • -5
  21. 後ろ姿に一目惚れとは何ぞと写真みて危うく吹き出すところだった
    なぜだかよくわからないけど実に味のある後ろ姿だ

    • +8
  22. 基が綺麗だから痩せたらかっこよくなるだろうな〜
    超巨体の猫って人間のエゴの塊みたいで好きじゃないんだけど、後ろ姿で一目惚れも頷ける精悍さがある

    • +9
  23. 極端に肥満の人がすごく痩せた時と同じで猫も異常に太ると痩せた時皮がぶよぶよに弛むんだよな
    過剰に太ると後でたいへん

    • +3
  24. >孫かわいがり

    そこは猫かわいがりとしてほしかった
    文字通り

    • 評価
  25. ミトン型なのはミネソタじゃなくてミシガン州だとミシガン出身として断固抗議させてもらおう

    • +5
  26. うわーー手がかわいい!
    しかし上から見たシルエットが丸すぎてヤバイな…
    ゆっくりダイエットして健康になってね

    • +4
  27. 猫って多指症だろうと巨デブだろうと無条件に可愛いっていう
    神の創りもうた完璧な生物だな

    • +6
  28. クッションみたいな毛並みの猫だなって思ったらクッションだった

    • +2
  29. アメリカはこういう動物のシェルターができるまでは毎年何千万頭の犬猫を処分してた。地道な愛玩動物の保護活動で十分の一にまで減った。日本も昔は何百万頭も処分してたけど、いまは十数万頭の処分にまで減った。なにかと愛玩動物保護法がばかにされるけれど確実に成果があるんだよね

    • +13
  30. 一月当たり約454g減量って、すごい地道だ…
    でも3歳ならまだまだ先の方が長いから、
    無事痩せ遂げてほしい。
    こういう困難を抱えてる生き物をあえて引き取る人、
    ホントすごいなーっていつも思う。

    • +6
  31. まるで猫の頭が付いたイモムシだ・・・

    • -3
  32. うちの太っちょ猫も、庭に捨てられ震えていた時は片手に双子が乗ったのに、今や12kg(ほかの猫たちと同じ量しか食べないのに!)。水と空気で栄養素でも作っているのかと疑うくらい。
    とにかく太っちょ猫の足腰が丈夫なうちに、この記事を参考に(たぶん私だけが)頑張る。

    • +3
  33. 顔は普通の猫なのに体がまん丸だから違和感がすごいw
    雑コラみたい

    • +4
  34. おいなりさんかな❓
    きなこおはぎかな❓

    • 評価
  35. Instagramの最新の投稿観たけどほとんど痩せてなくて草

    • -1
  36. この甲羅かわいい
    いや、これネコ用丸型寝床の分離パーツ?

    • +2

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