荒ぶるワニ、芝刈り機を敵認定、水の中に引きずり込み水中戦を挑む（オーストラリア）

　ワニといえども、おとなしいタイプもいればアグレッシブなタイプもいてその個体により性格は異なる。オーストラリア、シドニーにあるワニの動物公園には、様々なタイプのワニが存在するが、体長5メートルのイリエワニ、エルヴィスさん（オス、推定年齢50歳）は闘争心に溢れるアドレナリン全開な荒ぶるワニさんの1匹である。

　そんなエルヴィスさん、ゴウゴウと音を立てる芝刈り機を前々から好ましく思ってなかったみたいで、園内作業員が芝刈り作業中に「やんのかごるぁ？」とばかりに作業員ではなく芝刈り機の方に突然襲い掛かってきたという。

ソース：Nothing To Do With Arbroath: Australian crocodile steals noisy lawnmower

　そしてそのまま芝刈り機を口にくわえ、ずるずると水の中へ。水中戦を挑んだようだ。 　水にはめっぽう弱い芝刈り機。エルヴィスさんに何度も噛み付かれ、エンジンはストップしエルヴィスさんは歯を2本失ったものの勝利？した。「おれって最強、これ獲物な？」とばかりに、戦利品となった水没芝刈り機のそばを「ふふーん」と離れようとしないエルヴィスさん

。 1時間を経過し、これじゃあ芝刈り機が回収できないと、作業員がカンガルーの肉でエルヴィスさんをおびき寄せ、他の作業員が回収にあたった。回収された芝刈り機はエルヴィスさんの強烈な「かみつき」技により2箇所大きく穴が開いていたそうで再起不能となっていた。 　ちなみにエルヴィスさんの「あらぶり」っぷりは園内でも有名だそうで、かつて2匹のガールフレンドワニをあてがったものの、2匹とも食べられたしまったそうだ。