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この運動残効は、脳内の視覚ニューロンによる特定方向の動きに対する反応として説明できる。脳細胞には特定方向の動きに対して反応する細胞が存在する。例えば、時計回りの動きに対して敏感な細胞がある一方で、反時計周りに敏感な細胞もある。
画像が静止しているときは両細胞とも同じ反応を示すが、時計回りに回転するものを見たりすると、それに敏感な細胞はエネルギーを使い、疲れてしまう。そして回転が止まると、反時計回りに対して敏感な細胞の方に余力があるため、バランスを失ってしまうのだ。こうして止まっているはずのものが逆方向へ動いているように見えてしまう。
画面中央の文字をじっと見つめてみよう。しばらくすると…
Incredible optical illusion causes strong motion after effect Daily Mail Online
動画では効果は数秒ほど続くと伝えているが、実際はもっと長く持続する。これは残像が網膜ではなく、皮質での処理であることに起因するようだ。これまで、残像は網膜の神経細胞に由来すると考えられていた。しかし、猿を使った実験では、視覚動作や視方向に反応するニューロンは一次視覚野に生じていることが判明している。
別の動画は”回転する反転”と呼ばれるもので、2008年の学会で発表された非常に有名なものだ。これは中央の印の周囲を複数の点が旋回する映像で、その中には白黒の縞模様が描かれている。左側の縞模様は点と同方向に移動しているが、右側の場合は縞模様と点は逆方向に移動する。
このとき周囲を周る点の部分を直接見ようとすれば、脳は点の内部の縞模様ではなく、動きに注目する。結果として、点は反時計回りに動いて見え、縞模様は点滅して見える。しかし視界の隅で点を見ると、脳は縞模様の動きを処理し、それと同方向、つまり時計回りに動いて見える。

脳細胞には特定方向の動きに対して反応する細胞が存在する。例えば、時計回りの動きに対して敏感な細胞がある一方で、反時計周りに敏感な細胞もある。そのため時計回りに回転するものを見たりすると、それに敏感な細胞はエネルギーを使い、疲れてしまう。反時計回りに対して敏感な細胞の方には余力があるためバランスを失い、止まっているはずのものが逆方向へ動いているように見える。


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コメント
1. 匿名処理班
見終わった後、記事の文字列が踊ってたw
2. 匿名処理班
少し扉に頭をぶつけたがなんともなかったぜ、たいしたことないな
3. 匿名処理班
※1に同じ。数秒間だけど文字が踊ってたww
4. 匿名処理班
文字のダンスを初めてみたわwww
5. 匿名処理班
((((((@∀@)))))))
ぐ、具合悪くなったw
6. 匿名処理班
うわー!!文字がふにゃふにゃするー!!
マジだった(@Д@;)
7. 匿名処理班
2番目のGIF画像見た後、文字が膨らんでいく…
アリス症候群とか似たような仕組みなのかな
8. 匿名処理班
うひゃー(◎∀◎*)テンション上がったw
9. 匿名処理班
○○○「目が、目がぁ〜!」
10. 匿名処理班
サムネイルだけでも結構クラックラくるものがある。
11. 匿名処理班
あれ?何ともなかったぞ?
なんかおかしいのかな?
12. 匿名処理班
※2
あかんですやん
13. 匿名処理班
片頭痛が起きる前にいつもこんな感じになる
14. 匿名処理班
いかに視覚というものが不確かであるか分かったよ。
15. 匿名処理班
これ視界が白くなるのも錯覚の効果かな
画面の周りに霧が出てきた
16. 匿名処理班
ドライアイで、この季節には厳しい動画…
瞬きしまくりで効果でない…
17. 匿名処理班
おめめがいたくなった
18. 匿名処理班
なんかシャープなサザエさんの髪型みたいのがずっと見えるなーって思ってたら
ぐにゃんぐにゃんになってた
19. 匿名処理班
2枚目のgifの意味がよくわからんない
20. 匿名処理班
文字だけじゃなくて、パソコンのふちとか、まわりの家具の
アウトラインなんかもぐにゃぐにゃに感じました
21. 匿名処理班
※21
どこを見つめてるかで回り方が変わって見える。
赤い点、黄色い点、画像の外で試せばわかると思うよ。