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これがイタリアの巨大マフィア組織が使用していた暗号文の解読コードだ。

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(著)

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 この謎めいた記号の並んだノートはイタリアのマフィア「ンドランゲタ」が使用している暗号で書かれたものだ。イタリア最大のマフィア組織と目されるンドランゲタは、ローマでの麻薬密売の大部分をコントロールしていると言われており、過去数年にわたり、ライバルであるマフィア集団や警察との激しい抗争を行っている。

 今年に入ってついにイタリア警察が、ンドランゲタのメンバー26人を一斉検挙、500キロ近いコカインや大麻を押収した。その時に暗号文の解読に非常に重要な役割を持つ、暗号の解読書をも発見したのである。

 これが暗号の解読書である。この解読書のおかげで、警察はンドランゲタの多くの暗号文を解読することが出来たという。

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 この解読コードのおかげで、マフィアの使用していたヒエログリフの解読を可能にした。ンドランゲタはアルファベット一文字一文字にそれぞれ「サン・ルカコード」と言われる文字を代わりに当てることで、暗号を作っていたのだ。

 警察が押収したノートには、マフィアが何代も前から行っていた入団の為の儀式のルールなどが暗号で書き記されていたという。

 そのノートにはンドランゲタが信じている、ある歴史が書かれていた。それによると、ンドランゲタは元々妹の名誉を守るためにある男を殺した三人のスペイン騎士の末裔であるという。三人の騎士はその後殺人の罪でファヴィニャーナにあるシチリア島へと島流しの刑に処された、とも書かれていたそうだ。

 そこで三人の騎士はンドランゲタが古来より守る最初のルールである「オメルタ(黙秘の掟)」を作ったという。そこから騎士はバラバラに活動を始め、個別に組織化し始めたそうだ。

 一人の騎士はシチリア島で「コーサ・ノストラ」という秘密結社犯罪集団をつくり、また一人の騎士はナポリへと移住し「カモッラ」という組織を作り上げた。そして最後の一人が、カラブリア州へ移住し「ンドラゲタ」を結成したのだ。

 「ごきげんよう!我が同胞」から始まる文章(左)にはマフィア入団の為の儀式の作法などが書かれている。

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 他のページにはマフィアが創設されたときの歴史などがこと細かく書かれているそうだ。

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 「神々しい土曜の朝」から始まるこのページはサン・ルカコードで書かれている。サン・ルカコードはンドランゲタが本拠地としているカラブリア州にある彼らの拠点の名前から来ている。

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 イタリアの表社会が不況に陥る中、マフィアグループはローマの裏社会で大きな収益を得ており、イタリアの一部地域の裏社会で暗躍している。ンドランゲタはイタリアマフィアの最大勢力と目されており、約150団体(約5,200人)を擁す巨大組織だ。

 彼らは恐喝や麻薬取引、武器密輸だけでなく、放射性廃棄物や有害廃棄物の不法投棄にも関与しており、シチリアのコーサ・ノストラより閉鎖的で暴力的だといわれている。過去20年にわたり警察と検察はシチリア島のマフィアグループの検挙に全力を注いできたが、イタリア南部に拠点を持つ「ンドランゲタ」の首根っこは掴めず、彼らは拡大するばかりで、現在ではヨーロッパの他の国にコカインの密売を行うほどになっている。

Italian police arrest 163 alleged members of infamous ‘Ndrangheta mafia gang in raids across the co:一斉検挙されたンドランゲタのメンバー

 500キロ以上にも及ぶ麻薬を一斉に押収できた警察だが、この解読コードがあれば、さらに組織の秘密が暴かれるかもしれない。逆に警察に知られたことでコードを悪用されなければの話だが。

via:dailymail・原文翻訳:riki7119

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この記事へのコメント 36件

コメントを書く

  1. 技術的には文字置換暗号だったら、すぐに解けちゃうですね。 言語にはよく出てくる文字の特徴があるので、現代では文字置換は暗号化というほどでもないのですが…。 イマドキは公開鍵暗号を使うのがいいんじゃないかなぁ。 って技術的によりよくても、違法行為はいけませんね。

    • +1
  2. アルファベット置き換えなんて、今時暗号にもならないし
    まして重要な麻薬の取引に使うなんて考え辛いから
    ヤクザ社会の特有の儀式や排他的な習慣と同じように
    マフィアの発端となった秘密結社の象徴として
    現代まで受け継いできたという話なのじゃないかな?

