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この動画は、ウサギの体から取り出した心臓を栄養素と酸素を豊富に含む溶液につけ、そのまま動かし続けているものだ。新しいペースメーカーは伸び縮みする薄い皮膜で出来ており、センサーと電極の蜘蛛の巣みたいなネットワークが全面に印刷されている。心臓が鼓動を打つたびにそれに合わせて縮んだり伸びたりする。
まず、高解像度の画像処理とコンピューターによるモデリング、そして3Dプリンターにより、最初にプラスチックで心臓の模型を作った。そしてそれを型にして実際の心臓の表面をぴったりと覆う薄い伸縮性のある皮膜を作った。
ロジャース氏は心臓の本来の皮膜である心膜とシリコン製のこの装置を比較してこう言う。「この人工心膜は、人間の本来の心臓とは違う、臨床心臓病学的な観点による方法で心臓の状態を感知し作用する、ハイ・クオリティなものなのです。」

この新しい心臓装置の開発を手伝ったワシントン大学生物医学工学者のイゴール・エフィモフ氏によれば、人工皮膜に印刷された特別な電極の蜘蛛の巣状のネットワークが、心臓の電気的な動きを持続的に監視し、正しいリズムで鼓動を打つことを可能にするそうだ。
「もしも心臓発作や不整脈のような最悪の事態を察知したら、高度な治療を提供することができる。」エフィモフはいう。「刺激や電気刺激を同じ人工皮膜の違った場所から最適な方法で送ることができ、それにより、不整脈を止め、突然の心臓死を防ぐことができる。」
エフィモフによればこのペースメーカーはとても利点の多いものであり、10年から15年の間に実用化されることを望んでいるそうだ。彼らの研究はネイチャー誌に掲載された。
via:stlpublicradio・原文翻訳:LK
人類がまたさらにサイボーグに一歩近づいていくようだね。心臓と脳を人工的に動かし続けることができれば、永遠の命も夢じゃなくなってくるようだ。
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コメント
1. 匿名処理班
このままでは装着するのに開胸手術が必要で負担が高そうだなあ。
2. 匿名処理班
ぎゃああああ、蓮コラ的なにかを感じた。動画観れなかったよー。
3. 匿名処理班
リアルでペースメーカー入れる可能性がある俺から言わせてもらうが、ペースメーカーは電子機器だから電磁波が出るような設備とかには近づけない。例えばMRIとかに入ることもできないし、モーターとかが動いているプラントで働くこともできない。
本物の健康な心臓が一番だよ。
4. 匿名処理班
表面のウネウネを見るとすごく鳥肌が立つ
5. 匿名処理班
すごいねー
6. 匿名処理班
割と頻繁に不整脈の起こる身としては手術代コミコミで10万円とかだったらやっちゃうなあ
7. 匿名処理班
死んでも動き続ける心臓...か(遠い目)
8. 匿名処理班
なんか画像が……!
蓮っぽくてきもいよー
9. 匿名処理班
イチゴ?
10. GoN
すごいなあ。この勢いでSTAP細胞も作れないかな?
