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スラリとした筋肉質の体で縦横無尽に走り回る草原の捕食者、野生の犬「アフリカニス」

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(著)

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 南アフリカ原産の原始的な犬種、アフリカニス(アフリカン・カニス)は、その起源は不明であるが、何千年もの歴史を経てしっかりと固定されていった犬種である。

 写真家のダニエル・ノーデは、雨にも負けず、風にも負けず、南アフリカに広がる雄大なカルー盆地の草原を縦横無尽に走り回る野犬のアフリカニスに魅せられ、その凛とした姿をファインダーに収めた。

 ”自由と拘束。それがアフリカニスに初めて出会った時に浮かんだ言葉だった。”28歳のノーデはそう語る。2006年末頃、南アフリカからモザンビークにドライブ旅行をしていた時、北ケープ州を通過中、一匹の痩せこけたアフリカニスがこっそりと道路を横断するのを見た。その犬と目が合った瞬間、彼はミステリアスで気高いこの動物に魅了されたという。

 このドラマティックな出会いの後、ノーデは再びこの地に降りたった。それから5年、好意的な地元の人の家や、警察署に寝泊りし、ある時には野宿をしながら、アフリカニスの姿を撮り続けた。

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 人間の支配を逃れ、野生に生きる犬は自由を手に入れることができた。だがそこには、常に飢えとの戦いがあり、過酷な狩りが待っている。ノーデは、野生で生きる動物とペットや家畜として生きる動物、そして人間について思いをめぐらせた。「人間に統治され、人の作ったルール上にある動物は受け入れられるが、コントロールが及ばない動物たちは、恐れの対象となる。」

 実際、アフリカニスは、南アフリカにヨーロッパから移民が入ってくると、その警戒心の強さから、野犬として迫害されていった。そのせいでアフリカニスと間違えられ、アフリカニスから進化したホッテントット・ドッグの純血犬の最期の末裔が射殺されてしまうという事件まで起きている。

 しかし人々は、アフリカニスが高い知能を持ち、警戒心が解ければ、温厚で忠実であり、牧羊犬、猟犬、番犬、ペットとして、全てにおいてうまくやっていけることがわかると、今度は珍重しはじめ、現在では大切に保護されている。

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 ダニエル・ノーデが撮影し続けたアフリカニスの素晴らしい写真集、「アニマル・ファーム(動物農場)」は2012年末にプレステル社より刊行されている。

 南アフリカは、国際的に批判を浴びた「アパルトヘイト(種隔離政策)」を行ってきた国だ。古い歴史を持つアフリカニスは、この国が白人に統治される以前からずっとこの地にいて、人間のおろかなる歴史を見てきた。”人間と獣のどちらが優れているかという議論をするつもりはない。”人間も動物も等しく尊いし、等しく穢れているんだ。”ノーデはそう語った。

via:Lurking in Liberty

原文翻訳:R

関連動画:Wild Dogs:South africa

野犬というタイトルだが映像はリカオンである。

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この記事へのコメント 52件

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  1. これ、動画はアフリカニスじゃなくてリカオンだよね?

    • 評価
  2. かっこいい犬だな~。これの子犬を見てみたい!

    • +3
  3. かっこいいけど尻尾が負け犬になってるw

    • +1
  4. 犬ってすごいよな、こんなに姿かたちが違うのに、犬の仲間とかじゃなくって、犬は犬なんだろ?

    • +1
  5. 腹とケツから、生きたまま獲物を食べることに定評があるリカオンさん

    • +5
  6. 飼われている姿が想像できない、というか飼われて欲しくないね。
    アフリカに行かなければ会えない犬種が1つくらいあっていい。
    今のままでいてもらいたい。

    • +1
  7. カッコイイね!
    普通の飼い犬やオオカミより頭小さいんだね

    • +2
  8. こんなんに追いかけられたら一生のトラウマ

    • 評価
  9. ちょっとまて
    カンガルー混じってないか?w

    • +2
  10. アフリカニスって名前、まんま「アフリカの犬」だよな
    グレーハウンドのさらに原種だったりするのだろうか?

