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朝食にクルミを食べると認知能力が向上することが明らかに

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(著) (編集)

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Image by Dušan from Pixabay
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 クルミの実って人間の脳みそに似てるよね。だから脳に効くんじゃないかと勝手に思っていたんだけど、科学的にその効果が実証された。

 いつもの朝食に、一握りのクルミ(約50g)をプラスするだけで、認知能力がアップすることが、英国レディング大学をはじめとする栄養学者チームの研究で明らかとなった。

 クルミには、「オメガ3脂肪酸」や「フラボノイド」など、脳に大切な栄養が豊富に含まれている。こうした栄養が脳の注意力や記憶力を活性化してくれるのだ。

クルミ入りの朝食で認知能力がアップ

 18~30歳の成人31名を対象とした今回の研究では、彼らにクルミ入りの朝食と、クルミなしの朝食を食べてもらい、その日一日の認知機能がテストされた。

 朝食のメインは、ミューズリー(シリアル食品の一種)とヨーグルトを混ぜたもので、ここに砕いたクルミ50gが入れられた。

 クルミなしの朝食は、そのカロリー分がバターで補われ、カロリーや量はほぼ変わらないものが供された。

 その後、3度にわけて参加者の脳の実行機能や記憶力をテストした。

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クルミに脳の処理能力を高める効果を確認

 すると、クルミ入り朝食を食べたときは、注意や作業の切り替えなどの反応が素早く、脳の処理速度や効率がアップしていることが確認されたのである。

 こうした脳のブースト効果は、脳波からも確認されている。

 クルミを食べた参加者は、アルファ波・デルタ波・シータ波といった、注意力や記憶力に関連する脳波が活発になっていたのだ。

 こうしたクルミの脳力ブースト効果は、そこに豊富に含まれるオメガ3脂肪酸・タンパク質/ペプチド・フラボノイド(ポリフェノールの一種)などのおかげであると、研究チームは考えている。

 実際、血液検査の結果からは、クルミを食べると脂肪酸やブドウ糖のレベルに好ましい変化があることも確認されている。

クルミの認知機能ブースト効果は6時間後に発揮される

 ただし記憶力に関しては、ちょっとだけ注意が必要であるようだ。というのも、クルミを食べてしばらくは記憶力が若干低下する可能性もあるという。

 今回の実験で、朝食を食べて2時間後に行われた記憶力テストでは、クルミを食べなかったときの方がわずかに良好な結果が出ている。

 ところが時間が経つと、だんだんとブースト効果が現れ、6時間が経過する頃には、クルミを食べたときの方が優れた記憶力を発揮することができた。

 いずれにせよ、全体的に見ればクルミが認知機能をアップしてくれることは確かで、レディング大学のクレア・ウィリアムズ教授は、「クルミが脳補助食品として有効であるという根拠を補強するもの」と、ニュースリリースで述べている。

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クルミは優れた脳栄養補助食品

 ウィリアムズ教授らは、「食事はもっとも重要な生活習慣の要因で、認知機能に強い影響をおよぼす」と、論文で述べている。

 栄養バランスに富んだ食事が、認知機能をアップしてくれるのは、ある意味当然なのだ。

 とりわけナッツ類は、脳の健康にいい栄養を豊富に含んでいることで知られている。それを食べるだけでうつ病患者の気分が改善したり、なんと男性の生殖機能も強化してくれるという。

 だから普段クルミを食べない人でも、テここぞというときは、クルミ入りの朝食を食べてみたらどうだろう? きっといつもより冴えた頭でテストに臨めるようになるはずだ。ただし記憶力に関しては6時間後なので、そこんところよろしくだ。

やっぱクルミの実の形やシワが人間の脳みそに似ているのは、理由があったんだ、ってことでいいのかな。

 この研究は『Food & Function』(2025年2月24日付)に掲載された。

References: Eating walnuts for breakfast may boost your brain function - University of Reading

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この記事へのコメント 22件

コメントを書く

  1.  書き出しには笑っちゃいましたけど、カレーのベースにココナッツミルクを入れるパターンがあるからクルミを入れるのもアリかなと思いました。 というのもカレーは認知症に効くということなので効果倍増!と思いついたわけです。 そればっかり食べてるのはよくないでしょうけれどもそろそろ認知症を発症しそうwなのでカラパイアの記事をもとに健康的食生活をしたいです

    • +10
  2. 胡桃好きだから、嬉しい。
    砕いた胡桃入りのミューズリーって
    単純に美味しそう。

    • +6
  3. クルミが入ったシリアルを朝食なら簡単とおもったけど毎日では飽きるし、習慣づけるならローストしたクルミを食後に数個をとかかな。どっちみち飽きそうだけどそこは認知に効くサプリと思ってシリアル朝食を交えつつ食べる。アルツハイマー型認知にも効くならなおいいのだけどどうなんだろうか。

    • +3
    1. そうだね
      西洋でも東洋でも『形が似てるものは同じ力を持つ』『それを使うことで治療など行える』と昔の人は考えた
      この考えだと胡桃はキャン玉に似てるから食べると精力が付く
      (あるいは脳に似てるから食べたり四六時中手にしてると脳に良いも)
      と、これが魔術(共感魔術)の始まりであり、漢方(五行理論)思想でもあるんだよ
      そしてこれが残っていったものが医学や栄養学に至るんだ
      (胡桃ならミネラルや脂質、抗酸化物質の接種という発見・利用)

      まあ、ただのおやじギャク(それも下ネタ)だったかもしれないけど、良いところを突いてる
      くわしくはフレイザーの『金枝篇』を、漢方は『まんが漢方入門』周 春才を

      • +5
  4. 彼らが時々、フリースするのは
    認知症なのかもしれないね。

    • -7
  5. ちょっと前にアーモンドミルクも流行ったね 
    流行ったのかなあれは?

    • +2
  6. 噛んで顎使うからじゃね
    比較でほかのナッツ、あるいはシリアルとか並べてみないと
    あとオメガ3の場合もありそう

    朝のたんぱく質とオメガ3は私には良いみたい
    チーズとえごま油は続いてる

    • +10
  7. みのさんの番組だったら、スーパーの棚からクルミが一斉に消滅…とかだったかな。

    それにしても、50gとは、カロリー的にかなりすごいことになりそう。あとお値段も……

    • +2
  8. 胡桃は外見はたまたまに似てるから男性機能が向上する
    中味は脳みそに似てるから脳機能が向上するんだ
    似たものがいいんだよね、きっとウズラの卵で目がよくなるぞ

    • -2
  9. 胡桃は7割ほどが脂質だから胡桃50gだと約35gが脂。成人の1日の脂質摂取目安が40gから60g。朝食に胡桃50g、自分には無理っす。

    • +4
    1. 自分もクルミ好きだけど、朝50gは濃厚すぎて。。。
      おやつやツマミなら、他のナッツと混ぜて行けるかな

      • +2
  10. くるみアレルギーだから食べたくても食べられん

    • +4
  11. 食べた後、いったん記憶力が下がるターンを挟むのがちょっと怖いな笑
    コーヒーみたいに常食をやめた時の反動が何かありそうで…

    • +4
  12. 比較対象群が同カロリーのバター喰わされるというのはなかなかキツイ。

    • +3
    1. パン一枚に45gのバターってこと?ム、ムリ・・・

      • +2
      1. 気分が悪くなって、認知機能が落ちちゃうよ 泣

        • +1

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