
チェックできる項目は、視力・口臭・動脈硬化・胃・認知症・敏捷性・甲状腺異常・平衡感覚・心臓の9項目だ。
広告
1.窓で視力(黄斑変性症)チェック
やり方:結果:
部屋の反対側からドア枠または大きな窓枠を見る。最初は左目を30秒手で覆って右目だけで見る。次に同様にして左目だけで見る。
垂直と水平がぶつかる枠の角が、等しく平行に見えるはずだ。だが、これが歪んだり、ねじれたりして見えたら、黄斑変性症の疑いがある。
黄斑変性症は、萎縮型と滲出型のふたつの形で現われる。滲出型は、光を感じる目の裏の網膜の下の細い血管が膨張して、血管から血液成分が漏れ、黄斑(中心視野に必要な目の裏の小さなスポット)を損なう。萎縮型は、老廃物がたまって、黄斑が押しのけられていく。
加齢による黄斑変性症の最初の兆候は、50代以上になると始まり、失明につながることもあるという。
ものが歪んだり、ねじれたり、かすんだり、ある個所が見えなくなる症状が出る。加齢性黄斑変性症(AMD)の兆候があるようなら、すぐに眼科医の判断をあおぐこと。萎縮型は治療法がないが、滲出型なら、ひどくなる前にレーザー治療を施せば、改善することがある。
2. スプーンとビニール袋で口臭チェック
やり方:結果:
できるだけ舌の奥のほうを、ティースプーンの淵をひっかく。そのスプーンをビニール袋に入れて、明るいライトの下に1分置き、においをかぐ。
健康的な舌を覆う物質は透明だが、分厚くて色がついていたり、不快なにおいがしたら、呼吸器、肝臓、腎臓、ホルモン系、消化器系になんらかの問題があるかもしれない。
舌の前のほうは歯や上顎をこすることが多くてきれいなのに対して、奥のほうは細菌が発生しやすいため、舌の奥のほうをチェックすることがカギとなる。ライトの熱に当てることで、バクテリアが増殖して、においが増幅される。
もしフルーツのようなにおいがしたら、それは脂肪を燃やしてエネルギーにするときに出るケトアシドーシスがあることを示し、糖尿病の可能性がある。
アンモニアのようなにおいがしたら腎臓障害、ほかのにおいなら、胃か肺の障害なので、医者に診てもらったほうがいい。
だが、口臭の90%は、歯周病や扁桃腺の腫れ、詰め物の割れ、虫歯などが原因なので、それほど心配する必要はない。まずは歯医者へ行くべし。
3. クッションで動脈硬化チェック
やり方:結果:
ベッドかソファに横になり、45度の角度で両足をクッションに乗せる。1分たったら、ベットかソファの脇に素早く足を下して90度になるようにする。
足を上げている間に、片足もしくは両足が青くなり、足を下して数分たっても元の色に戻らなければ、動脈が詰まっていて、心臓疾患の危険性が高い。
このテストは、末梢動脈疾患(PAD)をチェックするためのもので、足の動脈が硬化していないかを確かめられる。危険要因は、高血圧、高コレステロール、糖尿病。65歳以上の実に20%が、このPADを抱えている。
健康な人ならば、10〜30秒で普通のピンク色が戻ってくるが、動脈がふさがっている人は数分かかり、足が真っ赤になる場合がある。その原因は、血の流れの悪さを補おうとして、細い血管が膨張するからだ。
足の動脈疾患を放っておくと、次の5年以内に心臓発作を起こす確率は30%以上で、血栓ができる危険性も上がるという。
しかし、このテストは健康な人に、偽陽性の診断を与えることもある。寒さで血管が収縮して血行が悪くなることによって皮膚に変化が現われる、レイノー病だと診断されることがあるのだ。
PADを心配する前にまず、歩いたり階段を昇ったりするときに、足の痙攣、痛み、疲労などほかの兆候がないかどうか、チェックすること。速足で止まることなく、1マイル(1.6辧吠發韻襪茲Δ覆蕁⊃執錣米位疾患はないとみていい。
4. げっぷで胃酸チェック
やり方:結果:
小さなグラス一杯の水道水に、ティースプーン山盛り一杯の重曹を溶かし、空腹時に飲む。
5分以内に大きなげっぷが出たら、胃酸の量は健康レベル。重曹と胃酸が混ざると、二酸化炭素ガスが発生し、それがげっぷとなる。
40歳以降、胃酸の量が減ると、食べ物が適切に分解されないため、消化不良や栄養吸収力が落ち、お腹の調子が悪くなりやすい(胃酸には内容物を滅菌するのを助ける働きもある)。
胃酸の量が少ないと、体がそれを補おうとして却って胸やけが起こりやすくなる。胃酸の低レベルが気になるようなら、よけい悪くする制酸薬の使い過ぎは禁物。
5. 時計で痴呆症チェック
やり方:結果:
紙に、針が3時40分を指すよう時計の絵を描く。
例えば、数字の正しい並びがわからないなど、時計の絵を描くのに苦労するようなら、軽い認識機能障害、初期の痴呆症の兆候かもしれない。ポイントは、
・円を描けるか
・正しい場所にそれぞれの数字を配置できるか
・12の数がすべてそろっているか
・針を適切な位置に指すことができるか
この4つである。これらは健全な認識機能を示していて、どれかひとつでもできないと心配だ。
このテストは、記憶力や問題解決能力、計画性などの幅広い認識能力を見るのに役立ち、健全な認識力のいい指標になることが研究でわかっている。
6. あぐらスクワットで敏捷性チェック
やり方:結果:
鏡の前に立ち、そのまま手や膝を使わずにあぐらをかいて床に座る。それからまた立ち上がる。なんの支えもなく、座ったり立ったりしてみる。
10点から始め、手や膝など支えを使ったらマイナス1点。ぐらぐらよろめいたりしたら、0.5点減点とする。8点以上を目指す。
このテストは筋肉の強さ、バランス、柔軟性、敏捷性をみるもの。昨年発表された研究によると、支えなしでぐらつかずにこれができた50歳以上の人は長生きする傾向にあるという。
スコアが8点以下だった人は、次の6年以内にさまざまな原因で亡くなる確率が、8点以上の人の2倍になる。柔軟性は、健康的でしなやかな心臓の動脈を反映しているのかもしれない。
しなやかな動脈は、血液を全身にスムーズに運ぶことができるが、固い動脈はそれだけ心臓に負担をかける。将来的には、これが心臓疾患や発作の危険性につながるのかもしれない。ヨガやピラティスで常に柔軟性を保つようにするべきだろう。
7. よろめきで甲状腺欠陥チェック
やり方:結果:
てのひらを下にして前に手を伸ばし、その上にA4の紙を置いてみる。
紙がひどく震えるようなら、甲状腺亢進症の可能性がある。
手が小刻みに震えるのは、甲状腺ホルモンが過剰に放出されている甲状腺亢進症の前兆。紙を乗せるのは、目に見えないような微小な震えでも、紙なら揺れがすぐわかるからだ。
ちょっとした震えなら、カフェインや喘息薬、不安、低血糖などでも起こることがある。また、パーキンソン病の初期の兆候の場合もある。この場合は、筋肉を使っているときよりも、手を動かしていないときのほうが震えが起こりやすい。
甲状腺亢進症を発症するケースは、女性に多く、男性の四倍だそうだ。
甲状腺がホルモンを過剰に放出し、そのせいで体の機能が過活動状態になって、鼓動が速くなったり、筋肉がピクついたり、原因不明の体重減や、不安に苛まれたり、気分の変動が激しくなったり、眠れなくなったりすることもあるというが、ストレスや更年期のようなほかの原因も考えられる。
8. 椅子で転倒の危険性テスト
やり方:結果:
椅子を置き、3メートルほど離れたところに友人にストップウォッチを持って立ってもらう。椅子にゆったりと座り、ストップウォッチのスタートと共に立ち上がって友人のところへ歩き、折り返して椅子に戻ってきてまた座る。
高齢者の体の強さや敏捷性をみるときに広く使われている方法。立ち上がって歩きはじめてから、再び椅子に戻ってきて座るまでの時間が10秒以下ならば標準。
