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混じり合うオオカミとコヨーテ「コイウルフ」

image credit:Smithsonian Magazine
ヨーロッパ人の移住者がカナダ、オンタリオ州南部へ向かうと、農場を作るために大量のオオカミを殺した。まったくの偶然であるが、これが進化の引き金を引き、新しい種を登場させた。「コイウルフ」である。オオカミという脅威が減少したことで、草原のコヨーテが彼らのテリトリーにまで侵入。パートナー探しに苦労していたオオカミはコヨーテや移住者が飼育するイヌと交配することにした。
こうしてコイウルフが誕生した。親よりも大きく、強靭で、体重はコヨーテの2倍もある。足が速く、筋肉質で、顎も大きいため、ハンターとして有利な条件を備えている。
現在、北アメリカ東海岸には無数のコイウルフが生息する。森から聞こえる鳴き声は特徴的で、オオカミのように低いうなり声から、コヨーテの金切り声のような高音に変わる。
9. 羽が短くなりつつあるツバメ

このツバメは通常断崖で暮らしている。ところが、この場所は嵐の季節には危険な場所となり、しばしば巣が流されてしまう。そこでツバメは道路や橋などに巣を作るようになった。
最初は上手く行っていないように見えた。無数のツバメが車に轢かれて、その死骸が道路に残された。すると不意に死骸の数が減少したのだ。
調査からはツバメの羽が短く進化していることが判明している。ミリ単位の違いでしかないが、これによって車が接近したときに素早く飛び立てるようになった。機敏に動けるようになったことで、交通事故で死ぬ個体が減ったのだ。
8. 木々の高い場所に引っ越したトカゲ

本来の生息場所は、キューバから侵入したブラウンアノールによって、それまでのような暮らしができなくなっている。同じ餌を巡って競合しなければならないことに加え、ブラウンアノールはグリーンアノールの子供を食べるという習性があるのだ。
そこでグリーンアノールは木のより高いところに引っ越すようになった――そして体も変化している。過去15年でつま先のパッドが大きくなり、足の鱗もくっつきやすくなっている。これほど短い期間で起きたものとしては劇的な変化であり、おかげで生き延びることができている。
7. 視力を失いつつある洞窟の甲殻類

image credit:BBC
洞窟には数百万年前には頭から小さな目が飛び出していた甲殻類が潜んでいる。彼らが暗い洞窟を奥へ奥へと移動するにつれて、目はあまり役に立たなくなり、やがて遺伝子プールから消えて行った。そうした甲殻類の多くには、今でもかつての名残として小さな眼柄がついているが、もちろんまったく役に立たない。何も見えないのだから。そして、その眼柄もゆっくりと消え始めている。
これは研究者にとって甲殻類の脳の変化を知るチャンスでもある。彼らの脳には現在でも視覚のための領域がある。そこもまた役に立っておらず、徐々に消えつつあるのだ。
やがて眼柄ともはや役立たずの脳領域は完全に消えると予測されている。
6. 色が変わりつつあるフクロウ

image credit: nature.com
フィンランドのモリフクロウは色が変わりつつある――おそらくそれは温暖化が原因だ。このフクロウの羽は茶色か灰色で、親の色は子供に受け継がれる傾向にある。最近までフィンランドの多数派は灰色だった。この辺りの厳しい冬ではこの色が有利だったからだ。一方、茶色いフクロウは長く生きることができなかった。
しかし気温が上昇するにつれて、冬が以前よりは生き残り易いものになっており、茶色いフクロウは個体数を増やしつつある。自然選択が再び彼らに有利に働きだした――フィンランドの森の色を変える小さな進化的変化が起きている。
5. 化学物質に適応しつつあるハドソン川の魚

image credit: National Geographic
ハドソン川には体長10センチほどしかない大西洋トムコッドというタラの仲間が生息している。彼らは豊かな生態系があるここで数百万年も繁栄してきたが、やがて川に化学物質が垂れ流されるようになる。とりわけPCBが致命的だった。魚の心臓は縮み、鼓動が困難になり、苦しみながら死んで行った。
だがトムコッドはそれに適応し、いまでもハドソン川で繁栄している。その秘密は奇妙な遺伝子の変異だ。これは他の地域では一部のトムコッドしか持たないものだが、ハドソン川の個体は全員が持っている。
