メインコンテンツにスキップ

ハトが人間のガンを検出できることが判明(米研究)

記事の本文にスキップ

24件のコメントを見る

(著)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
photo by Unsplash
Advertisement

 第二次世界大戦中、鳩の優れた帰巣本能は敵陣の背後から重要なメッセージを伝えるために利用された。

 最近、その色覚に関する研究から、鳩の一部の種は、人間の目には見えない影を認識できることが判明した。

 米アイオワ大学の研究チームによれば、鳩を訓練すれば、生検サンプルやマンモグラムに写った乳癌の初期の兆候を見つけられるようになるそうだ。その精度は人間が行った場合と同じだという。

脳は小さくても識別・分類能力に優れている

 実のところ、鳩の脳は大ぶりのオリーブの実程度の大きさしかない。だが、神経の接続は人間のそれと似ており、アルファベットの文字や様々な芸術家の手による絵画を区別する驚くべき能力を備えることが明らかとなっている。

 エドワード・ワッサーマン教授によれば、一般的な鳩であるカワラバトにも様々な種類の物体や映像を識別し、分類する優れた能力があるという。

 この能力を詳しく理解するため、鳩に組織病理の写真やレントゲン写真を提示し、良性か悪性か特定させる実験が行われた。

 一連の実験では、ガンを発見する際に、色、明るさ、圧縮がどれほど影響するのか特に調査されている。

この画像を大きなサイズで見る

訓練することでガンを特定する精度が99%に達する

 良性を見分けることができた鳩に餌を与えて訓練したところ、区別する方法を素早く学習し、本物の組織サンプルの画像では最初50%(正答と誤答が半々)だった正答率が、15日後には85%まで上昇した。

 結局、使用画像のガンを特定する精度は99%に達した。しかも、医療写真の分析まで学習できそうな気配もあるという。

この画像を大きなサイズで見る

 新技術の開発によって、撮像、処理、表示といった機能はますます高度になってきている。しかし、こうした新技術は、実際に医療の現場で使用する前に専門家によって検証されなければならない。

 これは臨床医を雇い、時間と費用をかけて行う実に骨の折れる作業である。いつの日か鳩の識別能力がその作業を大いに手助けしてくれる日がくるかもしれない。

via:mytechbits・written hiroching / edited by parumo

 嗅覚の優れた犬が人の息を嗅ぐだけで、がんの有無を判別できるとして「がん探知犬」の研究が世界的に進められている。

 また、ショウジョウバエもガンを検知できるという実験結果もあった。人間のガンは他の動物たちにとって何らかの違和感があるものなんだろうね。研究が進めば、ほとんどの動物が人間のガンを検知できそうな気すらする。

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 24件

コメントを書く

  1. 鳩箱の左にあるのは、自動エサあげ装置かなんか???

    • 評価
  2. 駅のホームのハトも人を見て色々と察しているのかもしれない

    • +5
  3. 訓練して人間と同じ程度じゃ価値が無い気がするが
    むしろエサや世話の事を考えるとマイナスの気がする

    • +2
    1. ※3
      人間のように予定や個人の事情に縛られないってだけで十分メリットあるじゃん
      でも6年近く経った今でも実用化されてないって事はデメリットの方が大きかったのかな

      • 評価
  4. 鳥類のほうが人間よりも見える色が多いんだっけ。それと関係あるのかな。

    • +2
    1. ※4
      彼らには風の色が見えているのだろう・・・地球の異常も彼らを見れば分かると言うんだから

      • 評価
      1. ※9
        軍事に役立てようというけんきゅはあったよ
        猫は狭いところを進むのが得意だから、ジャングルを進むのに猫の動きを役立てようとしたんだけど、猫たちは一向にジャングルの中に進もうとしなかったために断念したらしい
        あと、拷問に大型のネコ科肉食獣を使って見たこともあるけど、味方への被害のほうが大きかったそうだ

        • 評価
    2. ※4
      この実験では普通のモニターで見せてるから、16777216色以上は見えないはず。

      • 評価
  5. 真ん中らへんの写真が電子レンジに鳩入れてるみたいで怖い

    • 評価
  6. 何事でもネコを訓練して役立てるという研究者や専門家は現れないな。
    人には十分なつくのに不思議な話だ。

    • +1
  7. オリーブの実とか言われても解らないよ、梅干とかで例えてよ

    • 評価
  8. 鳩って好き嫌い別れるよな。
    自分は好きだが。特に後頭部が丸っとしててかわいい

    • +2
  9. 人間の注視野は 5 度ですが、ハトのソレは 40 度もあるそうで、国際救助色であるオレンジ色のアレを見つけたら合図をするようにしたという米国の沿岸警備隊の捜索ヘリに乗せてる映像を見たことがあります。 今なら画像認識なのかなぁ

    • +3
  10. ネコは気まぐれで行動パターンが多いから使役に向かない、ハトやネズミや虫の方が使える。

    • +3
  11. 解像度は少なくても10倍、色は4原色だからどんな風に見えてるんだか
    あと磁気も感じる器官も備えてる
    ただ実用化はしない
    昔、電子基盤のチェックに鳩を使おうとしたが、成功していないから
    犬のほうが簡単だよ、患部を嗅いで飼い主に教えたりす事例もあるし、米では臨床で診断している犬もいる
    あと日本でも、掌をセンサーにかざすと癌の分子を嗅ぎとり診断する装置がいくつかの大学病院でもう稼動している
    この装置の欠点は「見えない癌でも見つけてしまう」こと
    すい臓癌があると診断された男性がCT/MRI/エコーいずれも見つからず(小さすぎるから)
    とりあえず治療保留で「ノイローゼになりそう」と国営放送で言っていた

    • 評価
  12. そういえばアニサキスでがん診断できるなんて話も少し前に見たな。実用化を目指すみたいな話をしていたけど、あれはあの後どうなってるんだろな

    • +1
  13. 鳩「おまえガンやで」
    鷺「ガーーーーン!」

    • 評価
  14. なるほど。
    地文航法に特化した能力の応用だね。
    実際、チャートだけで飛ぶのはコントラスト系の判別が鍵だし。

    • +1
  15. こないだ駅のホームに鳩がいたんだけど、私が右に首かしげたら向かいの鳩が同じ方向に首かしげた。
    まさかと思って左にかしげたら、同じ方向にまた鳩が首かしげた。
    5回やったら、5回ともこちらと同じ方向に首かしげた。
    びっくりした。
    やっぱり鳩って賢いのかな。

    • +1
  16. 10年後には画像診断は全部機械学習した人工知能がやってそう

    • +3
  17. 鼻がききすぎて体臭の臭い分けができるので
    自分は癌探査人になれると思う。
    ただの疲労から、老化臭、はたまた病気臭
    結構かぎ分けられる。
    ただ病気の臭いは大抵不快なので
    不快な臭いを嗅ぎ続ける人生も辛そうだな

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

サイエンス&テクノロジー

サイエンス&テクノロジーについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

動物・鳥類

動物・鳥類についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。