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落書きは文化です。トルコ・アフロディシアスで発見された古代の落書きとその意味

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(著)

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 教科書に落書きは学生の必須項目だったりするわけだが、太古の昔から、人間ってやつは記憶や妄想、願望などを形に変えて様々なものに落書きを残していた。

 小アジアの古代都市、現在のトルコ西部にあるアフロディシアスから壁に掘られた1500年以上前の落書きが発見されたが、数百もの落書きからは、大昔の住人が剣闘士の戦い、戦車レース、宗教闘争、性などに関心を寄せる様子が伝わってくる。ここで紹介するのは、最近意味が解明された落書きだ。

宗教闘争

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 アフロディシアスには、キリスト教徒やユダヤ教徒、さらには多神教の信徒までが暮らしており、互いに争っていた。この彫像は、多神教の信者であった為政者の頭であり、何やら彫り込まれている。キリスト教徒の彫刻家が、「聖母マリアがキリストを生んだ」という意味の文字を刻み、その不支持を表明したようだ。

魔法の呪文

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 頭に蛇が巻き付いた肖像。当時、蛇には魔法が宿ると考えられていたことから、この落書きはなんらかの魔術と関連があるのかもしれない。誰かが誰かに呪いをかけたのか?

剣闘士の落書き

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 競技場で発見された落書きには、レティアリウスという三つ叉の矛と網を装備した剣闘士と、セクトルという剣と盾を装備した剣闘士が戦う様が描かれている。

 一番上では、勝利したレティアリウスが傷ついたセクトルに三つ叉の矛を向けている。中段は、2人の剣闘士が、見逃した審判(左側)に対して抗議している。下段に描かれるのは、逃げるレティアリウスを追うセクトルだ。研究者は、この場面を見た観客が描いたものと考えている。

ショッピングエリア

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 都市にはユダヤ人が大勢住んでいた。ユダヤの商人はセバステイオンという寺院群跡に店を構えていた。この画像は、ハヌカー祭の間灯される9つのロウソクがついた燭台(=メノーラー)である。ハヌカー・メノーラーが描かれたものの中では、最も初期のものだろう。

当時の美女

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 美しい顔もいくつか発見されている。この写真のものは家の中から見つかった。

女体

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 こちらも女性を描いたもの。劇場で発見された。一瞬猫にみえた。

サーカスの思い出

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 綱渡りの上で巧みにバランスをとる図。劇場ステージの歩道で見つかった。

思春期の妄想

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via:In Photos: Ancient Graffiti Discovered in Aphrodisias・原文翻訳:hiroching

 おそらくはそんな盛りの若者たちが描いたモノだろう。いくつもの顔と男性のシンボルが描かれている。男性のシンボルはさまざまな描かれ方をしており、その1つは口の中に入れられているようだ。

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この記事へのコメント 42件

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  1. 今から5000年後に発見されたHDDやSSDの中から豊富な人体写真が・・・

    • +18
  2. 画風の変化、技法の上達はあっても
    テーマは古今東西不変ってことですね
    結局のところ人類は精神的に進歩していないのかw

    • +12
    1. ※3
      縄文人の女の赤ちゃんをさらってきて、イマドキの家庭で育てれば、イマドキのギャル(死語)に育ちます。 人間ってそんな風にできてます

      • +3
  3. そのくらい俺にも描ける
    たぶん描けると思う
    描けるんじゃないかな
    ま、ちょっと覚悟はしておく

    • +3
  4. 最後の見て笑った。
    人は昔から考えてることは変わらないんだね…

    • +13
  5. いつの世も同じことですね・・・
    特に思春期はwwwww

    • +10
  6. 当然というべきか
    性を意識した絵の方が
    より写実的に描かれていて
    うんうんと頷く

    • 評価
  7. 完全にネコです。本当にありがとうございました。

    • 評価
  8. 「一瞬猫に見えた」ワロタ
    もう猫にしか見えない

    • +12
  9. 古代人「ぎいいいいいいやあああああやめてええええええええ」

    • +20
  10. ヴォイニッチ手稿の作者も
    草葉の陰でもだえているかもしれないね

    • +26
  11. 妙に上手いだけに、積荷を燃やして!って代理で叫んで転がりたくなるな。この場合は割って!削って!粉砕!かな?
    石とか壊れない燃えない物に落書きするの、ホントやめとこうと真顔になった>思春期
    そして、雑さがリアル過ぎるw画伯なのか手抜きなのかは謎だけど、凄い親近感だwww>猫(女体)