ハドソン川のトムコッドは、遺伝子の1つが持つはずの6組のDNAが欠けている。このため化学物質は受容体に結びつくことができない。こうして魚の命を奪う影響力が抑えられた。しかもトムコッドを狙う捕食者は死に絶えている。
4. 牙を失いつつあるゾウ

image credit:The Independent
アフリカゾウは密猟が原因で変化している。これまで長い牙はゾウにとって進化の点で有利だった。ライバルのオスを追い払い、メスを獲得するために便利だっため、それが子孫に継承された。密猟がそれを大きく変えた。密猟者は高く売れる長い牙のゾウを狙う。その結果、そうしたゾウは子供を作る前に死んでしまうようになった。競争がなければ、短いゾウでもメスを得ることができる。こうして短い牙が子供に受け継がれるようになった。
19世紀半ば以来、アフリカゾウの牙の平均的な長さは半分になった。中には牙をまったく持たずに生まれてくるゾウもいる。1930年代、牙のないゾウは非常に珍しく、全体の1パーセントでしかなかった。
だが密猟が最も酷い地域では劇的に変化している。1997年、ルアングワでは38パーセントが牙を持っていなかった。
3. 鳥用の止まり木を育てる花

image credit:National Geographic
南アフリカに自生するバビアナ・リンゲンス、別名ラッツテイル(ネズミの尻尾)という花はその場所に応じて姿を変えている。この花に少々問題がある。その周囲に鳥を食べてしまう捕食者が存在するのだ。そのため受粉を助けてくれる鳥が寄り付かなくなってしまった。そこで一部の地域のラッツテイルは鳥が掴まれるような止まり木を進化させた。これは特にタイヨウチョウにとって魅力的だった。この鳥が止まって、花の蜜を飲むにはぴったりのサイズだったのだ。
タイヨウチョウだけに頼らなくてもいい地域では、そこまで大きな止まり木を育てる必要はない。私たちはこれを目にするたびに、小さな進化が現在も機能している証拠を見ていることになる。
2. 毒に耐性を持ち始めたネズミ

image credit:seeker.com
ドイツでは、ネズミを嫌うパン屋がワルファリンという猛毒の毒を仕掛けている。これに齧りついたネズミはもう長くなく、パン屋は一安心だった。だがアルジェリアのネズミはこの毒に耐性を持っている。そしてドイツのネズミがアルジェリアのネズミと交配し始めた。結果、ドイツのネズミは毒への耐性を持つ雑種へと進化しているのだ。
人間の武器が効かないため、現在この雑種はドイツで数を増やしつつある。ワルファリンを齧ってもケロリとしているのだ。進化を通して繁栄しようとしているということだ。
1. 骨盤が小さくなりつつある人間

かつて出産するには産道が狭すぎる女性は、子供を産もうとして命を落とした。だが現在では帝王切開によって問題なく出産することができる。
命が救われるようになったことで、人類は自然選択を克服しつつある。狭い産道を持つ女性が子供を産めるようになり、その結果、骨盤が縮んでいるのである。
1960年代以降、手術なしで出産をするには産道が狭すぎる女性は20パーセント増加した。この傾向は今後も続くと考えられている。つまり、さらに多くの女性が出産時にメスに頼るようになるということだ。
via:10 Species That Are Evolving Right Now/ translated hiroching / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
肩幅の狭い男が増えてきた気がする
2. 匿名処理班
生き物は大変だなー…と思ったがそういや人間だった…
3. 匿名処理班
退化と進化の違いが分からなくなってもーた
4. 匿名処理班
※1
肩身が狭いからだろう
5. 匿名処理班
筋力が衰えている日本人が多いからね
世界全体では変わらない気がする
6. 匿名処理班
※1
満員電車に対応したな
7. 匿名処理班
中世以前の人の前歯はかみ合っているって聞いた事ある
上前歯が前に出るようになったのは近代なんだって。
スピードの違いこそあれ 生きている生物は皆現在進行形で進化している生物だよ
8. 匿名処理班
肩身の狭い男も増えてきた気がする
9. 匿名処理班
それは気のせいだろ
10. 匿名処理班
オシリスキーとしては悲しい進化
11. 匿名処理班
※1
肩身の狭い、じゃなく?