13〜20秒なら、バランスが悪く、転倒の危険があり、20秒以上だと深刻な運動障害があるかもしれない。
椅子に座るときに、よっこいしょと声に出して言うようだと、筋肉がうまいことかみあわず、腰を下ろすときのコントロールが適切にできていないということだ。
9.足で床をタップして心臓チェック
当たり前のようだが、脈拍は健康状態をみる重要なキーとなる。次のふたつのテストをやってみよう。ステップ1結果:
:手首の脈を見つけて、人差し指と中指で押さえる。ストップウォッチで20秒脈を測り、それを3倍すると、1分間の脈拍がわかる。横になって、リラックスして測るのがベスト。
安静時の脈拍がゆっくりなほど、心臓が効果的に体じゅうに血液を送っていることになる。大人で1分間の脈拍が60〜100bpmくらいだが、鍛え上げたアスリートは40bpmという人もいる。
60くらいが健康的で、80を超えると不健康と考えられ、脈拍は年齢と共に速くなる。水泳、ジョギング、サイクリングなどの運動をしたり、ストレスをためず、禁煙、体重を落とせば、5〜25bpm落とすことができる。脈拍が常に120以上、40以下だったりしたら、医師に診てもらうこと。
ステップ2結果:
:1分間の脈拍に合わせて足で床をタップする。
タップする音が乱れるようなら、鼓動が一定でない心房性細動があり、卒中の危険性が高くなる。不整脈の兆候ともいえる。音が規則正しいなら大丈夫だが、常に乱れるようなら医者へ行くこと。
via:dailymail・translated konohazuku / edited by parumo
▼あわせて読みたい





コメント
1. 匿名処理班
【注意】
6.あぐらスクワットと8.椅子の転倒チェックをするときは転んでも大丈夫な場所で行う。
偶にマジ転倒して怪我する人がいるので気をつけて!
2. 匿名処理班
おなか全部や背中をさわさわすると、普通の人ならなんともないけど
腎臓や肝臓がおかしいと痛み発生したり、気持ち悪くなる
この時点で重大な障害あるので救急車呼ぶレベル
3. 匿名処理班
20代前半だけど脈拍が90近くある…ここ一週間以上なぜだ…
4. 匿名処理班
30くらいの時、夜中に突然、脈が速くなったことがある。
翌朝、病院に行って検査したら、心室由来の頻脈だった。
薬をもらって、一週間くらいのんだら治った。
検査の時点では夜中よりゆっくりになってたけど、それでも一分間に200回以上あった。
※4も、心配なら、一回検査受けてみたら?
5. 匿名処理班
>>3
それは、恋だね!
6. 匿名処理班
よく見ろ
時計で2時40分だった人−挙手
7. 匿名処理班
誰か!A4用紙を手に乗せてくれないか?
8. 匿名処理班
>>4
ありがとう日曜、祝日明けにいってみようかな…
>>5
恋はしてないんだ、最近病気の事ばっか考えちゃって大変なんだ…
9. 匿名処理班
これ心配性の人や神経質の人はやらないほうがいいぞ
「病院に行かないと!」ってなっちゃう
10. 匿名処理班
実際に医者が言うには、好物が好物でなくなるのもサインだそうです。
好物だが健康・体調の為に節制してるのは良いですが、
嫌気がさすようですと脳の衰えや萎縮もあるそうです。
11. 匿名処理班
6は、敏捷性うんぬんというか
民族によってかなり差が出る気がするなぁ…。
畳生活が中心の中高年以上の日本人とか、
他にもアジア系はわりと全般的に難なくこなせそう。
逆に、椅子生活の欧米人とか最近の若い日本人は
ぐらつきが多そう。
明治時代に日本に来た西洋人の手記か何かで、
「日本人は誰もが軽業師みたいに、
床に座った状態から手をつかずにすっと立ち上がる」
みたいに書いてあって、
「え? 当たり前じゃん。西洋人って出来ないの??」
と困惑したことがあった。