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エクアドルで新種のカエルを発見!「ディカプリオ」にちなんだ名前が付けられる

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(著) (編集)

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image credit : X @theprojecttv
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 エクアドルで最近発見された新種のカエルに、俳優のレオナルド・ディカプリオ(50)の名前にちなんだ学名がつけられた。

 これはディカプリオが、長年にわたって尽力している野生生物の保護活動や、環境問題への取り組みに敬意を表してのことだという。

エクアドルで新種のカエルを発見

 このカエルが発見されたのは、エクアドルのエル・オロ州西部にある、標高約1,330~1705mの山岳地帯である。

 発見に携わったのはエクアドル国立生物多様性研究所、エクアドル・カトリック大学、サンフランシスコ大学キト校(USFQ)の研究者たちで、新種のカエル7種が同時に発見されたのだそうだ。

 そのうちの1種が、ディカプリオにちなんで「フィロナステス・ディカプリオイ(Phyllonastes Dicaprioi)」と名付けられたわけだ。

 このカエルは体長が1cmほどと非常に小さく、褐色の背中と小さなクリーム色の斑点のある淡褐色の腹部をしていて、独特な形の指や喉が特徴なんだそうだ。

 ちなみにこれまでにも、ディカプリオの名前をもらった新種の生き物たちはいくつか存在している。

 2018年にはボルネオ島で発見された新種の水生甲虫に、「グルベリナス・レオナルドディカプリオイ(Grouvellinus leonardodicaprioi)」と命名。

 2023年には南米で発見された新種の蛇が、「シボン・イルメリンディカプリエ(Sibon irmelindicaprioae)」と名付けられているのだ。

 こちらが「グルベリナス・レオナルドディカプリオイ」。タガメとかゲンゴロウとかの仲間だそうだ。

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Hendrik Freitag, Clister V. Pangantihon, Iva Njunjić, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons

ディカプリオが取り組む環境保護活動への敬意を表したもの

 これはディカプリオが自身の名前を冠する「レオナルド・ディカプリオ財団」を1998年に設立(現在は活動停止中)し、環境保全や野生動物保護を目的とする団体への多額の寄付を行っている功績を称えてのことだという。

 ディカプリオはこの財団を通じて、2019年に種の保全や気候変動に関するプロジェクト「Climate Technology Fund」に1億5000万ドル(約227億7600万円)の資金を提供。

 2021年にはガラパゴス諸島の生き物たちの再生に、4,300万ドル(約65億円)を寄付している。

 彼は2017年の気候サミットで行ったスピーチで、次のように語っている。

私は俳優として、演じることで生計を立てています。架空の問題を解決する、架空の人物を演じることも多いです。

人類は気候変動を、それと同じように捉えてきたとのだと思います。つまり、気候変動があたかもフィクションであり、他人の惑星で起こっていることであり、現実ではないように見せかければ、その問題が消え去るかのように

私たちの手には、たった一つの惑星しかありません。人類は、私たちの共通の故郷を無計画に破壊してきたことに対して、大きな責任を負わなければなりません。この惑星の未来を守ることができるかどうかは、人類の意識的な進化にかかっているのです

トランプ大統領やハリソン・フォードの名前を冠した生き物も

 なお、有名人の名前から命名された種は他にもある。その一部を見てみよう。

  • ハリソン・フォード
    • Tachymenoides harrisonfordi(蛇)
    • Pheidole harrisonfordi(アリ)
      • Calponia harrisonfordi(クモ)
    • Han Solo(三葉虫の一種)
  • デヴィッド・ボウイ
    • Heteropoda davidbowie(クモ)
  • ジョニー・デップ
    • Kootenichela deppi(クモ)
  • レディー・ガガ
    • Kaikaia gaga(ツノゼミ)
  • ビヨンセ
    • Scaptia beyonceae(ウマバエ)
  • ドナルド・トランプ米大統領
    • Neopalpa donaldtrumpi(蛾)

 こちらがトランプ大統領の名前をもらった「ネオパルパ・ドナルドトランピ(Neopalpa donaldtrumpi)」という名の蛾。ヘアスタイルが似てる?

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Close up photograph of the Head of a Male Neopalpa donaldtrumpi.jpg: Dr. Vazrick Nazariderivative work: Kmhkmh, CC BY 4.0, via Wikimedia Commons

 でもってこちらがハリソン・フォードの名を冠する蛇、「タキメノイデス・ハリソンフォルディ(Tachymenoides harrisonfordi)」。

 本人は「自分の名前をつけるのはいいんだけど、いつも子供が怖がる生き物ばかりなんだよね」とぼやいているんだとか。

 まあ、今日日なかなか大型の生き物で新種が発見されるケースも少ないし、そこにハリウッドスターだからといって関係ない人間の名前が付けられるケースはさらにレアだろう。

 どうしても小さめの生き物に命名されるパターンが多くなるのは、仕方のないことなんだろうな。

References: In Ecuador’s Western Mountain Forest, A New Frog Species Named After Leonardo DiCaprio

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この記事へのコメント 15件

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  1. ハリソンフォードのコメントはいつも余裕があって大物スターっぽいな

    • +9
    1. インディジョーンズはやっぱワイルドなイメージだもんね

      • +4
  2. まあ水生昆虫でもガムシとかミズギワカメムシとか
    普通の虫みたいな外見だよな

    • 評価
  3. トランピは髪型も似てるが目も厳しい顔のトランプに似てる

    • +3
  4.  ハリソンフォードのボヤキもわかりますw が、名前が残るってやっぱり名誉だと思うんですよね。 糸川博士が小惑星に名前が残ったように、月や天体のあちこちにちなんだ名前があるようにあるいは彗星ハンターが発見者として名前を残すようにね。 今回のレオナルドディカプリオはどう感じているのかなとはちょっと興味がありますし、寄付している事実を今回初めて知ってリスペクトを感じます。
     記事中の「どうしても小さめの生き物に命名されるパターンが多くなる」ってのは、人間が命名しているからですね。 地球全体の動物基準でいえばヒト種は比較的大型動物です。

    • +1
  5. これは名誉ある意味での命名か
    別に顔が似てるからとかじゃないんだね

    • +8
  6. ディカプリオ素敵やん
    足腰は軽く言葉には重みがある男
    大抵の人はその真逆や

    • +3
  7. タガメとゲンゴロウは仲間でくくれるのか?
    水生昆虫というくくりなのか?

    • 評価
    1. グルベリナスは皆さんご存知ヒメドロムシの仲間なんだ

      • 評価
  8. 資金集めは大変と聞くし、財団としての寄付でもディカプリオの名声があるから何百億と集まって、それは素晴らしい功績なんだけど
    でも後世まで残るものに実務で貢献していない著名人の名を入れるのはもやもやする

    • -2
    1. 虫って毎年数千は新種が見つかってるから、多分実務に貢献した人だけじゃ名前足りない

      • +6
  9. 献名後にその人物の評価が変わって生物まで割りを食うことがある
    有名な例はヒトラーにちなんで学名が付けられたアノフタルムス・ヒトラリ
    研究者がナチ信奉者で名付けられたために、面白がったマニアに乱獲されているらしい

    • +4
  10. こいつ、恐竜化石のコレクターでもあるんだよね。
    そうしたセレブ相手に販売してる連中は、ろくに記録もしないから古生物学者からは嫌われてる。

    • +1
  11. このカエルの正面の顔、ディカプリオにちょっと似てない?きのせい?

    • 評価

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