12. 匿名処理班
猫は人間に好かれるように進化してる
13. 匿名処理班
止まり木でほっこり
14. 匿名処理班
ドットコムに見えた
15. 匿名処理班
今の地球で生き残るには、人間が生み出した環境に適応するしかないってことだな
16. 匿名処理班
ネズミの骨盤と変えてくれ
17. 匿名処理班
※3
退化も進化のうちやで
進化と退化は対立する概念では無い
18. 匿名処理班
人為淘汰ばっかりだな
19. 匿名処理班
確かにネズミの毒耐性の獲得は驚異的だ
毒餌はほぼ効かなくなってる
金網の罠も既に見破っていて中に入らない
だからエサ場を用意してその周りをトリモチシートで囲うと
餌に夢中になって尻尾がトリモチに引っかかって面白い様に捕まる
20. 匿名処理班
進化というよりはまだ選択の状態だな
それより最も進化が短期間で進んでいるのは微生物だけどね
21. 匿名処理班
いつか人間の心の本能も他の人より優位に立つより上手くやっていく方向に進化していくといいな。
22. 匿名処理班
ガラガラヘビの尻尾のガラガラ
あれも小さい個体が増えてるそうだ
大きな音で威嚇すると
人に殺されちゃうから
音の小さいあるいは鳴らさない個体が
生き残る
23. 匿名処理班
※12
進化してーなーおれもなー
24. 匿名処理班
人間によって作られた小型犬の一部は自然分娩できないらしいけど
人類も増えているってなんとも皮肉を感ぜざるを得ない
25. 匿名処理班
骨盤なんかより、親不知とかの方が驚異的。だって生えない人間がいるんだぜ?
26. 匿名処理班
自然分娩出来なくなるって、進化というより欠陥化して言ってると言えるのでは…
手術でお産できない場合はつまり死ぬってコトよね…
27. 匿名処理班
伊集院の本で読んだけど、ゴキブリも毒への耐性が著しく進化してるらしい。
強化ネズミと並んで悪夢でしかない。
28. 匿名処理班
コイウルフ、ツバメ、トカゲと読んでいて人間はどうなんだろう?と思ってたら最後に「骨盤が小さくなりつつある人間」とあり驚いた。
でも納得、ぜんぶ繁殖に関するものだね。
男性女性共に不妊症が増えてるのも、
人工授精の成功率が高くなってきているからかも知れないね。
29. 匿名処理班
※17
そーなんですか!
知らなかった..
教えてくれて ありがとうございます(^ ^)
30. 匿名処理班
たしかに古写真などでみる昔の女性のおしりは現代人よりすごく大きい。
31. 匿名処理班
ヒトの場合、歯の本数が一番のトピックスかと思ってた。骨盤は女性限定の話だけど、歯なら男女問わずだし。
最近は親知らず分の4本、根っこさえないヒトが増えていると聞いたけど、あれは何かの間違いだったのかな?