    • +18
  12. >当時の美女
    ああ、あの人の美しさを刻みつけたい
    鼻はこうで輪郭はこうで腹へってきたなやーめたっと。

    • 評価
  13. 猫女体図、顔はここまで頑張ってるのに途中で力尽きすぎだろw

    • +9
  14. われわれ現代人のインターネット電子落書きも数千年後の人が解読して「人間の考えるこなんてずっと一緒だなあ」って思われるんだろうな。

    • +11
    1. ※20
      同級生が卒業文集にオリジナルの暗号つくって文章にして掲載。
      彼は20年経ったいまでも、そのことを後悔していると言う・・・

      • +5
  15. 興味のありどころが現代のネットとまるで同じで笑う

    • +5
  16. 石に彫るとなると、思いつきでも描き上げるまでどれくらいかかったのだろうか。
    柔らかいものなら簡単かも知れないが、長く保存されるとは考えにくいし。

    • 評価
  17. 落書きと言っても
    気軽に硬い石には彫れないないだろうな。
    何かを表現したい気持ちは、今も変わらない事かな。

    • +7
  18. いくら文明が発達しようと人間は変わらんってことだよね。
    所詮、人なんてその程度のもん。

    • +5
    1. ※25※26
      一つの人体に写実とデフォルメとが混在した画風はありふれてるので、
      手抜きではなくこういう表象文化だったのかもしれない。
      「この部位はこう描くもの!」みたいなルールだったのかも。
      シルエットはヴィレンドルフのヴィーナスとか土偶とかに通じるような
      デフォルメされた女体の豊満さを思わせるようなところがあるし。

      • 評価
  19. 古代ヴィーナス像を持ってくるには、時代が…1500年前のトルコだよ?
    古代ヴィーナス信奉者(ポロッと居てもおかしくはない、人口もあるし、奴隷もいたし、ヴィーナスに捧げられた街だし)が描いたにしては、頭部表現は当時の現地風っぽいし、何よりも股間がない…。
    トルコ・アフロディシアスでググってみたら、どうだろう。
    その、言いにくいけど、当時の女体表現定型説は、ちょっと苦しいんじゃ…。

    • +4
  20. 1500年前に劇場やサーカスがあったことのがビックリだったわ

    • +3
  21. お約束の部位については、所有する諸賢に任せるとして……
    猫じゃない方の顔、美しいと思った。
    簡素な線描なのにねえ。

    • +3
    1. ※28
      だとしても、もうちょっと下まで頑張って描いてほしかった(・ω・`)

      • +3
  22. 最後のやつ、めっちゃいい顔しながら汗だくで石彫ってたんだろうな

    • +3
  23. そーいや、法隆寺の改修の際、建立に携わった職人たちが描いたらしいエ ロ(ばっかじゃないよ)落書きが天井板の裏から大量に見つかった、なんてのを芸術新潮で読んだなァ。

    • +1
  24. 最後のやつは一昔前の公衆トイレとかでよく見た
    むしろ懐かしいわ

    • 評価
  25. 宗教闘争がさっぱりわからん
    他もわからんが

    • +1
  26. 最後のやつは現代にも同じデフォルメで受け継がれ描かれている物だなwwww

    • 評価
  27. すすめーすすめーものどーもー♪
    に見えちゃった・・・

    • +5
  28. 剣闘士の落書きは、説明文とは逆に手前から置くに向かって意味を見るんじゃない?
    最初に剣と盾の戦士と三叉槍の戦士が並んでて、次に審判ありの戦いを始めて、
    三叉槍のほうが勝利したって風に見えるんだけど・・・。

    • +1
  29. もしかしたら愛猫を擬人化して美女にした古代の猛者かもしれない……

    • +2

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