メインコンテンツにスキップ

全部私が面倒見ますから!血のつながりのない子も含め14匹の子猫たちをたった1匹で世話をするメス猫(アメリカ)

記事の本文にスキップ

56件のコメントを見る

(著)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 先日、米ニューヨークにてシェルターからある動物保護団体の元に大きな箱に入った猫の母子が到着した。知らせを聞いてその中を確認したスタッフたちは思わず目を見張った。

 彼らにとって母子猫の保護は珍しいことではない。しかしスタッフたちが驚いたのは、その子猫の数だった。そこには14匹もの子猫たちが身を寄せ合っていて、その中心でやせ細ったメスの成猫がこちらを見上げていたのだ。

 栄養不足と脱水症状で消耗し、今にも倒れそうになっていた母猫。彼女はなんとたった1匹で、自分が生んだ子猫だけでなく、訳あって血のつながりのない子猫たち全員を育てていたのだ。

2匹の友だちの赤ちゃんを引き受けた母猫

 14匹の子猫をたった1匹で面倒を見ていたメス猫の名はイザベルという。かつて彼女はある家庭で2匹のメス猫とともに暮らしていた。ある時期、彼女たちは全員赤ちゃんを身ごもり、ほぼ同じタイミングで出産した。

 イザベルは生れた我が子の育児を順調にこなしていたが、他の母猫2匹は子猫たちを育児放棄し、子猫はいつもお腹をすかせていた。

 あの子たちをなんとかしなければ!消えそうになっていた小さな命を放っておけなくなったイザベルさんは、栄養不足の子猫たちも一緒に世話し始めた。

 こうして計14匹にもなった子猫全員にお乳を与え、子育てに励んでいた彼女。だが、そんなイザベルに予想外の事件が起こる。あまりの猫の多さに頭を抱えた飼い主が、あろうことかまとめて地元のシェルターに託すことにしたのだ。

シェルターに届けられたイザベルと14匹の子猫たち

 しかしそれは正しい判断とは言い難かった。シェルターに猫の赤ちゃんを持ち込む飼い主はたびたびいる。彼らの多くは子猫でさえあればすぐに里親が見つかるだろうと思っているが、現実はそう簡単ではない。

 生まれたての子猫は授乳が必要で、ある程度育って自分で食事ができるようになるまでは、スタッフがつきっきりで世話する必要があるのだ。そのためには十分なスペースや人員の確保が必要になってくる。

箱には生まれてまだ一週間の子猫もいた

この画像を大きなサイズで見る
image credit:Facebook

 14匹もの子猫を一気に預けられたシェルターには他の動物たちもいる。彼らをまんべんなく面倒を見るのは困難な状態だった。

イザベルはボロボロ、だが14匹の子猫は全員健康だった

 そんな中、イザベルの身の上話に感動し、一家全員がより良い暮らしができるよう引き取りましょう、とシェルターに名乗り出た保護団体があった。ベストフレンド動物協会である。

不安そうにこちらを見上げるイザベル

この画像を大きなサイズで見る
image credit:Facebook

 育児疲れがたたったのだろう、イザベルは当時はひどくやせ細っており、脱水症状もすすんでいた。

 にもかかわらず、人間スタッフたちを受け入れ、体をなでると横たえてノドをゴロゴロいわせた。彼女は人間に対し心を許すことができる母猫だったのだ。

 イザベルのきめ細やかな育児のおかげで、子猫14匹全員が健康に育っていたという。たった1匹の母猫がこれだけの子猫たちをきちんと世話していたことにスタッフだけでなく獣医も驚いた。

幸いなことに子猫は全員健康だった

この画像を大きなサイズで見る
image credit:Facebook

イザベルに休養をとらせ、施設が子育てを開始

 スタッフは、一刻も早い休養を要するイザベルさんに水を飲ませて安静にさせた。すると彼女は安心したのか、やっと休憩をとるようになった。

 それから間もなく、子猫たちのなかで最も大きく離乳期を迎えていた4匹は、彼らを望む里親の元に引き取られることになった。

 さらに残った子猫の中で一番大きな子と一番小さな子は里親が見つかるまで世話をしてくれる家庭に預けられた。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:Facebook
この画像を大きなサイズで見る
image credit:Facebook