32. 匿名処理班
野生動物にとっては歴史上淘汰圧が最も強い時代だからな
そしてこれからももっと強くなっていく
人類が定住していない土地を除いて、人類という征服者に譲歩して折り合いを付けられた種族だけしか生き残れない時代になっている
33. 匿名処理班
いまだに先進国で普通分娩が一般的なんて日本くらいなもんだよね。
アメリカでは帝王切開が、フランスでは無痛分娩が一般的だよね。
日本は辛い思いして産まないと愛情が湧かないとか言ってる老害も多いし。
普通分娩を否定するわけじゃないけど、他にも出産方法の選択肢が増えるといいよね。
私は無痛分娩予定だったけど、赤ちゃんが急変して緊急帝王切開だった。
昔だったら死産か私も死んでたかもしれないと思うと今は本当いい時代なんだなぁ
34. 匿名処理班
※26
そもそも人間は自然界での出産育児は超リスキー
何十時間も続く他の動物には比べものにならない酷い陣痛、そして生まれてくるのは立って歩くだけでも一年近くもかかり、とにかく何かあると泣き叫び、一人で寝る事すらままならない、自分で餌を探す様になるのにはさらに何年もかかる超未熟児
自然分娩できない位はなんてことがない気さえする
35. 匿名処理班
食物連鎖の底辺は適応するスピードが速いよね
寿命が短い分そうなるように出来てるのか
36. 匿名処理班
「鳥用の止まり木を育てる花」は面白いね。
これ、人間が受粉を手伝うようにしてると、
そのうち、葉っぱに「いらっしゃいませ」って字が浮かび上がるように進化するかもしれないよ。
37. 匿名処理班
骨盤の人間の話を見て、あ、ブルドッグだ。と思ってしまったよ。
38. 匿名処理班
他の動植物保護考えるの人間ぐらいだろうね。パンデミックとかで人間滅びるのなんて一瞬かもね。実際、人間自ら短時間で他の種族絶滅させられることを証明してるから。
脅威を感じるのは当たり前。
でも、地球上のどの生物でもいいから続いて欲しい。
39. 匿名処理班
多分某所ではブスが増えている
売れ残るはずだったブスが整形で売れていくので
40. 匿名処理班
北米大陸では大型の鹿が減っているって聞いた。
大きくて立派な角を持ったオス鹿はハンティングの対象にされて
殺されてしまうため、今まで繁殖できなかった小さいオスも
メスを獲得出来るようになった結果、小さい鹿が増えたのだそうで。
牙のない象と同じ話だけど、人間の欲ってすごいんだなあ。
41. 匿名処理班
骨盤小さくなる減少は欧米人が無痛分娩ばっかやってるから体がいらないと判断してるんじゃね
42. 匿名処理班
つか、進化を語る場合は、年単位じゃなくて世代単位で計算しないと意味ないよね>グリーンアノールトカゲ
43. 匿名処理班
ノミも犬猫用の駆除薬のフロントラインが効かなくなって別の薬を使うようになった
44. 匿名処理班
この文明の医療技術が衰えたときは、骨盤の小さい女性の割合は再び自然な水準に戻ると言われてましたね。この現象は一時的でなものでしょうと。
45. 匿名処理班
※1
都市部だけで世代を重ねると、地方の人間と比べて劇的に変わってきそうですね。
46. 匿名処理班
ゾウの進化が素晴らしい。
だが感嘆してばかりもいられない。
人間の不始末が原因なのだから、
またゾウが牙をはやせるように、悪質な人間を根絶しないと。
47. 匿名処理班
勘違いしている人はたまにいるけど、進化は改善じゃない。
欠陥って概念はないし、自然か不自然の概念も存在しない。
子孫を残すのに有利な特徴は強化され、特に不利ではない特徴は残存する。
帝王切開ができる以上、小さな産道はもう不利な特徴じゃなくなった。
ただそれだけのお話さ。
48. 匿名処理班
※20
選択って、誰が選択すんの?
49. 匿名処理班
世の男性は毎日毎日髭剃りに励んでるのに、
なんで何百世代経っても髭は薄くならないのか?
50. 匿名処理班
※49
毎日髭を剃る文化圏では、髭の有無が生存競争に影響しないから。
51. 匿名処理班
※36
実際、栽培品種ってそういうものだよな。
52. 匿名処理班
だから形の良い大きな尻に魅力を感じるのかぁ、なるほど
53. 匿名処理班
この手の話になると必ず現れるけど
※20とか※26みたく進化って言葉を異様に嫌う人がいるのってなんでだろう
54. 匿名処理班
※49
髭の濃い男性も剃ることで薄い男性と対等にモテるようになるなら
剃り続けることはむしろ髭が薄くなる進化を阻害する行動ということになる
55. 匿名処理班
奈良公園にあるナントカという植物も元々棘はなかったのに鹿に食べられないように僅か50年程度で棘だらけになったらしいね
56. 匿名処理班
※49
25歳で子孫を作るとして、何百世代も前だと、百世代でも2500年前ですよ。
そんな昔から髭のない男のほうがモテたってことはない。
髭のある男のほうが立派だと考えられてた時代のほうがずっと長いですね。
57.
