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猫語の完全解明に向け、中国企業が動物の鳴き声を解読するAIシステムの特許申請

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(著)

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image credit:Pixabay
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 野生の猫はあまり鳴かないが、飼い猫は人間に対し鳴き声を発することがよくある。これは何かを訴えている証拠だが、ごはんが欲しいのか、遊んでほしいのか?どこか痛いところがあるのか?それがわからないのがもどかしい。

 これまで、猫や犬などのペットの鳴き声を「翻訳」しようという試みは、多くの企業が挑んできた。そんな中、中国のテック企業「バイドゥ(Baidu)」が開発を進めているのが、動物の鳴き声をAIで人間の言葉に翻訳するという本格的なシステムだ。

 同社は2025年、中国国家知識産権局にこのシステムの技術に関する特許を申請。鳴き声の背後にある感情や意味をAIで解析し、人間の言葉として理解可能にすることを目指しているという。

飼い猫が人間に向かって鳴く理由

 野生の猫は成猫同士であまり鳴かない。体の動きや匂いで静かに意思を伝え合うのが普通だ。

 だが、飼い猫となると事情は違う。人間に向かって「ニャー」と鳴く。その声には、空腹、甘え、警戒などさまざまな感情が込められていると考えられている。

 実際、研究によれば飼い猫の鳴き声には人間の赤ちゃんの泣き声に似た周波数が含まれており、人間の注意を引くように進化した可能性すらあるという。

 飼い猫は「気まぐれ」ではなく、人間に訴える手段として「鳴き声」を意図的に使っている可能性は以前から指摘されていた。

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image credit:unsplash

動物の鳴き声を人間の言葉に「翻訳」するAIを本格開発

 中国のテック企業バイドゥ(Baidu)は飼い猫を含むペットの鳴き声の意味を高い精度で解読しようとしている。

 同社は2025年、中国国家知識産権局に対し、動物の鳴き声を人間の言語に翻訳するAIシステムの特許を申請した。

 このシステムは、単なる音声認識ではない。鳴き声だけでなく、動物の行動パターンや生理的データ(心拍、体温など)も同時に収集・解析する。

 そしてそれらのデータをAIで統合処理し、「感情状態」を特定するモデルとして設計されている。

バイドゥによれば、この技術によって「動物と人間とのあいだに、より深い感情的なコミュニケーションと理解が生まれる」とのこと。

 つまり、動物が何を感じ、何を求めているのかを、より正確に人間が理解できる未来を目指しているのだ。

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image credit:unsplash

現在は研究段階、実用化はまだ先

 とはいえ、このAI翻訳システムはまだ研究段階だ。バイドゥの広報担当者も「現在は開発中であり、具体的な製品化には至っていない」と語っている。

 バイドゥの特許申請はオンライン上で注目を集めており、中国のSNS「Weibo(微博)」には「技術的には面白いが、実際にうまく使えるかはまだわからない」といった慎重なコメントも見られる。

 なおバイドゥは、OpenAIのChatGPTが2022年に登場して以降、中国の主要企業の中でもいち早くAI分野への本格的な投資を行ってきた企業のひとつである。

 同社は2025年4月に、最新のAIモデル「Ernie 4.5 Turbo」を発表し、いくつかの業界ベンチマークテストにおいて最高水準の性能を示したと報告している。

 しかし、そのAIチャットボット「Ernie」は、競争の激しいAI市場において目立った存在感を確立するには至っていないのが現状だ。

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Photo by:iStock

世界中で進む、動物の言語解読

 この分野の研究は、世界中で進められている。

 たとえば、アメリカ・カリフォルニアの非営利団体「Earth Species Project」は、鳥のさえずり、イルカの口笛、ゾウの低周波音などをAIで解析している。

 また別の団体「ネイチャーLM(NatureLM)」は、動物同士のコミュニケーションパターンを解析するAI言語モデルの開発に向けて、1,700万ドル(約26億円)の資金を獲得している。

