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法廷で証言しなければならない子供たちを癒し、支える為の犬がカナダで導入される。

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(著) (編集)

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 法廷での証言は簡単なことではない。証言台に立たされ、皆の視線を一身に浴びながら、答えたくないような場合でも質問に答えないといけなのだ。

 大人でさえ、できれば避けたいという人が多いのだから、子どもならなおさらだろう。二度と思い出したくないようなトラウマ的体験をみんなの前で赤裸々に語らなくてはならないのだ。

 そんな子供たちの力になれるように、カナダ、オンタリオ州、ロンドンにある法廷にはメリルという名前の犬がいて、子供たちの力になってくれている。

子供たちが心を開いてくれる存在

 メリルはオンタリオ州で初となる、子供の証言を助けるために訓練された特別な犬である。メリルが法廷に来るようになってからというもの法的審理の進行は劇的に変化し、殺伐とした環境にぬくもりが感じられるようになったという。

 「メリルの存在によって私たちはとても助けられています。今となってはメリルなしでの仕事は考えられないです」

 こう語るのは、家庭裁判所クリニックの子供証人プログラムのコーディネーターであるレイチェル・クローフォードさんだ。

 「メリルがいると子供たちは心を開きやすくなります。裁判所にいるメリルに会えるのを楽しみにしている子もいます」

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その犬に与えられた使命は純粋に子供たちに寄り添うことだけ

 メリルはオンタリオ州のナショナル・サービス・ドッグズで特別なトレーニングを受けた保護施設の犬だ。いろいろなトレーニングを受けたが、最終的に必要となったのはとても簡単でシンプルなコマンドだけだ。

 メリルは素早く動くことも音もたてることもない。ただ単純に、子供たちの膝に頭を置いたり、子供と一緒に床に寝そべったりするだけだ。

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 メリルのような犬にかかるトレーニング費用はおよそ250万円($30,000)でナショナル・サービス・ドッグズは完全に寄付による運営となっている。にもかかわらず、裁判所に無料でメリルを提供した。

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 メリルは仕事がない間は大きな犬用のベッドでリラックスした様子で寝ている。そんなメリルだからこそ、子供たちの警戒心や恐怖を取り除いてくれるのだろう。子供に対するメリルの影響は予想以上に大きかった。

メリルがいると、子供たちは自分の飼っている犬の話や、知っている犬の話などしてくれ、会話がとてもスムーズに進みます。そこから信頼が生まれ、法廷での証言の話もできるようになります。メリルの影響はとても大きなものです

アメリカで注目されている、法廷で子供たちをいやす犬

 メリルはオンタリオ州で唯一無二の存在だが、アメリカではメリルのような犬が増えているという。今年初め、ルイジアナ州ニューオリンズの少年裁判所は公式に、スージーという名前の犬を子供のための施設の犬と宣言している。

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 そして5月には、ムーチというラブラドール犬が法廷で証言する子供たちをサポートする要職に就いている。

メリルは、1日の仕事が終わるとクローフォードさんと一緒に彼女の自宅に帰る。

 「メリルは裁判所での仕事から地域のイベントまで、私が行くところにはどこでも付いてきます。」

via:Dog Helps Scared Kids Testify In Court/ written melondeau / edited by parumo

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この記事へのコメント 19件

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  1. お仕事を頑張ったわんちゃん達の事も後で沢山癒してあげて欲しい

    • +23
  2. なんだろうね
    犬や猫が側に居るだけで心が温かくなる
    とくに裁判所だと緊張しまくりだろうから、
    犬が側にいたらそれだけでは緊張感が解れると思う
    でも私たちは犬や猫に それだけのこと出来てるのかなぁ…

    • +1
  3. 近所の床屋に猫がいるのだが、それをメインにいく
    さすがに裁判所に動物メインではいきたくはないが
    気持ちをほぐすなら悪くない取り組みだろうな

    • +7
    1. ※6
      「ちょっと待ってください、その証言は物的証拠と矛盾しますワン」

      • +3
  4. IQ150くらいありそうなお顔をしていらっしゃる。やっぱり犬がナンバーワン!

    • -6
  5. いい話だぁと思って読んでたけど最後の口輪を嵌められてるわんちゃんの写真見るとちょっと心がズキリとしてしまった…まぁ心に傷のある子供に更に万が一が起きないために厳しく訓練されてるんだから仕方ないのかな。

    • +6
  6. 日本で介助犬と言うと盲導犬を思い浮かべる人が多いが、アメリカやカナダでは精神疾患やトラウマを抱えた人たちを助ける犬(ときには猫や馬たち)も多いんだよね
    人間不信に陥った子どもたちにとって、動物は他者との繋がりを感じられる数少ない手段

    • +7
    1. ※11 単純におそらく裁判中に吠えない様にだと思いますよ

      • 評価
  7. あいつら駆け引きとかないからねぇ
    良い悪いは別として日本ってどうしてもロボットとかいくけど
    純粋な‘愛’ってのも必要なんだよね

    • +6
    1. ※13
      アメリカで仕事をする動物っていうのがたくさんいる理由の一つに、民営の刑務所がリハビリの一環として介助犬の育成に取り組んでるっていうのがある。特に未成年者・薬物依存者向けにやってる。これのおかげで比較的安価に介助犬の育成ができてる上にこのリハビリに参加した人の再犯率も低いから成功してる。「罪を犯した自分でも、行動を起こせば赤の他人に貢献しつつ、信頼を寄せてもらえる」っていう自信をつけることが、やり直そうっていう気を起こさせるみたい。(っていう番組をナショジオだかヒストリーチャンネルでやってた)
      日本だと今のままじゃ無理だね。
      例が盲導犬協会。視覚障害者38万人に対して現在活動している盲導犬はたった1000頭にも満たないという焼け石に水状態。(ソースは厚生労働省「補助犬の実働頭数―ほじょ犬」) ちなみに介助犬はたった73頭、聴導犬64頭! 見かけたら超レア。
      でも、こういう介助犬と呼ばれる犬ではないけども、介護施設で「動物を飼う」っていうことをやってるところはあるみたい。NPOなどの団体を頼らず独自で介助犬みたいなのを作ってるってことね。ウチの近所だと、時々そういう動物の世話(朝晩の散歩や小屋の清掃)の求人が流れてくる(動物病院とかに貼り付けてある)。
      こういう動物がいるんだよってことがもっと周知されれば、きちんと育成しようって動きも出てくると思うから、もっと知られるといいなぁと思ってる。

      • 評価
  8. うーん…
    いいとか悪いとか言いたいんじゃなくて、こういうのって手放しで賛同は出来ないな
    人間にとっては癒しになっても、犬にとっては裁判の間緊張を強いる訳だしね
    盲導犬とかの介助犬が平均的な犬の寿命よりも短命なだけに、この子達がそうはならないことを祈るばかりだわ

    • +5
  9. 邪悪で悪い奴を敏感に嗅ぎ分ける犬の嗅覚が裁判所の空気にやられてしまわないか
    ちょっと心配になりますね

    • -1
    1. ※16
      短命になったとしても、仕事を与えられて褒めてもらえるなら犬は嬉しいと思うよ
      庭に繋ぎっぱなしとかに比べたらよっぽど良い犬生だもん

      • +2
  10. メリルはとっても優しい顔をしてる。
    この子は生まれながらに、人を癒す宿命にあるんだろうね。
    メリルも人から愛されて、癒されてほしい。

    • 評価

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