58. 匿名処理班
※4
おもしろい。
実際、今の日本は男性性を許容しなくなって来ていると感じる。
59. 匿名処理班
※53
「進化」という言葉から、前に進むような、より素晴らしくなる変化のイメージがあるんじゃないかな
だからその人にとってそうでは無いものに「進化」という言葉を使いたくないと
60. 匿名処理班
※50、※54
この手のあからさまなネタコメにそんなマジレスされてもこまるんだけど…。
61. 匿名処理班
※60
どう面白いネタなのか解説求む
62. 匿名処理班
※19
昔のゲームにアストロノーカってのあったけど、それみたいだね。
あれはそこそこに共存っていうのが一番簡単なんだけど、対ネズミもそうなのかな?
63. 匿名処理班
生物ではないが、ウィルスの進化というか突然変異というべき?が一番怖い
64. 匿名処理班
興味深い
65. 匿名処理班
ワルファリンって病気で血栓ができるのを防ぐ薬で知っていたけど
殺鼠剤として使われているのか
66. 匿名処理班
特定の種族の影響も天災も同じこと
67. 匿名処理班
ガラパゴス諸島もある意味では、色々な進化をしたイグアナが多いな。
木に登る種やサボテンを食べる種…海に潜って海藻を食べる種などレパートリーが多い♪♪
68. 匿名処理班
タスマニアデビルの話も入れてほしかった。
彼らも現在進行形で進化しているらしいです。
69. 匿名処理班
※53
単に種のレベルに達する変化でないと進化とはいえないから
70. 匿名処理班
※60
マジレスを見ると困っちゃうのね、随分困った性格ですね。
もう来ない方がいいですよ、周りの人も困っちゃうから。
71. 匿名処理班
※33
ドイツ在住ですが、自然分娩が一般的みたいですよ。
よっぽどな理由が無いと無痛分娩できないと聞きました。
大きな病院でも、できるだけ自然にお産させるとゆう考えだそうです。
普通分娩でも、無痛でも、養子でも、愛せる人は愛せるし、愛せない人は愛せないですよね。
72. 匿名処理班
進化したからこそ滅んだ生物はいるん?
飛ばなくなって人間に乱獲されちゃったみたいなの
ドードー鳥の祖先達は空飛んでたのだろうか?
73. 匿名処理班
なんだっけ?排煙の影響で白っぽい個体は減少して
全体的に色が黒みがかる進化をしたっていう蛾の話はガセだったよね?
74. 匿名処理班
シャチも食習慣の違いで種分化しつつあるとか。
75. 匿名処理班
※17
だね
むしろ「進」という文字のせいでプラスの要素しか無いと勘違いしがちだけど、
進化と称されるものの一部は退化でもあって、生命体としての機能は衰えていくものも含まれる
7はその典型
76. 匿名処理班
これら全部は適応であって、進化では無いですよ
77. 匿名処理班
※39
美意識なんて時代や地域により千差万別だよ。
統一規格のようなみんな同じ顔の美人よりも
多様性のある個性的な顔がたくさんあった
方が、進化には良い。
みんな同じだと、環境が変わった時にいっきに
滅亡する可能性が高い。
78. 匿名処理班
※6の評価の高さに笑った
79. 匿名処理班
※73
工業黒化のこと?