 また、2025年に発表されたオーストラリア、クイーンズランド大学の研究では、ザトウクジラの歌に人間の言語と良く似たパターンが隠されていることを発見した。

 このように異種間のコミュニケーションに関する研究は急速に広がりを見せているが、動物の「言葉」をAIが理解するには、残された多くの課題を乗り越えていかなければならない。

 だがその壁が突破できれば、近い将来、本当に動物たちの鳴き声から、彼ら何を語りかけているのか、本当の意味が分かるようになる日がくるのかもしれない。

編集長パルモのコメント

パルモの表情、すましがお

いまやAIにより多言語翻訳は可能だが、まだ少数民族や動物たちの言葉への対応は開発途中だ。それができたら、いよいよドラえもんの「ほんやくコンニャク」が具現化するってわけだね。最近では植物の発する信号を解読する試みもあるから、地球上の生物すべてとコミュニケーションがとれるなんて、夢が広がる半面、ちょっと怖くもあるね。人間だもの

References: Chinese Tech Giant Wants to written Your Cat's Meows Using AI / Dr. Dolittle-like animal speech interpreter’s patent filed by Baidu in China

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この記事へのコメント 15件

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  1. 鳴き声や体温、心拍を首輪で測定してスマホに送信って感じかな
    ニャウリンガル超えの精度を実現できそうやね

    • +6
  2. 知らない方がいいこともあるんじゃないかな。

    • +17
    1. 肉にされる豚とか牛の言葉が理解できてしまったら最悪やな

      • +4
  3. 猫「わはちゃぺだ。名前こはまだ無ぇ。どこで生れだかさっぱど見当がつがね」

    • +4
  4. その昔、犬の言葉がわかるという玩具が発売されたのじゃ
    飼い主は大喜び、その玩具で飼い犬との会話を楽しみ、大ヒットしたのじゃ
    おもちゃ会社は次なる商品として、猫と会話できるという触れ込みの玩具を売り出したのじゃ
    ところがその猫翻訳機は大ハズレ、動物翻訳機ブームもそこでストップしてしまったのじゃ
    商品レビューには、「表示内容が信頼できない」「猫の言っていることと違う表示が出る」などと不評が書き込まれておった
    同じような機能の道具でも、犬の飼い主と猫の飼い主とでは求めるものが全く異なるのだと思い知らされたものじゃった・・・

    • +4
  5. ゴーマン無知なのかもしれないが、10匹以上猫飼って何言ってるか分からなくて悩んだ記憶がない(汗)
    他のみんなもそうなんだと思ってた
    対下僕には「ゴハン、ナデテ、ドア開ケテ」の3パターンがほとんど

    具合悪ければひんぱんに吐いたり食欲がなくなり、動きが鈍くなるので即病院
    (トイレシートでも尿の量・回数をチェック、色が濃くなれば血尿、薄くなれば腎臓病の可能性)

    生まれつき心臓の異常が見つかった子以外みな16歳越えでそこそこ長寿だと思うけど、ひょっとして悪い飼い主か。。。?

    • +12
    1.  均等に要求があったときランダムに表示しても 3 割超だから偉大な野球の打者の打率くらいにはなりますねw ドア前にいることを機器が検知して動かないで座っているなら「開けろ」の打率はあがるでしょうし、人の前にきて座ってると「ごはん」、人の前に来てゴロンなら「撫でろ」くらいかな。 私は目の前にきてゴロンしかされたことがないので AI の学習データは作れそうにありません >_<

      • +4
      1. 全ての人類があなたのようにニャータイプに進化するまでまだ時間がいるんだ

        • +7
  6. 猫「ニャーニャー」
    AI「話は聞かせてもらった! お前の言っていることは全部すべてまるっとお見通しだ!」
    猫「にゃっっ?! ニャンだってーーーー!」

    • +2
  7. 動物の鳴き声といえばシジュウカラの鳴き声を言語として解釈して話題になった日本人の研究者の話に全く触れられていないのが残念

    • +5
  8. 「ニ゛ャ゛ア゛ア゛ア゛」→おやつくれ
    「アオン…」→寂しい
    「ニャッハッ」→もっとおやつ or もっとかまって

    ここまでは分かるようになった。
    なお猫によって全然違う模様

    • +1

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