11. 匿名処理班
延命とかには使わないで欲しいな死ねなくて苦痛が長引き可哀想
12. 匿名処理班
とにかくすげえ
13. 匿名処理班
シリコンって伸縮疲労にはあんまり強くない素材で、たしか数百万回の伸縮でダメになんじゃなかったっけ
それから考えると一年ももたないんじゃないかって気がするが
毎年心臓手術はさすがにみんな無理と思うし、そこんとこどうなのか
耐久性の問題をクリアしてるんなら実用性あるだろうけどねー
14. 匿名処理班
基盤とかは実は結構前から印刷技術で作られてるので、別に3Dプリンターだから出来る訳じゃありません。印刷物博物館でも説明を受けられます。
この場合、心臓の形にあわせて印刷する必要があるから3Dプリンターの出番になったんでしょうね。でもモノの耐久性とか各素材の経年変化を考えたら永遠と言い切って良いものじゃないと思うんだけどな。
人間の心臓ってすごいね。死ぬまで決して休む事なく激しく動いているのに疲れない夢の筋肉ですよあれ。
15. 匿名処理班
心臓が動いても他の臓器はどんどん衰えちゃうなら、不謹慎な言い方かもしれないけど、病院や介護施設で面倒みる「生きる屍」がもっと多くなっちゃう。カチンカチンに関節が拘縮して、寝返りも打てず、口あきっぱなしで、しゃべりもせず、食べれもせず、点滴か胃腸への栄養で生きながらえている方々がいっぱいです。はじめは大切な家族だっただろうけど、そのうち会いにも来てくれなくなる。寂しい老後とはこういうことかと思う。
16. 匿名処理班
素晴らしい技術・・・かもしれないけど、
取り敢えず気持ち悪いです。
17. 匿名処理班
T4を思い出した。
18. 匿名処理班
よくわんねぇけど、ビジュアル的にスゲー
19. 匿名処理班
電極が電気信号送信して動かすの?
電磁波に影響されたりスタンガン的な電気ショックを患者に与えたら止まったりしない?
20. 匿名処理班
電磁波で死亡
21. 匿名処理班
※15
いいねぇ〜
体は衰え、物をもちあげることすらできなくなっても、電気の力とテクノロジーの力をかりて心臓は力強く動きつづける...
どうせなら永久に動く体も揃えたいところ
22. 匿名処理班
心臓にんげんと呼ぼう
23. みあきち
「癌性疼痛」というべきものだったか?、苦痛を伴う「末期癌」になるまでも生きてるということは、「心臓が機能してる」ことに他なるまい。
心臓が「癌にならない・なりにくい」のは、心臓の細胞もまた「分裂しない」から(外科手術のメスの入った痕でも、体細胞がそこを埋め治癒・修復はするだろうが)
ミトコンドリアが大きく、数が多い心臓であっても、果たして栄養・酸素が最適でも分裂という新品の複製がなくして永遠足りえるのか?
24. 匿名処理班
信じてるのわぁーーーー!!
むぅねぇのドーキードーキー
むぅねぇのドーキードーキーだけーーーー!!
25. 匿名処理班
ナニに見えたかはいわないでおこう。
26. 匿名処理班
>3
MRI対応ペースメーカーは存在するよ。自分の体にいれる可能性あるならもっと勉強しましょうね!
27. 匿名処理班
えふぃもふ氏 ってえらい言いにくいな
28. 匿名処理班
永遠の命は無理だと思う
心臓だって筋肉で出来てるし、心臓自体に限界はあるでしょうに
せいぜい、心臓の悪い方が今より快適に生活できるようになるか、
心臓に関する突然死を防いだり、心停止後の救急処置に応用できるくらいだろう
開胸手術がいる時点で、本当に必要な人以外無縁だろうな
29. 匿名処理班
ペースメーカー入れてたって心筋がだめになれば心臓動かなくなるから
永遠の命は残念ながらまだまだ先のことかも
30. 匿名処理班
ペースメーカーでも電極から出る電気刺激に心筋が慣れてきて反応しなくなる事がある。なので定期的にプログラマーで修正・確認する。いくら薄いとはいえ電極ならば同じ事態が考えられます。 また、死因としては血栓が心臓の冠動脈(心臓自体に栄養を送る動脈)中にできたり詰まったりして心筋が壊死することの方が多いかも。または頭の方に・・・。
31. 匿名処理班
心臓自体をいい物にとっかえっこしたいなあ
32. 匿名処理班
ある程度、趣味に費やすコストを貰えるなら、全身サイボーグ(脳だって記憶を全トレースして貰えるなら電脳で良い)化してサイボーグレイバーにされても良い。
電脳にゲームエミュレーターをインストール出来てマルチタスク電脳にしてくれるなら労働しながらでもゲームしたり出来ると思うし。