90年代にアメリカの創造論者やID論者が「ガセである」ってさわいでたけど、例によって無知と偏見、針小棒大、デカい声で騒げばすなわち勝利!そんな感じで、現在では生物学者側はすでに終わった論争とみなしている。結論としては
「ガセである」ってーのが、ガセである。
もちろん連中は絶対に納得なんてしない。聞く耳を持たず永遠に同じことを主張する。デカい声で。
80. 匿名処理班
※72
確かサーベルタイガーがそうではなかったかと。牙がでかくなりすぎて狩りの形態が限定されてしまってとか何とか。
一度進み始めた進化は止まらないらしい。
そうやって考えると恐ろしい。
でも、進化論はこの段階で理論が決定されてるわけではなくあくまでもまだまだ研究段階であることを考えると、これから先が興味深いですね。
81.
82. 匿名処理班
ttp://karapaia.com/archives/52210873.html
この時は6種だったのに
来年は20種くらいになってるかも
83. 匿名処理班
牛は家畜化の過程で不必要なまでに乳を出せるようになったが、人間の側もラクトースを大人になっても分解できるような変異が起きた。
動物だけが変化しているわけじゃなく、人間も環境(生物を含めた意味での環境)によって変化し続けてる。
84. 匿名処理班
※69
取り上げられてるのはどれも種全体の傾向として確認されてるものばかりだよ
85. 匿名処理班
※48
環境が、かな
86. 匿名処理班
骨盤の大きさ・広さは本当に遺伝的なもの?
1960年から20%増加とか、そんなスピードで進化できるなら、首長族は今頃キリンになってる。
普通に考えて運動不足による後天的なものだろう。こういう統計は大体先進国のものだから。
87. 匿名処理班
※17
発酵と腐敗と同じような関係か
88. 匿名処理班
※27
同じ毒餌だと耐性ができるから
シーズンごとに違うのをセットすると良いと聞いた
89. 匿名処理班
※87
違う
発酵と腐敗は、ニアリーイコールの関係
微生物による活動が、人間にとって有用であるか不要であるか、で別れてる(微生物が関わらない発酵も無いわけではないので、あくまで≒だけど
進化と退化は、不等号(進化の方がより大きい)の関係
”生命体が環境に適応した変化を差す現象”である進化という大きな枠組みの中の、特に”生命体が有した特徴が環境に適応して失われる現象”が退化
90. 匿名処理班
※33
友達がニュージーランド住んでるけど無痛か自然か選べるみたい。
無痛にする人もいるし、自然を選ぶ人もいる。
友達はやっぱ自然!って思ってたんだけどいざ出産になると無痛に変えて!ってなったらしい。結局麻酔の担当医師の手があいてて自然分娩になったけど。
アメリカで無痛や帝王切開する人はお金持ちのイメージ。
91. 匿名処理班
我が国だと宮城県において311の津波の引き波によりの、淡水生のイトヨと
降海型のイトヨが交雑し、雑種が生まれたと数日前の科学ニュースであった。
92. 匿名処理班
※69
そんな定義ないよ?
種のレベルに達していない変化でも、集団内の遺伝子頻度の変化があれば進化だよ
93. 匿名処理班
象さん。
牙を狩られるから牙が無い個体が生き残り、
牙が無いのが沢山生まれるように進化した・・・
それは、進化?人間の行いの結果だよね・・・。
罪深い生き物はやはり人間か。
94. 匿名処理班
無痛分娩と帝王切開は別だよ?麻酔を用いて産道から分娩させるのが無痛分娩。産婦または児に何らかのリスクがあるから子宮から児を晩出さ
95. 匿名処理班
無痛分娩と帝王切開は別だよ?麻酔を用いて産道から分娩させるのが無痛分娩。産婦または児に何らかのリスクがあるから子宮から直接児を出すのが帝王切開。
過去欧米で帝王切開は乱用されたけど、手術の判断理由は骨盤と胎児のバランスが悪いと難産リスク高になると考えられたから。今はバランスと難産率に関連が見出だせないとして減少傾向。今欧米・南米・中国で仕事や美容、占いのために帝王切開をリスクなしで選択する産婦もいるけど、費用と設備が要るから少数派。
骨盤の大きさに本当に変化が起きているとしたら、帝王切開よりも運動刺激(歩く、荷物を運ぶ)が減ったほうが影響力ありそう。
そして陣痛はマジ死を感じる痛みなので、心臓とか悪かったりしたら無痛分娩はマジ必要だし、難産なら予後にリスクあろうが切って貰わないと普通に死ぬな〜と感じた。
産んだ後安産と言われたのが信じきれなくて、難産のケースと判明している限りの原因、過去の周産期死亡率調べて、陣痛とホモサピエンス難産の原因、二足歩行を選択した先祖を心底恨んだもん、ホント。
96. 匿名処理班
地ベタに座って丸くなって休んでたり、
トコトコ走って逃げる日本の都市部の鳩を見てると
そのうち飛べなくなるんじゃないかと思ってしまうw
日本でだけ独自の進化をしそうだな
97. 匿名処理班
身近な存在で黒光りするゴkb・・って絶対進化してないか?