    • +2
  11. 顔は犬だが体格が全然違う。むしろなんでこんな顔なのか気になる

    • +1
    1. ※20
      アフリカニス=プリミティブ(原始)タイプ種。
      自然に適応する中で無駄な部分がそぎ落とされてこの姿になったもの。
      ちなみにアフリカニス全部がグレイハウンド似ってわけじゃなくて、日本でも見かける野犬のような姿をしたものもいるよ。
      グレイハウンド種は人間が選択ブリードして、よりノウサギ猟に適した犬として改良したもの。つまり計算されたデザインを持っています。
      アフリカニスは人手をあまり交わさずに、自分の力で自然に進化したものだってことが大きな違いだよ。

      • 評価
  12. >スラリとした筋肉質の体で縦横無尽に走り回る
    は?
    ガリガリですやん?

    • +1
  13. ドッグレースに使われるグレーハウンドにそっくりだな

    • -6
  14. カンガルとかピッドブルより強そうだな

    • +1
  15. なんで全部尻尾巻いてる画像なんだw

    • 評価
  16. かっこいいな~しかしガリガリ!
    原始的な犬種っていっても別に狼の体型とは似てなかったりするんだな
    グレイハウンドとかボルゾイとかあっちのほうに似てるね

    • +2
  17. サルーキとかボルゾイはデザインが素晴らしい
    この記事の犬と同じように腰のラインが凄い魅力的で、運動能力も抜群
    僕はグレートピレニーズが気になってまする

    • +2
  18. 野生犬ってディンゴしか知らなかったけど色々いるもんなんだね。
    ディンゴは柴犬そっくりだけど、こちらはサルーキーにちょっと似てる。

    • 評価
  19. 犬は地上最強だってキートン先生の親父さんが言ってたろ!

    • 評価
  20. グレイハウンドとソックリなのねぇ。
    イタグレのようにアフリカングレイハウンドといわれても違和感ない感じ。

    • 評価
  21. どう見ても上からスルーギ、ラーチャー、アザワク、グレーハウンド等々なんだけど…。
    ちなみに英語圏では「Wild Dog」でリカオンを指すことのほうが一般的だと思う。
    野犬と区別するためにAfrican wild dogsとか呼ばれたりもするけど、ウソだと思うなら「ウェブ全体から検索」設定で画像検索してみて。
    個人的にはおそらくはリカオンを英米に紹介した書物でそう呼ばれていたことが発端だと思ったけど、the Indian wild dogだとドールになったりするので、単に英語のヒトが大雑把なだけかも。
    リカオンという呼び方は学名のLycaon pictusから来てるので、日本人の方がリカオンになじみがないのかもね。

    • 評価
  22. なんだかビクビクしてるように見える

    • +1
  23. 「怖い、勝てない」という印象
    どこぞの小金持ちの家から放し飼いの2~3頭が逃げ出して襲われそう

    • +1
  24. おまえら筋肉質の犬見たいならウィペット見ろよ
    太ももかっこいいぞ

    • 評価
  25. しかし牙の短さが、やっぱり犬だなあ。
    一枚しか見えてないからわからないけど。

    • 評価
  26. 植民地時代にイギリスやら、欧州各国がアフリカに進出してたから
    グレイハウンドの源流だったとしても、おかしくはないよな

    • 評価
  27. ちょろっと調べてみたら
    グレイハウンドって、エジプト原産の古代犬の末裔なのな
    どちらも、アフリカ大陸から中東近辺まで繁栄してた犬属の末裔てことか

    • 評価
  28. これ12頭身くらいあるだろw
    ホリックかよw
    かっこいいなーw

    • 評価
  29. 野犬との交配が進行しているんだろうか

    • 評価
  30. サイトハウンドファンとしては凄く興味深い!

    • 評価
  31. これザイーガの方かどこかで取り上げてなかったか?
    そのときは飼い犬が野生で繁殖した野犬みたいに書かれてた気がする

    • 評価
  32. 姿形がサイトハウンド。
    なので、視力が優れてるんだろうな。

    • +1
  33. なんかアフリカの採取狩猟民族の男性みたいな体型してる(採取狩猟民族の女性だとおなかまわりに脂肪が目立つ。皮下脂肪が最低限ないと女性ホルモンができない関係もあるのだろうけど)

    • 評価

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