メインコンテンツにスキップ

死を克服することはできるのか?人体冷凍保存研究所をたずねて(米ミシガン州)

記事の本文にスキップ

54件のコメントを見る

(著)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 もう一度生き返ることを夢見て。遺体を冷凍保存し、来るべき医療進化の進んだ未来へとその夢を託す人は後を絶たない。

 米ミシガン州にあるクライオニクス研究所は、遺体を冷凍保存する為の施設であり、1962年に『不死への展望』を執筆し、「人体冷凍保存の父」として知られる、ロバート・エッチンガーが設立に携わったものだ。

 全米には既にいくつかの冷凍保存施設がある。クライオニクス研究所では冷凍保存に興味を持った人々に、施設内を見学できるツアーを随時行っている。

 冷凍には液体窒素を使用され、人体は常時マイナス200度に保たれている。遺体を収納するユニットは断熱処理が施されており、万が一停電が起きても冷凍状態を維持できるようになっている。

 クライオニクス研究所

この画像を大きなサイズで見る

 死後冷凍の契約を結んでいる会員は500人に達すると言われている。既に100人以上の会員がこの施設で冷凍状態で眠っている。

この画像を大きなサイズで見る

 冷凍保存にかかる費用は1体300万円ほどで、アメリカの他の冷凍保存施設と比べると格安の値段だ。

 冷凍保存には問題点も多い。低温環境に順応しない人間を冷凍すれば、解凍したときにすべての細胞が破壊されてしまう可能性があるからだ。

 他の冷凍保存業者では不測の事態に備えて、冷凍のプロセスに工夫を施している。遺体からまず血液を抜きとって、昆虫やカエルなどが備えている凍害保護物質のような不凍液物質に置き換えるところもある。

 頭部だけを冷凍保存しているところもある。だがここでは、一貫して全身まるごとそのままの冷凍保存の方法を貫いている。

この画像を大きなサイズで見る
この画像を大きなサイズで見る
この画像を大きなサイズで見る

 彼らの望む医療技術の進化が新たなる光明をもたらした。

 ナノテクノロジーの発展により、冷凍で損傷した細胞の修復が可能となってきたのだ。このニュースにより、冷凍保存の信望者が増えていった。

この画像を大きなサイズで見る
この画像を大きなサイズで見る

 設立に携わったロバート・エッチンガーは、2011年、92歳で一度その人生の幕を閉じた。そしてもう一度生き返るため、息子たちの手によって、この施設に冷凍保存されている。先に冷凍保存されている2人の妻と共に。

この画像を大きなサイズで見る
via:io9
📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 54件

コメントを書く

  1. どう見ても復活できそうな見た目じゃない・・・

    • +3
  2. 不老不死になりたいとかそんなんじゃなく
    ある種の挑戦的な願望なのかもね

    • +8
  3. いくら未来の技術でも、脳細胞を再生したり若返らせるのは無理なような・・・。
    仮にできたとしても、記憶がなく実質別人になってしまう可能性もあるし。
    人間誰でも死んで自我が崩壊するのは恐ろしいからこういうものに逃避してしまうのはしょうがないか・・・。

    • 評価
  4. 人の一生の細胞分裂の回数決まってんだろ・・・どうやってテロメア伸ばすんだよ。
    無駄なことしてんなよ

    • -1
  5. 全部溶けちゃったコールドスリープ屋もあったわな
    その挙句チェックしてみたら
    雑にバラバラにした死体をテキトーに凍らせてただけだっていう

    • -3
  6. 死んでから冷凍したということはその不死治療ができた未来で
    解凍しても生き返らないのでは?

