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SF映画の世界が現実に?NASAが核爆弾で小惑星を粉砕するシステムを計画中

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(著)

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 アルマゲドンという映画をご存知だろうか? 1998年に公開されたハリウッド映画だが、地球では、あと18日で巨大な小惑星が直撃するという危機に直面していた。

 作中ではこの危機を回避する為、NASAが小惑星の深部まで穴を掘り、内部で核爆弾を爆発させて軌道を変えるという方法を立案。作戦を遂行するためにスペシャリスト達が召集され、新型スペースシャトルに乗り地球に向かってくる小惑星への着陸を試みるというものだが、なんとリアル世界のNASAがこのアイデアを現実的なものにしようとしているというのだ。

 映画のストーリーはあくまでフィクションだが、地球に小惑星が衝突するのはフィクションの中だけの話ではない。実際にこのような事態になることを想定し、NASAは二つの爆弾を搭載したロケットで小惑星を破壊するという計画を立てたのである。

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映画アルマゲドンより

 まずロケットの発射だが、この準備はほんの一週間ほどで済んでしまうとのこと。小惑星に向かっていくロケットはHAIVと呼ばれ、小型の爆発物と核爆弾を積み小惑星とランデブーする。このロケットは最初に小さな爆弾のほうを小惑星に打ち込み、その数ミリ秒後に核爆弾を打ち出すのである。

 ブルース・ウィリス演じる石油掘削のプロたちが穴を掘る代わりに、表面にクレーターを作るのが一つ目の爆弾の役割だ。実際、核弾頭はクレーターの中で爆発することで20倍もの威力を発揮すると考えられている。

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 この計画を提案したアイオワ州立大のボン・ウィーは「このアイデアを採用することで、小惑星衝突のリスクを減らすことができる。」と語る。

 ウィーは、去年ロシアのチェリャビンスク上空で爆発し1500人ほどの負傷者を出した隕石についても触れた。以前は研究を認めてもらうために恐竜絶滅の話まで持ち出さなければならなかったが、今はチェリャビンスク隕石を引き合いに出すだけで充分なのだという。この出来事がきっかけで、小惑星衝突機に対する技術開発の声が上がっているのだ。

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チェリャビンスク隕石

  NASAの見解は「不確定要素はあるものの、迫り来る小惑星を破壊してしまおうというアプローチは有効です。うまくいけば少数の破片が地球に降り注ぐだけです」というものだ。この計画は、地球近傍天体が衝突してくる危険を大きく減らすことができる。

 このミッション一回につき500億円ほどかかると予想されているが、これで地球が救えるなら安いものだいうところだろうか。

via:dailymail・原文翻訳:such

 現実が空想に追いついたということなのか?ただ、2012年に、英国の物理学者は、映画のような方法で巨大な小惑星を2つに割るには、これまで地球上で爆発したことのある最も威力の大きい核爆弾の10億倍の威力の爆弾が必要だと指摘し、われわれの現在の技術では、このような手段で地球を守ることはできないと指摘していたのだがどうなんだろう?(関連記事

 でもまあ、地球に衝突して被害をもたらす危険のある小惑星は約4700個存在すると試算されてるし、2032年には地球に巨大小惑星が衝突する恐れもあるという。いろいろ試行錯誤して来るときに備えたいものだ。

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この記事へのコメント 38件

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  1. このNEOってprojectのサイト(neo.jpl.nasa.gov)に行って
    Impact Riskのページ見たら、
    どんな小惑星がいつどれくらいの確率で衝突するかの一覧表とか見れるよ。

    • +2
  2. よかった
    涙で最後の交信を終える父娘はいなくなるんだ

    • +4
  3. 地球にぶつかりそうな小惑星を何とかするには、
    早めに見つけて、半面に黒ペンキ塗るのが安上がり。
    という事で、小惑星に短時間で追いつけるロケットを開発しよう。

    • 評価
  4. 実は地球来た宇宙船で戦争になるんですね分かります

    • 評価
  5. ブルース・ウィリスをクローン技術で生産した方が早いんじゃないか?

    • 評価
  6. それは血を吐きながら続ける悲しいマラソンですよ……。

    • +6
  7. 核で真っ二つになった隕石の後ろ半分が地球直撃するんだろ?

    • 評価
  8. 小惑星に当てることに現実が近づいてきたのか、果たして真っ二つに割れてくれるだろうか
    地球を救うじゃなくて人類な

    • +1
  9. 粉砕してもデブリ化した粒子は残るんだよね
    重力アシストで加速化して、衛星や宇宙ステーションに当たる可能性も出てくる。

    • 評価
  10. 無理して生き延びなくてもいいじゃん

    • 評価
  11. 当然の話なんだけど、小惑星の衝突軌道を変えるために必要な水素爆弾の威力は
    地球~小惑星間の距離が遠ければ遠いほど小さくて済む。距離と角度の関係なので。
    ロケットの速度や小惑星の速度・形状・質量にもよるし
    何より衝突危険のある小惑星の早期発見が大前提なんだけど、
    小惑星の完全破壊が目的じゃなければそんなに非現実的なプランでもないと思う。

    • 評価
  12. 破片まき散らしてロクな結末にならない予感がするよね
    ロケット取りつけてそらすか、半面に黒ペンキ塗りが正解だと思う

    • +8
  13. 破壊するよりもUSGイシムラで小惑星から資源採掘しよう(提案)

    • +1
  14. 割るわけじゃなくて軌道をずらすんでしょ?

    • +1
  15. 小惑星に小さなエンジン取り付けて軌道をずらすほうが現実的なんじゃない?

    • +3
  16. 女の子がTSR2に乗って隕石迎撃に飛び立つんだな

    • 評価
  17. 大きな破片が残るリスクを考えたら、
    日本が誇るアクシズ方式も検討すべき。

    • 評価
  18. ガミラス「惑星破壊プロトンミサイル」

    • 評価
  19. ストラトス4のアレは1回500億かかってたのか。

    • 評価
  20. くぼみを作って反動を受け止めやすくするわけか。
    簡易的な核パルスエンジン。

    • 評価
  21. 内部で爆発した結果、地球に堕ちてくるってこともあるだろう。
    燃え尽きなかったら大変だぞ。
    さいとうたかをがそんな感じの漫画を描いていたが。

    • +2
  22. 小惑星を早期に発見できれば良いんだけどね
    実際はそうはいかない、現にロシアで隕石事件があった
    ミサイルがあっても処置の仕様があればいいけどね。
    なんか前にそんなに宇宙を監視する事が
    出来てるわけでは無いって聞いたことがある。
    運よく見つかればいいな

    • -2
  23. これって打ち上げ失敗した時の事考えてるの?

    • 評価
  24. 大量の鏡で太陽光集めて照射するのは?
    熱で膨張&ガス噴射して軌道変わるんじゃないの?

    • -1
  25. 惑星シールドのような、どんな火力もはじき返す技術は存在しないのかい?

    • 評価
  26. 真空で爆発させても肝心の衝撃波ほとんど無いんじゃね?

    • 評価
  27. |ω・´)っミ|<ガラッ 話しは聞かせてもらった、人類は滅亡する。

    • 評価
  28. 核抑止力維保持の建前にも利用されそう

    • 評価

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