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怖ブラジル。昨年度、ブラジルはシリアよりも暴力による死者数が多かったことが判明

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(著) (編集)

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 ブラジルでは暴力犯罪によって命を落とした人が、2015年のシリア騒乱における犠牲者の数を上回ったという。

 ブラジル公安フォーラムが発表した報告書によると、同年、ブラジル国内の暴力犯罪による死者は58,838人。一方、シリア人権監視団の文書によれば、シリア騒乱による死者は55,219人である。

ブラジルの殺人発生率は10万人あたり28.6人

 無論、シリアの人口は騒乱前で2,200万人、現在ならおよそ1,600万人であり、2億人の人口を抱えるブラジルに比べればずっと小さな国家であることには留意が必要だ。

 それでも、報告書はこのラテンアメリカの国に蔓延する暗澹たる暴力の存在を証明する。同フォーラムの数字は殺人事件の犠牲者だけでなく、警察によって殺された人々など、それ以外の暴力による死者も含めたものだ。

 2014年以降減少したとはいえ、2015年におけるブラジルの殺人発生率は10万人あたり28.6人に達し、国連が慢性暴力の閾値と考える10万人あたり10人という基準をはるかに上回る。

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経済的理由による犯罪の増加

 ブラジルの多くの都市では経済的な圧力による犯罪の増加が見られてきた。これは特にリオデジャネイロで開催されたオリンピックの間に顕著だった。

 もっとも影響を受けた地域は、セルジッペ州、アラゴアス州、リオグランデ・ド・ノルテ州といった貧困に苛まれる北東部の各州である。セルジッペ州では10万人あたり57人が殺害されている。

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警察の蛮行と汚職問題

 報告書では警察による蛮行も浮き彫りにされる。それによれば、2015年に3,345人が警察の手によって殺されている。毎日平均9人が殺された計算だ。その警察もおよそ400人が命を落としているが、勤務中に亡くなったのは3分の1だけである。

 ブラジルの警察は危険な環境の中で勤務しており、予算削減にも悩まされているが、同国において汚職が蔓延しているという認識も広く受け入れられている。

 フォーラムの事務局長サミラ・ブエノ氏は新聞の取材に対して、警察の手による死者数の増加は「ブラジル政府が殺傷力の高い武器の過剰使用を奨励していることを示します」とコメント。

 「まるで生殺与奪の権利が与えられているとでも言うかのように警察は大勢を殺しています」と同氏。

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 同フォーラム事務総長のレナト・セルジオ・デ・リマ氏は、「世界ではアレッポやダマスカスで起きた悲劇を回避する方法について議論していますが、ブラジルに住む私たちは問題など存在しないかのような振りをしています」と話す。

 「小さな問題だと考えているのです。相変わらず安全を国の優先事項と捉えていないことを証明しています」

via:Brazil saw more violent deaths than civil-war torn Syria in 2015, report says/ written hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 22件

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  1. クレイジージャーニーで見た「ファベーラで暮らす日本人カメラマン」。
    彼曰くギャングも自分の友達の親族だったりして貶める気にはなれないという事と、ギャング側からも周辺住民の子に銃を見せないように気遣っているなど人間的な面を捉えていた。ただ、もう一つ曰く「ほんとにやべーやつは雰囲気でわかるから近づかない」。時々警察等による掃討作戦が実行され遠目でどんどん射殺していくんだそうだ。ファベーラ住民にとっては警察よりもギャングの方が近い存在である。
    その後、某不思議を発見する番組では、「オリンピックに向けてギャングを制圧しているからだいぶ暮らしやすくなった」というような紹介をしていた。
    どちらもほんの一面を垣間見せただけの情報だろうけど、自分にとってはその視点の違いは興味深い物だった。

    • +21
    1. ※1
      だけどギャングの収入源はシャブやコカインなんだよな。小学生の低学年くらいの子供が麻薬を売買して、自分たちもクスリ喰ってるんだ。身内がどうだのって問題じゃないよな。
      おまけにバズーカ砲や手投げ弾で武装してる。
      ちなみに、その麻薬売買は政治家が黒幕だという。たしかスキャンダルになったんじゃないか。ブラジルではほとんどの政治家がギャングから上前はねてるって。

      • 評価
  2. 正義を執行すれば、世界の半分を怒らせる。
    人が腐っているから街が腐るのか、街が腐っているから人が腐るのか・・・。

    • +16
    1. ※4
      あらゆる社会的努力なしに治安は成立しない。日本ですらまだまだ不足していることを考えれば、他国の不足がどれほど深刻かは言うまでもない。

      • 評価
    2. ※4
      正義の定義が人によって違うからしゃーない
      むしろ半分で済んでるなら幸運な方かも

      • 評価
  3. ブラジルの話じゃないけど、エンド・オブ・ウォッチとかいう映画があってね
    ロサンゼルスのサウスセントラル地区っていう犯罪率超高いところの警察の話で
    結構通じるところあるんじゃないかな、地元ギャングとうまく共生してる側面もあり、殺しあう時は完全に殺しあう感じでもあり
    目にナイフさされた警官と、顔グシャグシャに潰された女性の新人警官が病院に担ぎ込まれた後の路上でのベテラン勢の談笑シーンとか見てると、色々人間慣れとも麻痺ともいうところに行きついちゃうのかなって感じだよ

    • +1
  4. こういうの見ると自分が日本にいる幸運を思う。
    たまたま日本人に産まれただけだけど、
    先人が治安維持や秩序に多大な労力を割いたからこそ、
    今の日本でいられるわけで。
    そして今も努力はし続けないと簡単にコントロールできなくなるかもしれない。
    こいうの、ほんと考えさせられる。

    • 評価
  5. 認知件数って事ではないのかな?
    社会システムがまともな方が統計はとりやすいと思う。

    • +15
  6. BRICSの優等生、そんなふうに考えていた時期が俺にもありました

    • +2
  7. こんな国から「日系?」として何人のブラジル人が日本に来ている。
    犯罪が減らない訳だ。

    • -1
  8. 知り合いがブラジルに出張に行ってた時、高そうな指輪して出歩いたら指ごと切り落とされてに奪われるって言ってたな。

    • 評価
  9. エリート・スクワッドっていうブラジルの荒廃を描いた映画があるけどなかなか面白かった
    そんでその映画を見てたからリオ五輪なんて本当に出来るのか半信半疑だった
    なにせ実際に起きた事件をもとに制作された映画だって聞いてたもんだから

    • 評価
    1. ※16
      ネックレスも危険なんだってね。
      力任せに引きちぎって奪おうとするから上手く(?)ちぎれないと大ケガするらしい。

      • 評価
  10. 一度更地にしてしまったほうがよくないか?
    九龍みたいに

    • +2
  11. 自殺と他殺を合算したら、どこの国も大差無いと思うぞ。
    ま~、私は自殺経験は無いし、殺人も……。

    • 評価
  12. 黒い制服の警官隊は映画「エリート・スクワッド」で有名なBOPEかな?

    • -3
  13. 勤務中を襲うのは危険だよね
    狙うのは当然勤務外
    さすがだ・・・
    むしろ勤務中ですら襲われてるんだろうね

    • 評価

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