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アメリカが「ネットで最も悪態をつく国」第一位。 英語圏20か国の大規模調査で判明

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(著) (編集)

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 いわゆる4文字英語など、英語圏には人を罵倒する汚い言葉が存在する。映画やドラマではよく耳にするが、日常生活で使用する人はあまり多くない印象だが、ネット上では匿名だけに、そういった煽り言葉を描き残す人は少なくない。

 今回、オーストラリアのモナシュ大学とクイーンズランド大学は、英語圏20か国のネット上に投稿された汚い言葉を解析した。

 その結果、栄えあるネット上での口の悪さナンバーワンに輝いたのは、やはりというか何というかアメリカで、2位以下を圧倒的に引き離していた。

 研究チームはグローバル・ウェブ・ベースド・イングリッシュ・コーパス(Global Web-Based English Corpus:GloWbE)」を用いて、英語圏20か国のネット上に投稿された文章を大規模に解析した。

 このコーパスには、340,000のウェブサイトから収集された約180万ページ分、総計19億語以上の英語データが含まれている。

 研究チームは、その中からスペルミスや言い換えも含めた597種類の「汚く下品な言葉」を抽出し、それぞれの国でどれだけ頻繁に使われているかを調べた。

 その結果、アメリカが全体の0.036%を占め、他国を大きく上回る使用頻度を示した。

 続くイギリスは0.025%、オーストラリアは0.022%だった。アジア圏ではシンガポールが0.021%で高順位に入り、以下ニュージーランド、マレーシア、アイルランドと続く。

 最下位はバングラデシュの0.007%で、インド、香港、ケニア、ガーナなども低水準だった。

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 口ぎたない言葉の書き込み数ランキング DOI: 10.1016/j.lingua.2025.103946

悪態は「言葉の創造性を発揮する場」?研究者の見解

 この研究を主導したマルティン・シュヴァインベルガ博士とケイト・バリッジ教授は次のように述べている。

下品な言葉とは単純な現象ではなく、文化や文脈、創造性が絡み合った複雑な言語活動です。人間には新しさや強い表現を求める本能があり、罵り言葉はその欲求を満たす手段のひとつといえます

 研究チームにとってオーストラリアが3位だったのは意外だったそう。オーストラリアの学者的には、オージーはもっと口汚いものと思っていたのだとか。

 想像以上にランクが低かった理由について、研究チームは、オーストラリア人はネット上では比較的保守的な言葉遣いをするのではないかと推測している。

 ところが実際、面と向かって話をするときは汚い言葉を使うことが多いという。オーストラリア人は、罵り言葉・スラング・俗語といったものを文化とみなし、それを大切にしていると考えられるという。

 そんなオージー気質を示す例として、オーストラリア観光庁が世界向けの広告キャンペーンに使った「So where the bloody hell are you(いったいどこにいやがるんだ?)」というキャッチフレーズが挙げられている。

 日本人的にはその汚さがわかりにくい部分もあるが、この広告はカナダでは禁止され、イギリスもテレビや看板での使用を禁止、シンガポールでは検閲を受け一部が修正されたという。

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Photo by:iStock

言葉づかいが文化理解の鍵となる

 この研究は、単に「どの国が口が悪いか」を競うものではない。言語表現の選び方には、その社会の価値観や人間関係への配慮が色濃く反映される。

 シュヴァインベルガー博士は次のようにも語っている。

新しい文化の中で自分をうまく表現し、周囲に溶け込むには、正しい言葉を知るだけでなく、『適切に』使うことが求められます。ときにはユーモアや軽い悪態も、人間関係を築くうえで重要なスキルになるのです

 ネット上での言葉づかいには、対面の会話では見えづらい文化の素顔が表れるという。

 今回の研究結果は、英語が話されている国の中でも、使い方に大きな違いがあることを示している。

 アメリカの罵り言葉の多さは驚くべき数字だが、それは言葉を自在に操る創造性の一面とも言える。

 今後の研究では、書き言葉と話し言葉の違いや、文脈ごとの使われ方にも注目が集まるかもしれない。

 この研究は『Lingua』(2025年4月23日付)に掲載された。

References: Vulgarity in online discourse around the English-speaking world / US ranks first in swearing / Global study finds Australians are third most prolific swearers

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この記事へのコメント 23件

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    1. その場合、それぞれ何を「汚い言葉」と定義するかで
      各言語間の順位は容易に変わってきそう。

      • +25
  1. アメリカ=イギリス人
    イギリス=イギリス人
    オージー=イギリス人
    だからイギリス人がトップ独占。

    • +2
  2. 同じ英語圏といっても国ごとの表現まで網羅するのは難しいだろうから、下位の国が慎ましいわけではなさそう
    逆にアメリカはその多様性が故、明快で直接的な表現を好む傾向なのかも