殺虫剤効きにくいタイプの奴らが現れてる気がするんだが・・・
あいつの名前を書き込みたくさえねぇ恐ろしい
98. .
種に多様性があるから、環境に適応した種が多く生き残るってだけの話だよね
多様性が無くなると、環境に適応できなくなった時に絶滅する
99. 匿名処理班
メスにメスを。
100. 匿名処理班
ハドソン川の魚って、水俣病の魚と同じな気がする。
>しかもトムコッドを狙う捕食者は死に絶えている。
水銀接種して変形しながら生き続け、あのまま公害対策がなされずにいたら
水俣湾の魚は進化していったのか?
101.
102. 匿名処理班
人間の歯の数とか、犬の狼爪とかもそうかね
103. 匿名処理班
※3
退化は進化の一種ですぜ。別にネガティヴな意味はなく、不要な機能がオミットされる進化を退化と呼ぶ。
国語的には退化の対義語は進化だけれども、生物学的には退化の反対は発達。
翼が大きく発達したアホウドリ、翼が小さく退化したペンギン。どちらも進化の最先端です。
104. 匿名処理班
ノンノン、新たな形質獲得も古い姿に戻るも現状維持も、すべて進化の最先端ですぞ。つまり懐くネコも懐かないネコも賢犬もおマヌケわんこも、等しく進化の最先端にいるのです。(進化って、翻訳に無理があるよな……)
105. 匿名処理班
アフリカ人の遺伝子を調べた研究があってな。アフリカ人の約8割は苦味を感じないらしい。苦味を感じる遺伝子が変化して発現しなくなってしまったからだ。アフリカは栄養失調などで死ぬ人が多かったから西暦1600年代に栄養豊富なキャッサバが導入された。これは苦味を含んでいるから苦味を嫌う人は食べなかった。しかしキャッサバにはマラリア耐性を獲得できるような成分が含まれていたので、食べた人はマラリアにかかりにくくなった。逆に食べなかった人はマラリアでどんどん死んでいった。現在アフリカ人の8割が苦味を感じないのは、キャッサバに含まれる苦みを感じない人が苦味を感じて食べなかった人より多く養失調とマラリア両方を避けて生き残ったからだ。ちなみに欧米人の4割は苦味を感じない。また日本人は1割ほどが苦味を感じないを言われている。たった400年で遺伝子プールはここまで大きく変化している。人間は20〜40年くらいで次の世代、子孫へと遺伝子や形質が伝わって行き、これは他の動物をり長い期間を必要としている。より短い期間で世代が移って行く動物では遺伝子頻度が大きく動くのはおかしいことではない。
106.