    • +9
  7. 92歳のジジイのまま生き返って一体どうすんだよ・・・

    • +11
  8. もし生き返れるとしても遥か遠い未来か。

    • +3
  9. 死の克服と言うより、生の執着に見えるわ

    • +17
  10. 若い体のままならともかく体がよぼよぼの状態で
    再復活しても本人らはうれしいのかな

    • +2
  11. 人間みたいなデカイのは無理じゃ…
    しかも若くて生きてるうちに冷凍するんじゃなくて、92で亡くなった人間を冷凍したら尚更…

    • +1
  12. 子孫たちが時間の流れを感じる中、本当に科学が蘇生を実現させたら眠りについてる人にとってはほんの一瞬の出来事なんだろうな
    蘇生出来たら良いが何らかの化学実験体に使われて脳だけ培養液で目覚めたりしたら悪夢だけど

    • +1
  13. 目覚めたら超過料金請求されたりして

    • 評価
  14. ここ管理の酷さを内部告発されてたところじゃないの…?

    • +1
  15. 仮に100年後に蘇生技術が確立されたとして、何百体、何千体と並ぶ冷凍人間を生き返らせることに、未来人は価値を見出すだろうか?

    • +4
  16. 一方日本では石仮面の研究が行われているのであった
    ズキューン!

    • -1
  17. 個人的にはちゃんと生きて死にたいな
    蘇るとか人間的におかしいもん

    • +1
  18. 生き返りたいんじゃないんだよ
    死にたくないんだよ

    • +2
  19. ホレイショに言わせると、ただのSF好きな人々

    • +2
  20. 解凍うまくいくのかな。
    うまくいっても浦島太郎になりそう。
    手塚オサムのガラスの城と、
    まとめにのってた自殺志願者冷凍する話思い出した。

    • +1
  21. このような事業を民間会社が運営するのはいかがなものか。もし仮にこの会社が倒産したら?経営状態が悪くなりいきなりコールドスリープの維持費を来月から10倍にしますなどと言われたら遺族はどうするのか?そもそも冷凍保存を行うのにあたって期間を決めて一定額を先払いしているのか?記事には300万円とあるがそれは恒久的な冷凍保存を約束するものではないだろう。期間を過ぎたら契約更新するのか?遺族が死に絶えていたりしたら死体はそのまま破棄されるのか?停電でも冷凍保存状態はキープされるとあるが機械の不具合の可能性は考慮されているのか?

    • +2
  22. >だがここでは、一貫して全身まるごとそのままの冷凍保存の方法を貫いている
    だから安いのかw

    • +3
  23. こういう施設が実在(しかも複数)しているっていうのは、不思議な感じだな
    これがSF小説なら、未来の医学や科学技術の進歩に期待して、名家では各世代一人はうまれて早々に冷凍保存してお家存続につとめたりしそうだなー

    • +2
  24. これ昔から有名なんだけど、金魚でも生きてるのを極低温冷凍すれば蘇生するけど、金魚の死体を極低温冷凍したものを解凍してもやっぱり死体のまんまなわけで、方法論的に無理あんじゃね?と思ってたわ。
    将来、20世紀のピラミッドのミイラ的なものになんなきゃいいけどねー。

    • +10
    1. ※28
      死体から蘇生できる技術がうまれるまで凍らせとくんじゃないかな
      そんな日が来ないと、なまじミイラより質量が残るだけに、そのうち場所がなくなりそうだけどね

      • +1
  25. 死はともかく死への恐怖は克服できるのかもしれない

    • +10
  26. 細胞を冷凍したら細胞壁が破損されるから、再生は不可能と思うけどね。

    • -1
  27. 物には凍る順番があるわけで。
    本当に瞬間冷凍しないと、冷凍庫の肉よろしく、肉汁と肉に分裂しちゃう。
    今の技術では、そんな瞬間冷凍なんか出来ないだろうに。
    いくら未来でも、凍った時点で壊れてる生物を復活させるのは、
    ゾンビから人間を作れって言っているのと同じだと思うが。