    • +19
    1. >最下位はバングラデシュで、インド、香港、ケニア、ガーナなども低水準

      ここらへんの国は、一応は旧宗主国の英語も公用語になってはいても、
      ベタな生活に根差した「母語」って訳ではない人が多そうだしね。

      英語でネットに書き込みをするぐらいの人なら、
      高学歴だったり国際的なビジネスをしていたりする層の率が高そう。
      もしくは、同じ人でも、現地語でやり取りするシーンに比べて
      英語で書き込む話題のほうが、よそ行きであまり罵倒語とか飛び交わなそう。

      • +24
    2. 「汚い罵り文句を吐く」が、イコール「悪意の発露」って訳でもないしね。

      最近の若い子だとだいぶ減ったけど、オッサン世代だと
      べつに怒ってる訳でなく上機嫌でも「~~だ、アホ」「~~じゃ、ボケ」みたいに
      音の調子を整える何かの接尾語かってくらい
      特に意味もなく罵倒語をくっ付けて喋る人がよく居たりした。

      逆に、丁寧に喋っているようでも、
      婉曲にチクリと痛烈な皮肉を入れる性格の人もいたり。

      • +16
  3. 日本ランクインしてないの意外
    調査対象になってないだけか

    • -20
    1. 日本はどう考えても「英語圏」ではないだろう

      • +49
    2. そのレベルはもう、誤読じゃなく失読やぞ

      • +12
      1. まぁそれを抜きにしても日本は全世界で「罵倒用のことば」が最もすくない国家のうちの1つ、とは言われてるから…

        • +4
  4. 「銃の国アメリカ」では「言葉の銃弾」も同様に乱射されるという事かと

    • +6
  5. 悪態なのか、なんなのかよくわからないのがあるよな
    ジーザス・クライスト!!
    が顕著なもので

    • +7
  6. 言語問わずでやったらどういうランキングになるんだろうかね
    日本も割と罵詈雑言が飛び交っているが…ぶっちゃけ他言語で態々見ないから他の国のネット民度がどうなってるのか解らないんだよね

    • +3
    1. スポーツは見ない?
      YouTubeで何かしらの試合見ると罵り合うコメがいくつもあるけど
      でも見ない方が幸せだからわからないままでいいと思うよ

      • +3
  7. 一番多くて0.036%? って思ったけど、
    「ネット上の汚い言葉はどこの国の人が書いているか」じゃなく
    「各国のネット上の文章にはそれぞれどのくらい汚い言葉が使われているか」の調査なのね。

    • +11
  8. イギリス人は京都人と同じで悪態はつかないが嫌味は言うもんな
    悪態+嫌味にしたらイギリスがトップになるのでは?
    ただ”イギリス”と言ってもイングランドとスコットランド、ウェールス、北アイルランドなんならコーンウォール辺りを分けると結構結果が違っているんじゃないの?

    • +7
    1. 悪態もつくし嫌味も言うお前らはどうなんねん😮‍💨

      • +3
  9. シンガポールが4位なのにびっくり
    英語は大体の人が話せるけど中国系とかマレー系とか非英語圏の民族が集まった国だからそんなに書き込みしてるイメージなかったし、日本よりピリピリしてなさそうだからネットで暴言書いてるのはイメージと違くて意外

    • +7
  10. 物は言いようだな
    普通に無礼でマナーが悪いだけだし、
    創造性だとか肯定的な言葉を持ち出すのは
    ちょっと自画自賛と言うか身内贔屓が過ぎないか?

    • -1
    1. スペルミスや言い換えも含むとあるけど、
      元論文に挙げられている例示を見たら、
      「A」⇒「4」、「S」⇒「$」「5」、「O(オー)」⇒「0(ゼロ)」みたいな代字や、ローマ字的に発音すれば読めるけど わざと本来の綴りからは変えてあるとか、禁止ワード避けや削除対策もあってか往年の2ちゃん語的なネットスラングが満載だった。

      確かに、ある種のサブカルとしての創造性はあると思った。

      • +9
    2. その「無礼でマナーが悪い」というのは厳密にはいったいどういう事態なのか(哲学的にどういう事なのか)
      ってのをちゃんと突き詰めて考察していくと、創造性みたいな話につながってくるんだよ。

      無礼とかマナーから逸脱してるとか言われる時にいったい何が起きているのかと言えば、要するに規範≒固定観念を打破した時なんだよ。それって創造性や革新性と言われるものとほとんど区別がつかない。

      あなた自身の中に、無礼でマナーが悪いことは無条件に否定されるべきもので考察に値しない、みたいな固定観念があるんじゃないか?
      実際には悪態ってのは文化的にも人類学的にも豊饒なものだよ。

      • +5
  11. 米映画で、仲良し同士が互いに人種とか出身国をネタにジョークで貶し合うシーンがあるけど、あれって難しいよね。 例えば「グラントリノ」の床屋シーンとか

    • 評価
  12. たしかに、S言語とかF言語なんて言い方があるのは英語圏だし。

    • +6

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