    • +1
  3. 独特な文字考案するんだったら、ンドランゲタ語でも作ったら良かったのにw新たな人工言語

    • +1
  4. こうやって公開するぐらいだし、暗号としての価値はもう無いんだろうな

    • +15
  5. うわあこわい
    と思ったが、ヤクザと大して変わらない事に気付いた

    • +1
  6. 魔道書みたいやね
    歴史まで語るなんて・・・・
    しかも内容が、
    まるで古代より続く秘密結社そのものだな
    というか前進となる物がそうなのかもね

    • +28
    1. ※6 だね
      単一換字式暗号は文字の頻出度、1~3文字の単語(英語で言えば「a」「the」みたいな)
      から探ることさえ知ってれば、解読に1時間もかからない 見るからに換字式暗号だし

      • +9
    2. ※6
      たしかに、単純なプログラムを使っても数分程度で解読できてしまいそうです。やはり、儀式などに使っていたのでしょうね。そっちが知りたいです。

      • +1
  7. この暗号つかってなんかおもろいコメントかいてやろうと思ったけど、
    表示できない記号があって断念。

    • +1
  8. 宗教とかも、何でもない事をややこしくしたり
    わかり辛い規律を取り決めたりして
    上層部の有り難みを増そうとしていたのかな

    • +2
  9. がっかり暗号だし、解読できなかった警察にもがっかり
    解読を外部に依頼すらしなかったのかよ

    • +1
  10. ゼントラーディ文字かギルガメス文字でも使え

    • +5
  11. 重要書類にまぎれていた暗号文を見つけて
    何か秘密が隠れてるかもしれないと解析したら
    今日の朝飯は芋フライ。でも鮭のソテーがよかったと
    どうでもいい文が出てきたらショックで倒れそう

    • 評価
    1. ※16
      解読できなかったとは言ってないんだよなあ

      • +1
  12. …文法変えなきゃダメでしょ。
    警察も「こいつらアホやなぁ。もっとでかい取引あるまで解からんフリしとこ」
    ってやってたに違いない。

    • +1
  13. 置き換え式?の暗号の解き方は
    シャーロックホームズにも出てたな

    • -1
  14. 安直すぎるな
    その筋の学者先生に見せれば1時間かからずに解読出来るレベル

    • +3
  15. 暗号解読って、ジグソーパズルみたいで楽しいよね♪

    • +6
  16. いや待て待て待て、コーザノストラとカモッラと、
    始めて聞いたがこの団体がスペイン由来で、同祖でとか
    何この怪しげな歴史ロマン。

    • +4
  17. ンドランゲタと聞くと、いつもチャドの首都を思い出すw.

    • +3
  18. JとK、あとWとXとYが
    解読一覧に掲載されてないのは
    何か意味があるんだろうか…。

    • +2
  19. 言語と解読法法さえ知っていれば小学生にでも解けるレベルの暗号だよ。
    方法を知りたい人は『頻度分析』でググってみ?

    • 評価
  20. 初歩的過ぎる。
    素人でも1日もかからずに解読出来るレベル。

    • 評価
  21. イタリア語で使わない文字ははじめから除去されている。

    • +4
  22. 暗号というより業界用語みたいなもの何じゃないかな?一見して分からないようにしているという事は勿論だけど、儀式的に使われているこれだけというか。これだけ大きな組織なんだから、流出する事も前提に使用している気がするけど。
    それよりもこの組織の歴史や成り立ちが凄く興味深い

    • +1
    1. ※31
      イタリア語にそれらの文字は存在しない

      • 評価
  23. 小学生……暗号文……自由帳……うっ頭が!

    • 評価

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