    • +4
  28. エジプトの王様のミイラとおんなじ理屈だな
    ここが近未来の王家の谷か…

    • +7
  29. 長生きしたいとは特に思わないが、
    千年、万年後の未来とか見てみたいとは思う。

    • +6
  30. 5000年前のエジプト人と考えている事とやっている事が一緒という時点でもうね。

    • +3
  31. たかだか、300万で、超技術が開発される未来まで保存しておいてもらえると考えるのは無理があるなぁ。いつになるかわからんのだし。

    • +1
  32. 冷凍保存ミシガン州が、
    人体冷凍ミカンに見えた

    • +2
  33. この手のは、早い話が
    「例え適当に冷凍しただけでも、未来の超科学がなんとかしてくれるさHAHAHA!」
    ってだけの話だからなぁ・・・
    アルコー延命財団の例もあるしさ

    • +4
  34. 未来の未知の技術に期待して出す金額として安いか高いか
    流石に全部未来の技術におっかぶせてるような方法じゃあ、蘇生はまず無理だと思うがなあ
    まあ何もしなけりゃ死んでおしまいだが、金次第でごくわずかな可能性でも掴めるなら何もやらないより得だと考える金持ちの価値観にまでは口だしせんよw

    • -1
  35. あと100年もすれば全身サイボーグも実現してるだろうからなぁ
    金が3億ぐらいあれば長期冷凍保存→解凍→サイボーグで復活できると思うが。

    • -1
  36. この記事に興味がある人にはハインラインの小説「夏への扉」がオススメだと思うよ。

    • 評価
  37. 見た目はまんまミイラだね
    冷凍された時点で社会的には断絶されるから、自殺と変わらないきもする。冷凍された人はスリープする前にやりたいこと全てやったのかな。

    • 評価
  38. 現状の方法じゃダメっぽいね。先進性への人柱だね。
    真の技法が生み出されたら、保存前の仕込みの段取りから違ってくるんだろうなぁ。
    もしくは「記憶コピー•人格エミュレート」技術が先かな?客観的にはメモリ内のゾンビでも、本人が「ワイ生きとるで」と思えりゃいいわけで。

    • 評価
  39. 保存会社としては、クライアントが実際に蘇生できようができまいが、保存作業自体で金をもらってるからビジネスとしてはそれで十分ってことだね。

    • +1
  40. 何万年生きれば満足するの?と言われればよく分らないが
    少なくとも80年前後じゃ短すぎる。もっともっと生きたい。
    どんな手を使っても生き延びたいと考えるのはおかしくないと思う
    あと、サイボーグ=長い命を得られると思うのは違う気がする
    手を入れないで人間より長持ちする車や機械なんて存在しないし。
    メンテして入れ替えるにも無尽蔵な設備とコストが必要だし
    あんまり実用的とは思えん。

    • 評価
  41. かつてのエジプトでは遺体はいつか生き返るものだとして、ミイラが作られたわけだけど
    そういう感覚と似てるのかも知れないね
    燃やしてしまうと可能性も失われるし

    • 評価
  42. 「そして死にたいと思っても死ねないので、そのうちカーズは、考えるのをやめた」
    JOJOの奇妙な冒険 第二部 より引用
    目的なき生は罰でしかない。

    • 評価
  43. 10代後半、20代前半の若いまま、1000年は生きたいと思う。
    生物の体は複雑なので、蘇生させるのは困難だと思う。出来たとしても数百年、数千年は掛かると思う。

    • 評価
  44. 古代エジプトで行われていたことと技術や方法は異なるけど、考え方はほとんど同じな気がする。

    • 評価
  45. お前ら嫌ならやるなよ。
    これも一種の延命治療だ。
    延命治療が嫌なら病気になっても治療するなよ?

    • -2
    1. ※52
      医学的に確立されている延命治療とこれを一緒にするとか馬鹿過ぎる

      ※53
      永遠に生きたいのを否定してるんじゃなくて、
      詐欺師に騙されているのを馬鹿にしているだけだろ
      管理が杜撰なのも含めて完全に詐欺そのもの

      • +1
  46. 否定的な人が多くて困惑するわ。永遠に生きたいと思うのは普通のことだと自分は思う。ただ手法がずさんなことが問題なだけだと思う。

    • +1

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

動画

動画についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

料理・健康・暮らし

料理・健康・暮らしについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。