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ミニ氷河期の到来か?太陽の黒点がほとんどなくなり活動レベルが2011年以来最低に(NASA研究)

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 まるで死んだかのように静かだなのが現在の太陽である。太陽の表面から黒点がほとんどなくなった。太陽の活動は極小期へと向かいつつあり、2011年以来最低レベルにまで活動量が落ちたそうだ。

 NASAのソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリーが11月14~18日に撮影した画像に映し出されるのは、まるでビリヤードの玉のように、ほとんど黒点が消えてしまった太陽の姿である。NASAによると、黒点の減少は予想以上に速いという。

 太陽の活動は11年周期で増減しており、前回の極大期は2014年初め、次の極小期を迎えるのは2021年以降となる。かつての極小期では異常な冷気に見舞われ厳冬を迎えたマウンダー極小期が知られている。

 そのためミニ氷河期の到来を懸念する研究者たちも多い。

ほとんど黒点が消えてしまった太陽の姿(2016年11月14~18日)

The Sun is eerily quiet right now

太陽の活動は極小期へ

 現在、太陽は2008年から始まるサイクル24という期間にある。6月下旬には、一世紀以上にわたる最も不活発な期間に突入していたことが判明。さらにヴェンコア・ウェザー(Vencore Weather)は、NASAが撮影した視認できる黒点がほとんどない画像と併せて、同月に太陽が2回目の”ビリヤード玉”状態になったと記している。

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 今サイクルで確認されている黒点の数は、1906年2月に極大期を迎えたサイクル14以来の少なさだという。6月4日には黒点が完全に消えてしまい、その状態がほぼ4日間続いた。

 今年2月にも同じような状態となっており、やはり”ビリヤード玉”状態が確認された。これは次の太陽活動極小期が近づいている兆候であり、今後数年で黒点がない日数が増えるだろうとのことだ。

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 前回のサイクル23は、2000~2002年に極大期を迎え、数多くの太陽嵐が観測されている。極大期の間、巨大な黒点や強烈な太陽フレアが毎日のように発生。フロリダでオーロラが観測されたり、太陽嵐が人工衛星に直撃したりといったことが起きた。

 一方、極小期ではそれと真逆の減少が発生。太陽フレアは身を潜め、まる1週間1度も観測されず、黒点も小さなものがようやく表面に現れるという状態だった。そして、これこそが現在起きていることだ。

 記録に残されている中で最長の極小期は、70年間も続いた1645~1715年のマウンダー極小期である。この間、黒点は滅多に観測されず、太陽サイクルが完全に狂ってしまったかのようだった。

マウンダー極小期は異常な厳冬だった

 この時期は小氷河期に当たり、北半球は異常な厳冬に見舞われた。ロンドンのテムズ川が凍りつき、フロストフェアが人気を博したのもこの時期である。またバイオリンの名器として有名なストラディバリウスの木材は、この気候のために成長が遅く、密度が高くなったものを使用していると言われている。

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ミニ氷河期が到来する可能性

 多くの専門家が、こうした太陽活動の低下は、火山活動の上昇ならびにおそらくは海流パターンの変化と呼応して、17世紀の寒冷化に大きな役割を果たしたと考えている。

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 昨年発表された研究で、太陽サイクルの正確な予測に成功したと主張するものがある。彼らのモデルは、太陽の表面と内部に存在する二つの層の中で発生するダイナモ効果を利用したもので、11年周期の太陽サイクルの不規則性まで正確に予測することができるという。

 それによると、2020~30年代にかけての太陽サイクルは互いに打ち消し合い、2030年代では60パーセント活動量が低下。これが再びマウンダー極小期のような気候を到来させるかもしれないそうだ。

via:The ‘dead sun’: Stunning Nasa video reveals barren solar surface with lowest level of activity since 2011/ written hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 60件

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  1. 太陽「50億年も休まず働いてるんだから、たまには休ませてください」

    • +17
  2. ミニ氷河期で寒くなった後の反動と温暖化とで数年後が怖い。
    そういえば太陽の極転換とかはどうなったんだろ?

