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毎年20mも移動するというエクアドルの歩く木「ソクラテア・エクソリザ」の噂を検証

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(著) (編集)

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 エクアドルには動き回る木があるという。地元のツアーガイドによれば、ソクラテア・エクソリザと呼ばれるこの木の複雑な根の部分は足として機能し、季節の変化に伴う太陽の位置に合わせて常に動き続けるという。植物であるが、日に2~3cm、年間だと20mも移動するというのだ。

 まるで歩いているように見えるため、ウォーキング・パームとも呼ばれているが、本当に動く木は存在するのか?その噂を検証する。

Luna Nueva Farm Costa Rica walking palm tree

本当に木は歩いているのか?

 ヤシ科のソクラテア・エクソリザ( Socratea exorrhiza)は、新しく硬い土壌を侵食しながら伸びた根が時間をかけてそこに定着すると、幹の部分がそちらに向けて徐々に曲がって、今度は古い根を引っ張り出す。

 こうして、良好な日光を求めてゆっくりと”歩く”。根は地面から数10cm上のところで幹から枝分かれしており、まるで本当に足が生えているかのように見える。

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 ウィキペディアには、「ジョン・H・ボドレーが1980年に別の木が種子から落ちるように倒れれば、発芽の地点から”歩く”ことも実際に可能であると仮説を唱えた」と説明されている。

 当然と言うべきか、ほとんどの科学者がこの木が移動することに懐疑的である。

科学者のほとんどは「歩かない」と主張

 2012年のライブ・サイエンスに掲載された記事にはこう書かれている。

太陽の光を求めて歩く木という話は非常に面白く、かつ不思議なものである。

だが悲しいかな、これは本当の話ではない。この木は確かに存在するが歩きはしない。発芽した場所に根付き、風(あるいは斧)の力がない限りは動かない

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 コスタリカにある持続可能な発展研究センターの生物学者ヘラルド・アヴァロス氏は、ソクラテア・エクソリザ研究の権威の1人である。そして同氏もまた2005年に実施した大規模な調査から、木は歩かないと結論付けている。

 「ツアーガイドが熱帯雨林の観光客を楽しませるために思いついた作り話ですよ」とアヴァロス氏はコメントする。

 作り話であろうとなかろうと、歩く木の森の噂は世界中の人々をエクアドルへ惹きつけて止まないだろう。

References:livescience / bbc / inhabitat / written hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 37件

コメントを書く

  1. 枝が伸びすぎて邪魔だと切られている彼は山に帰れるだろうか

    • +1
  2. 「歩く木」で一番に思い出すのは「ちいさいモモちゃん」のお父さん。モモちゃんのお母さんが、森の魔法使いに「あんたの旦那は『歩く木(=いろんな女性のもとを渡り歩くタイプの男って意味らしい)』なので、決まった鉢の中で生きること(=家庭生活)はできないよ。今のままだと共倒れになる」って言われて、離婚するのが、子供心にショックだったわ~。

    • +6
    1. 離婚どころか最終的に死んじゃうしハチャメチャだったよな…

      • +1
  3. ナゾノクサは別名アルキメンデス。
    この木はソクラテア。
    歩いてこそ哲学というわけか…

    • +7
    1. ※4
      ときめきなんてすべて思い込みによる錯覚なんだよ
      俺は今年のクリスマスに思い知った

      • +4
      1. ※14
        ときめきや感動は求めるものにしか来ない
        常に心動かされたいからこそカラパイアを見に来るように・・・
        がんばって。

        • +5
  4. 1年間カメラを設置して定点観測すればわかること

    • +30
  5. 嘘つきは泥棒の始まり
    卑しい真似するんじゃない

    • -8
  6. たぶん歩いているんじゃないかな?という木だったら、
    この前、このサイトでも紹介されていたじゃん?
    ttp://karapaia.livedoor.biz/archives/52204828.html

    • +2
  7. 牽引根でどんどん土に潜っていく植物はたくさん存在するからあり得るけどね。
    身近な植物だとクロッカスとかユリとかがそうだよ。暗い方への伸びた根が枯死し明るい方向へ伸びた根が縮むような植物があればそちらに移動する。まー普通の植物はそっちに枝延ばすとか根萌芽とかするけど、ヤシの仲間は原則茎が一本しかない。だから水源に固執しなくて良い熱帯雨林の場合、幹を動かすように進化するのはあり得ない話ではないね。

    • +8
  8. ゾウガメくらいの速度で歩くのなら飼いたい。
    …と思ったけどジャレて倒れ掛かってきたら殺されるな。

    • +8
  9. 足のような姿から噂を作ったのなら、
    想像力豊かなガイドじゃないか。

    • +9
  10. 転がる植物があるんだから
    歩く木があってもいい…

    • +11
  11. この見た目だもん。歩くって言われたら納得しちゃうよ

    • +5
  12. 実際歩いてるって聞いたことあるんだけどなあ・・・
    光に近い方に根を出し、光から遠い方の根を枯らすことで少しずつ移動するって・・・

    • +4
    1. ※16
      ポトスはそんな風に見えなくもないよね

      • +1
  13. 毎年20mも動いてたらツアーガイドの仕事できねーじゃん。
    ていう突っ込みのジョークでしょ?

    • +1
  14. 客寄せのネタなのは一目瞭然
    犯人はお前だーー!

    • 評価
  15. なんだ作り話かぁ…
    植物って本当に多種多様だから歩く樹があっても不思議じゃないと思ったんだが……どこかにはあるはず!

    • +2
    1. ※21
      沖縄や奄美に生えてるガジュマルの木はそうやって「歩く」らしいよ?
      枝から伸びた根っこが新しい幹になって、古い幹が枯れていく…っていう繰り返しで。

      • +5
  16. 期待して動画を再生したらオッサンが話してるだけだった・・・

    • +4
  17. 歩く気まんまんなビジュアルだな。 ちっこい版があったら鉢植えにしたい!だんだん鉢から抜け出すかも。

    • +6
  18. 当たり前だろ、木が歩くわけねーじゃん。そんなの信じてるとかwww
    ってコメントが並んでるかと思ったらそうでもなかった。

    • +1
  19. 以前、NHKで「WALKING EYES アルクメデス」って番組があったけど、
    これは「Walking 歩木芽出す」か。。。

    • 評価
    1. ※29
      いくら話題になっても流星群は見ないようにしているよ

      • 評価
  20. エントの生き残りが!?と思ったらガセか残念

    • +1
  21. 「木が歩かない」なんてただの固定観念だ! 固定観念は時には外すことも大切。

    • +1
  22. デスバレーの動く石もそうだけど、こういったものって”絶対に”定点観測が行われない。

    • +1
    1. ※32
      ん?ホンマでっか?絶対?ググってみた?

      • -1

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