「志村！うしろ！」っていう。この後、釣り人はどうなったんだ！？と心配せずにはいられない衝撃画像の真実を探る

　広すぎるネットの大海原には、真偽のほどが不明な画像が数えきれないほど出回っている(関連記事)。

　一度拡散されたら最後その勢いは止まらず、日時や設定まで改変されたものが周期的に出回り、ネタ元が分からないなんてことも起こりがちだ。

　おまけに誰でも簡単に画像加工ができる時代だ。フェイクとリアルが入り混じり、考えるのも面倒だから、とりあえずフェイク認定しとけば間違いないって流れにすらなっている。

　さて、海外ネット民の間で、この後の展開が気になりすぎる衝撃的写真が拡散中だ。

　で、これはリアルなのかフェイクなのかって話なんだ。

後ろ！後ろ！な釣り人の危険すぎる記念写真

　画像に写るのは、川の浅瀬で大きな魚を手にした釣り人だ。釣り上げた獲物に満足しているのか、にっこりと笑顔でキメている。

　しかし、記念撮影をする釣り人のすぐ後ろにクマァ！

　釣り人が釣った魚を狙っているのかそれとも釣り人を狙っているのか・・・今にも飛びかからんばかりの至近距離でかなりデンジャラスな状況だ。

リアルなの？フェイクなの？

　海外サイト・ミームにて「カナダの食物連鎖(Canadian Food Chain)」とのタイトルで共有されているんだが、食物連鎖っておいおい。

　釣り人、大丈夫かよクマに食われたのかよ。思わず心配になるんだけど、やっぱりこれは加工画像であることが判明した。

「まったく気付いていない」を表現した作品

　この画像は、2012年8月に海外サイト「Worth 1000(現在のDesignCrowd)」にて開催されたデジタル編集コンテストの応募作品だそうだ。

　そのコンテストでは「まったく気付いていない」をお題に、写真の中の人々が背後に忍び寄る危険や超現実的な状況にまったく気付いていないイメージを募集していたらしい。

　制作したのはアメリカのフリーランスデザイナー・ufurggerさんで、この作品で銅賞に輝いたとのことだ。

　なるほどそりゃそうだよな、クマがこんな接近していたらさすがに気付くよな。

　いやでも野生だしな、もしかして気配消せるのかも・・・とか、考え出したらフェイク画像に引っかかりがちなんだよな。

References:Meme / Snopesなど / written by usagi / edited by parumo
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