    • +11
  3. 今年の冬は凄まじく寒いと思ったらあったかくなったりよくわからない

    • +9
  4. 温暖化してるからちょうどいいんじゃないのかな?
    って素人全開だけど言ってみる

    • +7
    1. ※4
      いずれ回復するんだから、そのあとが問題になるでしょ…

      • 評価
  5. 17世紀の寒冷期には、パリでも5月になっても街の中に
    雪が残ってた年もあったなんて記録もあるみたいね。
    農業直撃するからえらいことだよ……。

    • +13
    1. ※5
      世界人口が70億突破してまだ増えてるってときに、プチ氷河期にでもなったら、ガチで食糧問題が深刻だよね・・・

      • +1
    2. ※5
      東京でも確か30年ぐらい前に、4月も半ばになってもまだ雪だるまや鎌倉作れるほどの降雪が続いていたことあった。

      • 評価
  6. これまでの温暖化と打ち消しあって、ちょうど良い気候になるんじゃない?

    • +1
  7. 人類の英知を舐めるなッ
    温室効果ガス排出で対抗してやるッ

    • 評価
  8. なんとなく黒点が増えたほうが寒くなりそうだけど違うのね

    • -6
  9. 毎年毎年「今年は異常気象」言ってる気がする

    • 評価
  10. 1億年前の恐竜の時代に比べたら今は物凄く寒冷化してるんだけどね。
    海もぬるま湯くらいで、生物にとっては生きやすかったと。

    • 評価
  11. 氷河学においては現在も継続して氷河期(間氷期)で…あ、いえ、何でもないです

    • +6
    1. ※16
      二酸化炭素は温度が低いほど水によくとける。
      海水温が下がると化学平衡で二酸化炭素の吸収が増加するので
      仮に人為的な二酸化炭素効果があるとした場合には
      寒冷化による相殺効果は否定出来ないはず。

      • 評価
  12. 100年1000年くらいの周期で地球とか宇宙を語るもんでないと思うの

    • +8
  13. 「太陽活動が低下しているのに気温は上昇しっぱなし」だから
    「太陽活動より人為的二酸化炭素の温室効果の方が強い」って話だよ。
    仮にマウンダー極小期並みの低下が起きても、1990年あたりの気温に戻るだけ。
    それだけすでに温暖化は進んでしまってるんだってこと。

    • +1
  14. 太陽は地球を見てるんだよ。
    地球が暑くなってきたからちょっと冷やしておくかって。

    • +6
  15. なんだよ今が下限ってことか
    これから活発になるんだよな

    • +1
    1. ※21
      太陽の活動と発生する放射熱は必ずしも比例しない。
      記事でも紹介されてる通り数年前から太陽活動は静まる傾向にあるけど、
      実際には放射熱は逆に増えてる。
      とはいえ今後の極小期が長く続くなら放射熱も減る可能性の方がはるかに高いわけで。

      • +6
  16. 温室効果ガスで相殺されるとか・・・・ないのかね?
    現実問題として
    17世紀頃とは違うわけでしょ?

    • 評価
  17. 太陽活動って11年周期だから、これって計算合わないわけだけど・・・
    太陽活動に照らし合わせて、2005年が寒かったかどうか、調べればなんとなくわかりそうな・・・

    • 評価
  18. 温暖化問題は、欧米人の環境ビジネスだというのがばれそうだね。

    • +4
    1. ※27
      それって二酸化炭素が海に吸収されてるってことだよね
      海の中で酸素不足になってたりしないのかな

      • 評価
    2. ※27
      太陽が回復したら二酸化炭素も帰ってくることだろ…

      • +1
  19. 氷河期になれば水不足になるのかな。
    冷害もあるし農産物へのダメージがすごそうだ。
    寒さに強くて食の細い人間が生き残るな。

    • -1
  20. これって結構深刻な問題だよ。
    前回のミニ氷河期だった江戸時代には何度も飢饉に見舞われたんだから。
    今後世界的に食糧不足になる可能性があるよ。
    そしていつの時代も戦争の主な原因は飢饉だから、世界各地で食糧争奪の争いが勃発するだろうね。
    食糧自給率の低い日本もその争いから逃れる事は不可能だから、今の内に官民力を合わせてしっかり準備を進めていかないとね。

    • +2
    1. ※32
      そのとおり、だから海洋酸性化という問題が起きてくる。石灰質のプランクトンの生態に大きなダメージを与えて海洋生態系に大きな影響が出ると危惧されている。

