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集合知で状況が解読できる!「ノルマンディー上陸作戦」の写真が4,000枚公開される

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(著) (編集)

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 1944年6月6日は「D-デイ」と呼ばれる日だ。第二次世界大戦において、ヨーロッパ戦線の転機となった日である。

 当時、ヒトラー率いるナチス・ドイツ軍はヨーロッパ大陸を占領し、ソ連へと侵攻中であった。イギリス・アメリカを中心とした連合軍は、ドーバー海峡を渡り、フランスのノルマンディーに大陸への突破口を開いた。このときの戦闘が、「ノルマンディー上陸作戦」である。

 この「ノルマンディー上陸作戦」の際の写真が、フリッカー上に約4,000枚集約されているのだ。

膨大な写真アーカイヴ

 ”PhotosNormandie” というフリッカーのアカウントが、4,300枚以上の写真を公開した。第二次世界大戦中の「ノルマンディー上陸作戦」の写真である。

イギリス軍の上陸。

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image credit: National Archives USA / PhotosNormandie [CC BY-SA 2.0]

 この印象的なコレクションは、2007年以来、「アーカイヴス・ノルマンディー 1939-1945」と、シェルブール=オクトヴィル公立図書館、そしてアメリカの図書館のアーカイヴスの共同で形作られてきた。

 コレクションの中心となる「アーカイヴス・ノルマンディー 1939-1945」は、2004年に解放60周年を記念して、ノルマンディーの地方議会によりつくられたサイトである。サイト自体は既に終了しているが、インターネット上に記録が残されている。

 また、アメリカ国立公文書記録管理局(NARA)、カナダ国立図書館・文書館をはじめ、各地の図書館や報道・メディアからも写真の提供を受けている。

斜面に沿って展開するアメリカ軍。おそらくは演習中。

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image credit: National Archives USA / PhotosNormandie [CC BY-SA 2.0]

破壊された民家の前の馬車、市民と2人のアメリカ兵。

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image credit: PhotosNormandie [CC BY-SA 2.0]

プロジェクトの目的

 ”PhotosNormandie” は独立したボランティアによるプロジェクトであり、資金提供は受けていない。その目的は、それぞれの写真についての詳細をユーザーの集合知によって得ることである。いうまでもなく、アーカイヴ(記録)として、より充実したものにするためだ。

 元々は、「アーカイヴス・ノルマンディー」の写真には説明が少なすぎる、考えたところからプロジェクトが始まっているのだ。出典(“PhotosNormandie”)を提示すれば説明文も自由に利用可能であるとしている。

 各写真にはコメントが可能になっており、ユーザーは、その写真について何か分かることがあれば書きこんでほしいと求められている。悪戯による書き込みは、10年間で10回程度しか起こらなかったそうだ。

カナダ歩兵部隊によるパトロール。

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image credit: National Archives Canada / PhotosNormandie [CC BY-SA 2.0]

壊れた投光機を覗き込む米兵

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image credit: PhotosNormandie [CC BY-SA 2.0]

 また、動画についても、同様にユーチューブ上の “PhotosNormandie” のアカウントに集められている。こちらは300本ほどだ。

当時の報道用の動画と思われる(音量注意)。

f000292 Cherbourg / Saint-Lo / Longueville / Manche / Calvados

via: Design You Trust / Flickr / Deja Vu など / written by K.Y.K. / edited by parumo

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この記事へのコメント 22件

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  1. 連合軍艦艇による砲撃や航空機による爆撃で廃墟と化した街で
    破壊した側と破壊された側が笑顔で並んで写ってるってシュールだよな

    • +4
  2. とりあえず間違いなく言える事は
    剣を持った場違いな人がいたらそれはジャック・チャーチル

    • +2
    1. ※3
      現代のバーサーカーww
      個人的に彼のバクパイパーとしての腕前を知りたい

      • 評価
  3. 集合知なんて存在しない
    衆愚が存在するだけだ

    • -16
    1. ※4
      衆愚の使い方が間違ってるよ
      愚者が持っているものは全て役に立たないと言いたいんだろうけど、それも間違い
      その理屈だとほぼ全ての科学はゴミみたいなものということになる
      「下手の考え休むに似たり」「三人寄れば文殊の知恵」という言葉もあるように、愚者が一人一人で考えてても埒があかないが、異なる知識や考えを持ち寄れば少しは賢くなれる
      それに情報と思考はまた別の話
      情報を集めることと、それらを体系的に整理することのどちらが欠けても知足りえない
      情報は使う側の能力次第でゴミにも宝にもなる

      • +8
  4. レェティ・ニャットリン事件の澁谷容疑者も地域住民の集合知によって逮捕されたんだろ。
    第二次大戦という大事件を紐解くために皆真剣であるはず。よって集合知は存在する。
    そういう場で落書きみたいなコメントをしても白い目で見られるだけだろう。
    ふざけたり、己の領分をわきまえない者は基本的に蔑視される対象。

    • +6
    1. ※5、※13
      個人をクローズアップすれば見れば賢者も愚者もいる
      しかし何万、何百万の人間の集合を1つの個体と見做して、その行動をマクロの視点で眺めると、それはアメーバなど原生動物の行動に酷似し、知性的な選択行動は全く見られなくなる

      • -8
      1. ※18
        「知性的」の定義を教えてくれますか?
        多数が同じ方向を向くことが知性的だと思ってませんか?
        イワシはまとまって同じ方向に泳ぎ結果として食べ尽くされることも多々あるわけですが、それが知性的だと思いますか?
        土砂は大小の石の集まりで、大雨で一つの方向に動くわけですが、そんなものは選択行動とは言えませんよね
        私には、個の選択に幅があるが故に全体として何もしていないように見える方が、知性的だと思えますが
        例えば、人間が走る時は細胞が上手く連動するわけですが、進む方向くらいしか考えていませんよね
        逆に様々な問題を考えている時は、立ち止まって傍目にはボーッとしているように見えることが多いのではないでしょうか
        レベルの違うものの「相似」に意味を求める時は、どこまで似ているのかを突き詰めないと、とんでもない結論に至ってしまいますよ

        • +4
        1. ※20 その通りだと思います。とても良い意見だと思います。人間は本来そうあって欲しいものですね。 

          • 評価
  5. 史上最大の「失敗したが成功した作戦」と言われる理由が写真からでもよく解りますね。犠牲者が余りにも多すぎる。
    あ、パンジャントドラムとかハボクック等の英国面をディスってる訳じゃなくてね

    • 評価
  6. 当時を知る人はもう少なくなったろうね、
    此の写真は私ですなんて書き込みは有っただろうか?

    • +2
  7. 英国兵士は傷付いたドイツ兵にも紳士的に接したと聞いてます。米国兵やフランス兵を諌める事も有ったとか。

    • 評価
  8. トムハンクス写ってる写真あったら起こして

    • +5
  9. またコラで「日本兵が攻めてきた!」とかやられるんだぜ

    • -2
  10. 写真の話ではないが、数年前にノルマンディー上陸作戦の記念式典があった際の話で、ドイツ側出席者の元狙撃兵が英国側出席者のバグパイプ兵のことを覚えていて、バグパイプを拭きながら突進してきたバグパイプ兵を「彼は既に死んでいた。」と言ってあえて撃たなかったというエピソードが思い出された。

    • +1
  11. この時の空挺部隊を描いた「 Band of Brothers 」というTVシリーズの原作が詳しい DVDと原作両方見るといいと思う ミリオタのお眼鏡にかなった作品としてお勧めする    

    • 評価
  12. ユダヤパンは切れましたか…?(小声)

    • 評価

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