子猫はすべて分け隔てなく育てる。猫界の聖母イザベル

 スタッフたちは初めてここにやってきた時のイザベルさんの顔を決して忘れないだろう。彼女は小さな子猫たちの真ん中にやせ細った体を横たえ、常に彼らに気を配り、養い守ることに必死な母親の表情を見せていたのだ。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:Facebook

 かくして、分け隔てなく14匹もの子猫の命を救ったイザベルは、緊張の連続だった育児疲れを癒し、体力の回復を目指すことになった。

 協会は頑張り続けた彼女の看護と子育てを引き受け、その後は一家の里親探しを予定しているという。

via:lovemeowfacebook・written D/ edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 56件

コメントを書く

    1. ※3
      ただその後の判断は正しかった
      捨てなかっただけマシだと考えよう

      • +2
  1. 世話もできないくせに避妊手術もさせてなかった元の飼い主に(以下自粛)
    イザベルさんを讃える以前に、腹が立って仕方ないのだが

    • +150
    1. ※5
      だけど西洋だと、そこで全部袋に入れて川に流すとかあるんだよ。自分で手におえないものをシェルターに預けてくれただけよかったよ。全員助かった。

      • 評価
    2. ※5同感です。子猫のみならず長年暮らしてきた猫すら手放せる神経を疑う。

      • +3
  2. ええ話やけど母性に過剰な期待を押し付けるのはアカンよ? 何事も健康あってのことよ。体は大事に労わって吉です。

    • +64
  3. もうね
    小さな体でどれだけ頑張って
    子供達を守ってたのか…
    頭が下がってめり込むぐらいだよ

    • +73
  4. またまた美談。
    可愛い賢い偉い最高の猫。
    皆に幸あれ。

    • +11
  5. イザベル「母性本能が止まらにゃい!」

    • 評価
  6. 猫にもネグレクトの例は多々あるわけで
    避妊手術をさせなかった元の飼い主は多いに反省して頂きたい

    それにしてもイザベルさんの子猫たちに対する愛情と献身
    2児の父として頭が下がる思いです

    • +58
  7. イザベル母さんすげえよ…
    みんな幸せになってくれ
    元の飼い主には例の呪いをかけておいた

    • +43
  8. 母乳って結局血液だから、そりゃ脱水症状にもなるし衰弱もするわ。

    とりあえずお疲れさまと労ってあげたい。

    • +61
  9. 誰に誉められるあてもなく頑張ってきた猫母さんに、泣けてきました。
    報われないなと僻むことが多い自分は、損得勘定に囚われているのかなと反省しました。でも、また僻んでしまうんだろうな。

    • +17
    1. ※19
      自分中々報われないな、と思っている方は、きっと日々とても頑張ってらっしゃるのだろうなと思います。
      褒められたいのはヒトの常です。中々日常褒めて貰える場は少ないけれど。
      この猫のママさんのような滅私の愛に心動かされる人は、決して損得勘定づくではない、感受性のゆたかなすてきな方だと思いますよ。

      • +4
  10. このメス猫め!

    言葉の意味が変わった瞬間だった
    もう良い意味でしか使えないわ

    • +8
    1. ※21
      まずなんだって罵る言葉として使われるのかねぇ?

      • +6
  11. イザベル母さん頑張ったな
    子どもたちに幸あれ

    • +9
  12. できれば、イザベル母さんと子猫数匹を
    一緒に引き取ってくれる里親が見つかれば良いね

    • +21
  13. 素直に喜べません。猫の繁殖力は凄いから。
    たまたま一匹も欠けることなく育ったからよかったものの前の飼い主には本当に腹が立ちます。
    困ったあげく纏めてぽいっだなんてっなんて(以下自粛)

    • +26
  14. キジトラは優しい気性の仔が多いんだよね

    • +4
  15. 非情な飼い主に放り出されてもまだ人間を信じようとする姿に泣けてくる

    • +26
    1. ※26
      ほんとに。避妊手術も施せないくらいの無責任な飼い主に報いを受けてもらいたいものだ

      • 評価
  16. 愛玩動物なのに人間に捨てられて
    この養母ネコはしなくて良い苦労をさせられたんだ
    愛玩動物を飼ってるなら、愛玩動物に苦労かけさせるなよ
    最初から最後まで平穏と安らぎと楽しさを与えるのが当然だろ