      • +1
  21. 年々、地球の気温が上昇しているのは太陽活動が活発になっているという
    話があるのに氷河期とは、まだ解っていないことが多いのではないだろうか。

    • +1
    1. ※33
      あったね覚えてるわ
      春の雪は水分含んで重たいから近所の車庫が潰れまくってた。

      • +1
    2. ※33
      東京でも4月に雪が積もったことはあるけど、降り続いたことはない。
      おそらく1984年のことを言っているんだろうけど、確かにこの年は太平洋側でも異常に雪が降る回数が多かったけど、それは3月までで、4月には降っていないし普通の平野部では残雪もなかったはず。

      • 評価
  22. まあベテルギウスが夜も明るくするんで
    それで発電して地球を暖めれば大丈夫だろ

    • +1
    1. ※34
      実際に寒冷化があるとすれば、その後の復調の時には
      ある程度リセットされた二酸化炭素濃度の状態からのスタートになる。

      • +4
  23. いつもいつも氷河期氷河期って…..
    今はもう氷河期だって
    その中でも比較的温暖な間氷期なだけ

    • 評価
  24. 太陽がもしも無かったら、地球はたちまち凍りつくんだぜ

    • 評価
  25. 寒冷化がそうであるように、温暖化の原因も地球内部の要素だけではないよ。

    • 評価
  26. (2011年もそれなりに暑かったし、その後も別に変わりはなく毎年異常気象だの何だの言われてたと思った)

    • +1
    1. ※42  太陽がもしもなかったら、地球はたちまち氷つく~♪
      サンバルカン「花は枯れ、鳥は空をすて、人は ほほえみなくすだろ~♪」

      • +1
  27. 地球温暖化と地球寒冷化を同時に心配するとかエラい人は器用ですね

    • -1
  28. 3年くらい前は黒点多発、巨大フレアで文明破壊の危機とかどうたらやってたのに、もう極小期か。
    忙しいな。太陽も我々も。

    • 評価
  29. 太陽の黒点を詳細に観察するPSTという望遠鏡を持っているが、今の状況は2009年頃の極小期みたいになっている。
    あの頃は太陽を見ても本当に何もなく、黒点も白斑もフレアもないから面白くなかった。それに近い。
    一時期黒点が増えて、面白かったのだけど…

    • +2
  30. 燃費の悪いアメ車買って温暖化しないとな

    • +3
  31. 実のところ同じ言葉を使っていても学問分野によって定義が違うので
    現在が氷河期じゃないと言っても必ずしも間違ってるわけじゃないのが現実
    ちなみに赤外線の範囲ですら分野でちょっと異なってたりする

    • 評価
  32. メタンハイドレートで水爆でも爆発させて極大温暖化させる必要があるな

    • 評価
  33. 熱くなった地球を冷ます大事な時期なんじゃないかな。
    周期的に冷ましてくれるから今の環境に落ち着いているのでは。

    • 評価
  34. どうも温暖化との比較で混乱している人が多いね。
    温暖化(温室効果ガスの影響)は地球の大気の現象、今回の太陽黒点の話はあくまで太陽単体の活動の話。
    温暖化=地球も太陽も熱くなっている、ではないんだ。
    地球の気温は、大気の状態や太陽活動などが相互に作用した結果に過ぎない。

    • 評価
  35. 太陽望遠鏡持ってるけどたしかに寂しい、もっと派手なプロミネンスや黒点が出て欲しい。

    • -1
  36.   太陽活動が弱くなると太陽風によるバリアーが弱くなって、外宇宙から来る宇宙線量が増える。宇宙線が大気にぶつかり水蒸気の核となるミュウーオン(荷電粒子)が増えることで雨が多くなる。雲が増え、降水確率が増え、更に太陽光を遮断するから野菜の高騰を招く・・・これが今の状況(中国からの生鮮野菜輸入が64%)

    • -1
  37. 野菜工場で製造される以外に野菜を手に入れる手段がなくなる日が近いと?

    • 評価
  38. ミニもなにも、今が第四氷河期だっての忘れてる時点でダウト。
    ただの間氷期だから温暖化ガスが追いつけないくらい寒くなるよ。

    • 評価
  39. 日本の研究でマウンダー極小期の気温低下はデマだって結論付けられてるのにいつまで続けるんだろうな

    • 評価

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