107. 匿名処理班
※86
首長族は首を人為的に伸ばせば生殖できるから
進化では伸びないよ。
骨盤の話は人為のおかげで
淘汰されなくなって狭い人も生き残ってるって話だから
それを首長族にあてはめれば人為であとから伸ばせるから
先天的な長さに左右されなくなって
むしろ短い人も生き残るようになってる。
それより伸ばしやすい肩の持ち主が多くはなってるかもね。
108. 匿名処理班
この前テレビで見たけど捨て犬が群れで住んでる山があって
捨てられたばっかりの下の方にいる犬はいろいろだけど
野犬になって自然繁殖を続けている山の上の方にいる犬は
全部茶色の中型犬になってるそうだ。
環境に適合する色とサイズになるんだろうな。
あ、海外のお話です。
109. 匿名処理班
※57
日本って昔から中性的な男が人気だったみたいだよ
一番古いのは古事記の日本武尊かな?女装すると超絶美人になる
戦国時代もかっこいいのはヒゲモジャ柴田勝家より色白細面信長
江戸時代なんて一番モテたのは色白細身流行最先端ファッションの若旦那系、次が魚河岸系
マッチョ系は昔から次点だったみたい
110. 匿名処理班
>>豚は肋骨の対数が多く為ってるヨ、胴が長く為って肋肉が多く採れる種類(バークシャー種?)は、保護去れて繁殖も有理に為る(生産が盛んに成る)からネェ?(嗤
突然変異と掛け合わせで[品種改良]受けた種類だけど、遺伝子調整しなくても掛け合わせだけで[形態が変わる]ンダヨナ
111. 匿名処理班
※48
「選択(Selection)」って、「淘汰」と同じ意味だよ。
単に日本語の翻訳の問題。
natural selection って
普通は「自然淘汰」と訳すのが一般的なに、
なぜか説を付けると「自然選択説」の方が多い。
んで、新形質の固体が増えつつある段階はまだ淘汰中で、
淘汰が完了してしまって、旧形式が存在しなくなり
世代交代が起こった状態が進化。
112. 匿名処理班
※1
それは後天的なものでは? 力仕事をしなくなったため、筋肉や骨格があんまり発達(成長)しないだけ。
113. 匿名処理班
コイウルフはまだ新種というほどではないと思う。今後、オオカミが以前のように数を増やしてくれば、コイウルフ同士での繁殖は難しくなるだろう。結局、F1であるオオカミまたはコヨーテに吸収されてしまうのではないだろうか。
その場合、オオカミにはコヨーテの、コヨーテにはオオカミの遺伝子が混じるわけだが、もともと繁殖が可能なほど近縁なのだから、特に大きな影響はない気がする。
114. 匿名処理班
※74
シャチの食習慣は別に変わらないよ。みんな肉食。海域やポッドによってハンティングのスタイルが多様化していたり、魚類主体か海獣類主体か程度の違い。
食習慣の差が最も顕著な生き物はホモ・サピエンスじゃないか?
115. 匿名処理班
人間の進化が割と深刻な件
116. 匿名処理班
宇宙に進出すれば脳の使っていない部分が使えるようになって、戦争などせんようになったりパイロット適性が高くなったり勘のいいちょっとしたエスパーみたいなものになる人類。
117. 匿名処理班
進化とは淘汰の先にあるもの
言葉のイメージに惑わされる人多すぎだろ
そういや最近優性遺伝と劣性遺伝を
優れている劣っていると勘違いする人が多いから
顕性遺伝と潜性遺伝にするというのを
見たが、言葉のイメージってこわいねぇ
118. 匿名処理班
※100
水俣湾にヘドラみたいな生物がいたりして?
119. 匿名処理班
孤独なオオカミ
求めるコヨーテ
二頭が出会って 恋ウルフ
120. 匿名処理班
>>111 選択=残ったものに着目 淘汰=消されたものに着目
訳としては自然選択が正しい
日本で自然「淘汰」というのは、平家物語以来の敗れ去った者たちに向けた思い入れ(うまく表現できない)の伝統の表れか
121. 匿名処理班
進化っていうとイデオロギーに結びつけて考えちゃう人たちもいるから、その手の人たちにとってはサンシティブなんよね(過去には優生学なんてのあったし)
ただ進化の概念を提唱してたダーウィンさん自身が弱肉強食を否定してた様に、進化って「行き当たりばったり」なんだよね
この記事に紹介されてる「進化」も生存に有利な形質の羅列に過ぎない
そしてその形質について、人のいる環境に適応するか、人に狙われにくくなるという傾向が露骨に現れる様になった