メインコンテンツにスキップ

オカルト本のコレクション3,500冊分がオンライン公開予定

記事の本文にスキップ

24件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 「オカルト」の語源は、ラテン語の「隠されたもの」という言葉である。一般的には、科学的な知識体系や伝統的宗教の枠組みからも外れた知識を指す。

 オカルトと聞いただけでドキがムネムネ止まらないという人も多いだろう。そんな人に朗報だ。私のことだ。

 世界にはオカルトに特化した図書館がある。その中でも有名な「リトマン・ライブラリー」のコレクションが、オンライン公開に向けてデジタル化の作業中であるらしい。

アムステルダムにあるオカルト本の図書館”Bibliotheca Philosophica Hermetica”

 ”Bibliotheca Philosophica Hermetica” (ヘルメス主義哲学文庫)は、アムステルダムにある私立図書館である。アムステルダムは、歴史的に信仰の自由、表現の自由で知られた街だ。

 この図書館は、またの名を “The Ritman Library” (リトマン・ライブラリー)という。創設者のヨースト・リトマン氏は、成功を収めたビジネスマンであると共に、神秘主義に人生を奉げた人物でもある。その根本にあるのは、リトマン氏が16歳のときの体験だ。

 「突然の、深い経験…全てのものはひとつであるという経験でした。一瞬にして私にもたらされた気づきは、起源と創造の間、神と宇宙と人間との間には、深遠なるつながりがあるということです」

Facebookで開く

 リトマン・ライブラリーの所有する、ヘルメス主義(神秘主義的な古代思想)に関する文献の量は世界でも有数だ。その数、2万3千冊以上。手書きや活版の豊富なコレクションは、ヘルメス主義、錬金術、神秘主義、グノーシス主義秘教、比較宗教学などの分野に及び、その中には、貴重な初版本も多数含まれる。

The Ritman Library – Documentary – Official Trailer

オカルト本コレクションのデジタル化

 現在行われているコレクションのデジタル化は、『ダ・ヴィンチ・コード』の著者、ダン・ブラウン氏によるところが大きい。

 ブラウン氏は『ロスト・シンボル』『インフェルノ』の執筆中に、何度もこの図書館を訪れている。そして、30万ユーロ、日本円で4千万円を超える金額を図書館に寄付したのだ。

Facebookで開く

 この寄付金を用いて、ライブラリーは “Hermetically Open.”(ヘルメス的開放)と名付けたオンラインアーカイブを作成中である。

Facebookで開く

 アーカイブの内容は、「19世紀以前の、錬金術、占星術、魔術、神智学」のコレクションである。その中には、『Corpus Hermeticum』(1472)、『Spaccio de la bestia trionfante』(1584)、 カバラの「生命の木」の初版の図面(1516)などが含まれている。

Digitizing The Ritman Library – Hermetically Open

 現在のところ、44ページのガイドが無料のeブックとして提供されている。アーカイブ本体は、近々オンラインで閲覧可能になる予定とのことだ。情報を受け損ねたくない人は、リトマン・ライブラリーのフェイスブックツイッターなどをフォローしよう。

このトレジャー・ハウスをコミュニティに広く開放し、資源=文章を多くの人々に届けることは、常に私の目標でした。図書館は、門戸を開いた瞬間から、歴史的に重要な文献の保管所であるのみならず、本来の、生きた学術施設として、「ヘルメス的に開放」されるのです。リトマン・ライブラリー創設者、ヨースト・リトマン

References: Ritmanlibrary / Openculture / Boingboing

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 24件

コメントを書く

  1. ナコト写本とかがオンラインでいつでも誰でも読めるようになるのかぁ…胸熱だなぁ

    • +8
  2. オカルト話はわくわくして楽しいんだけど同僚とかが真顔でその手の話をし出すと引いてしまうのは何故だろう

    • +17
  3. クトゥルフファンと『黒死館殺人事件』ファンがワクワクしてそう

    • +1
  4. 理解できなくても見るだけで面白いから楽しみ

    • +8
  5. 全部脳に刻み込んでインデックスごっこができる!!やれんけど

    • -1
  6. 読める!胸熱!って言って実際にはほとんどの人が読まないのでは

    オカルト好きな人で原典読める人なんてほぼいないんじゃないか 
    オカルト好きだし読めるって人は挙手どうぞ🙋

    • -4
  7. 此の辺、中学校の頃に少し嵌ってた
    正に厨二病だった

    • 評価
  8. イタリア人なら厨房でもさほど困らずに読めるんじゃ

    • 評価
  9. 文章読めるのと意味の理解はまた違うしね

    • +6
  10. これが本物のウ=ス異本というヤツか

    • 評価
  11. データを全部PCに詰め込んだら悪魔召喚プログラムになりそう。
    ‘EL ELOHIM ELOHO ELOHIM SEBAOTH’
    ・・・

    • +2
  12. ヘルメス主義って大雑把に言えば錬金術のことだから、
    クトゥルーとも悪魔召喚ともあんま関係ないぞ

    • +3
  13. 近代的な知性や世界観とは別の世界観がある。古代の神話的、魔術的世界観とその知的な体系が否定されて近代や合理的世界観が生まれてきたきたわけだけど、現代人は近代的な世界観の中で幸せに生きているだろうか。即物的であからさまなリアリズムの世界にさらされていないだろうか。むしろ魔術的なカオスを含む世界理解のなかに真実があるのではないだろうか。もう一度古代の世界観を再検討することで、人間にとって大切な幸福につながる何かを見つけることができるのではないか。近代の照らす光は強すぎる、もっと穏やかな光のなかで見える風景があるのではないかな。

    • +4
  14. 昔の貴重な資料をデジタル化しておくのはいいですね

    • +1
  15. 澁澤龍彦先生が御存命だったら”良い時代になった”と喜ばれたことでしょう

    • +4
  16. 白魔術系の某神秘主義者がオカルト関係の古書だか資料を対立する勢力から手に入れたんだけど、それが全部黒魔術のヤバイ本だったんでその場で全部焼いたんだそうだ。
    それを隣で見ていた、大学教授だった弟子がそんな貴重なものを焼いてしまうなんて勿体無い、信じられないって嘆いたそうだ。
    神秘主義者曰く、人を不幸にするようなものはこの世から無くなったほうがいいという話だった。
    まあ原子力や核兵器も無いほうがいいんだろうしね。この記事見てこの話を思い出した。

    • 評価
  17. この手の書物って世界各地の神話体系とか歴史的背景がおり混ざってたりするから、膨大な予備知識が無いと書かれてある事の真意は理解出来ないよね。

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

サブカル・アート

サブカル・アートについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。