    • +28
  17. ”彼女は小さな子猫たちの真ん中にやせ細った体を横たえ、常に彼らに気を配り、養い守ることに必死な母親の表情を見せていたのだ”

    この文章で泣いた。

    • +22
  18. うちの猫も3匹のメスが同時に出産(8匹の子猫)したんだけど
    親2匹が育児放棄して結局一匹が全部育ててたわ
    子猫に触ると隠しちゃう親猫だったから少し大きくなるまで
    待ってから食い意地はってる子猫優先で哺乳瓶で与えてた
    その親猫は22歳まで長生きだったなぁ

    • +17
  19. 多頭飼いのうえ避妊もしないとか最低すぎる
    動物を飼う前に何時間かの講習を受けさせる義務を作るべきマジで

    • +27
  20. 私がいなかったらこの子たちどうなるの、って一心で
    脱水症状になるまでお乳与えてたのかな
    子供達自体は健康っていうんだから本当に献身的にお世話
    してたんだろうなぁ
    飼い主はともかくいい施設と里親さんたちに巡り合えてよかった

    • +24
  21. 人間はやたら血のつながりをありがたがるけど、動物たちは「たかが血縁や種族がなんだっていうの?赤ちゃんは赤ちゃんよ」と言わんばかりに深い深い愛を見せてくれる。お母さんには敵いません。

    • +25
  22. 育児放棄する母猫2匹と子猫14匹を身を削りながら育てるイザベルさん
    猫も個体差がすごいんだろうな

    • +9
  23. イザベルさん、私を下僕にしてください!

    • +3
  24. イザベルさんは優しい猫ちゃんだね。
    本当に猫は愛情深いとよくわかるよ。

    • +4
  25. イザベルさんに幸いあれ
    元飼い主に辛いあれ

    • +2
  26. 元飼い主が最低すぎる
    これをただの美談にしちゃいけない

    • +10
  27. つまり元飼い主は
    メス猫を3匹も飼っているのに
    どの猫にも避妊手術をしていなかったって事?
    無責任過ぎる
    育児放棄した2匹の猫ちゃん達が
    まだ手術を受けずに次のシーズンを迎える事がないようにしてほしい

    • +9
    1. ※42
      イザベルを引き受ける条件としてシェルターが指導しているとは思うけどね。
      それがなければまず間違いなく一か月後には妊娠発覚という事態になる。

      二匹の雌猫がなぜ飼育放棄をしたかというと、多分それは近くに未去勢の雄がいるから。
      猫の怖いところは、発情を促す要因があれば出産直後であっても交尾に至るから年3回以上の出産も可能なんだよ。だから多頭飼い崩壊も簡単に起こる。

      ※41には全く同意。

      • +8
  28. 個人差ってやつだね。
    イザベルは素晴らしい母親猫で人間が学ばなければならない部分を持ち合わせているね。人間と一緒と言いたいが、そんな人間見たことない、、、

    • 評価
  29. 元飼い主は、こんなに頑張った猫を捨てて、ほかの育児放棄の猫だけ手元に残したの?
    クレイジーだ。

    • +5
    1. ※47
      飼い主も人間から見捨てられてみるといいよって思う

      • 評価
  30. 1人で人間の赤ん坊14人育ててね!って言われたら睡眠時間が一日で15分くらいになって総白髪になりそう
    人が良い(猫が良い?)猫は苦労するんだな~

    • +3
  31. 育児しない母猫もいるけど、猫にだって望まない妊娠があると思う
    命がけで出産、身を削って育児して当たり前ってのもかわいそう
    避妊手術は大事だね

    • +3
  32. イザベルは運が良かった
    そしてとっても優しい猫だから、きっと他の猫共々幸せになりますように

    こんなの虐待に近いんだから、海外なら元の飼い主逮捕できないの?

    • +1
  33. 猫の乳首は8つしかないからフル稼働だな。

    • 評価
  34. なんて愛情深い。素晴らしい、美しい猫さん。
    施設のスタッフを受け入れたのも、彼らが手を差し伸べてくれるって理解していたんだろうね、賢い。
    イザベルさんの行為に敬意を表して猫缶一年分を贈呈したくなった。

    • +1
  35. 実子させ餓死させる人間が居るのに
    イザベラかーちゃん凄いぞ!!

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

画像

画像についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

動物・鳥類

動物・鳥類についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。