この画像を大きなサイズで見るすべてはとっさの初動だからこそ知っておこう。脳卒中は高齢者だけのものじゃない。突然発症し、命に関わるこの病は、その瞬間から時間との戦いになる。
この病気は予測不能で、一秒でも早い対応が求められる。そのためその兆候をわずかでも見逃さないことがとても重要になる。
そんな時、「FAST(ファスト)」を覚えておくと役に立つ。これは4つの英単語の頭文字をとった造語で、Fはフェイス(Face)というように、脳卒中の疑いがあるとき、その兆候3つと迅速な対応を思い出しやすくするため、チェックポイントをまとめた合言葉だ。
突然の脳卒中は即治療が重要
脳への血流が途絶えることで、脳に酸素が行き渡らなくなり発症する脳卒中は大きく2つに分類される。
1つは血管が詰まる脳梗塞(虚血性脳卒中)、もう1つは血管が破れる脳出血やくも膜下出血(出血性脳卒中)だ。
いずれも急に起こるものだが、重要なのはとにかく時間で、発症から間をおかず、すぐに治療を受けるほど機能が回復し、後遺症もより少なく抑えられる。
脳卒中の前兆とされる主な症状
脳卒中の前兆とされる主な症状はこのようなものがある。
・突然のしびれ:急に起きた片側の手足や顔半分のしびれは要注意
・急な言葉の障がい:ろれつが回らない、言葉が出てこない、他人のいうことが理解できない
・バランス感覚の喪失 :力はあるのに立ち上がれない、歩けない、フラフラする
・視覚の異常 :片方の目が見えない、物が2つに見える、視野の半分が欠ける
・激しい頭痛 :これまでに経験のない激しい頭痛は、脳出血の前兆ともされる
この画像を大きなサイズで見る「FAST」チェックで早期発見・即対応
もしかして脳卒中かも?そんな時、特に典型的な症状を見逃さず、迅速に対応するため覚えておくと便利なのが、「FAST」と呼ばれる英語の頭文字からとった4つのチェック事項だ。いざという時はこれをチェックしよう。
Face(顔のまひ):顔の片側が下がったとき、笑顔になってみて片顔にゆがみがないか?
Arm(腕のまひ):片腕に力が入らないとき、両腕を上げたままキープできるか?
Speech(言葉の障害):ろれつが回らないとき、短い文がいつも通り話せるか?
Time(時間):上の症状があれば一刻を争う。症状が出た時間を記録して、すぐに救急病院に運んでもらうか、救急車を呼ぼう
「BE FAST」のバリエーションも
毎年およそ80万人が脳卒中を経験し、多くの人が亡くなっているアメリカでも、脳卒中の早期発見と迅速な対処が、患者の回復を大きく左右するとして、同様の「FAST」テストが推奨されている。
また現地では、これにBとEを足した「BE FAST」のバリエーションもある。先ほども述べた以下の2つの前兆を追加したものだ。
Balance(バランス感覚):ふらふらするか?立ち上がって歩けるか?
Eye(視覚の変化): 視界がぼやけるか?物が二重にみえるか?視野の一部が欠けているか?両目とも見えているか?
この画像を大きなサイズで見る疑いがあればすぐに病院に!
アメリカ・ペンシルベニア州のリハビリ施設に勤務するジェイムズ・ライオンズ医師はこう語る。
脳卒中治療は時間が勝負です。できるだけ迅速に医師の治療を受けることで回復の確率が上がります。つねに最悪の事態を想定し、少しでも疑いがあれば、救急医療を受けることをお勧めします
ただこれらの兆候がすべてではない。
他に含まれるのは、アメリカで「ミニ脳卒中」とも呼ばれる一過性脳虚血発作(TIA)などもある。これはやっかいなことに一時的で、外からはわかりにくい短時間の症状だ。
そうした微妙なものは血圧やコレステロール値の危険因子の定期的な検査で見つかることもある。
それでも、これとわかっている「FAST」または「BE FAST」を知っておけば、とっさのときにも素早く対応できるだろう。
この画像を大きなサイズで見る脳卒中は高齢者特有の病気ではない
脳卒中は高齢者だけのものではなく、より若い年齢層でも起きている。例えば日本の厚生労働省の「脳卒中に関する留意事項」にはこうある。
脳卒中をはじめとした脳血管疾患の治療や経過観察などで通院している患者数は174万人と推計されており、うち約17%(約29.5万人)が就労世代(20 ~ 64歳)である(図1)。
医療の進展等に伴い、脳卒中を含む脳血管疾患の死亡率は低下している※。(※厚生労働省「平成27年人口動態統計」より)
「事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン」令和6年3月版 より引用
その中にある、性別・年齢階級別 脳血管疾患患者数(推計)の中で最も多いのは男女とも50代だ。
現代でいう高齢者よりも若いこと、そして脳卒中での死亡率も医療の進展などにより低下していることがわかる。
自分で気づいて軽く済む場合も
ちなみに脳卒中で思い出すのが、友人の祖母の話だ。その女性は自ら冷静に救急車を呼ぶよう手配したことで脳卒中が軽く済んだ。
彼女(当時50代)は元看護士だったが、ある朝出かけるときに自分で脳卒中の兆候を感じて、家族に救急車を呼んでもらい、すぐに治療を受けたおかげで後遺症もほぼゼロ。すぐにもとの生活に戻ることができた。
その兆候は、BE FASTのうちの3つ。片手がうまく動かず、靴ひもがうまく結べなかったこと、立ち上がるときにふらついたこと、舌がふだんよりうまく動かなかったことだったそうだ。
一般に脳卒中の潜在的なリスクを減らす方法は、まず健康的な生活習慣や定期的な健康診断といわれるが、こうした兆候を知ることは他人事ではなく、大切な家族や友人や自分の命を救うカギになりうることを知っておいてほしいよ。
References: Livescience / Fukui Noushincenter
















クモ膜下出血になった経験から言うと、脳の血管が破裂するブチッという音と衝撃があった。
仕事でストレス溜めすぎてしまうとロクなことがない。
この症状が出たら、すぐに救急車を呼んでもいいんですね。
親に教えておきますし、自分のためにも頭に入れておきます。有難う。
自分が脳内出血やった時は
前兆は何もなかったなあ。
気づいたら病院にいました。
まあ、暴飲暴食が原因でした。
幸い後遺症はほぼ無しで生還。
>片手がうまく動かず、靴ひもがうまく結べなかったこと、立ち上がるときにふらついたこと、舌がふだんよりうまく動かなかった
泥酔してても、同じ事になりそうだと思ったw
「片手が」がポイントだと思う。
うちの爺さんは脳卒中になったとか言って自分で救急車呼んだけど救急隊も余りにも言動がしっかりしているので半信半疑で到着した時はもうお亡くなりになっていたらしい。(人によるのだろうな)
うーん、Fってなんだっけ、Aってなんだっけってなりそう。
日本語で語呂のいいやつ考えてくれよ。
カウコジ
カウコ時間でいいかな。
そもそもFASTのTは他と異質で
語呂合わせを埋めるために取って付けた感あるし、
この内容ならべつに語呂合わせとかで覚えなくても、
●顔や手のしびれ・麻痺(特に左右不均衡な症状の出方のとき)
●ふらつき、呂律が回らない
ぐらいの人物のイメージ映像を持っておけばいい気がする。
ついでに言うと 今まで頼りにしていた「救急相談」は、今まったく役に立たない
たぶん今は学生さんか研修の新人さんの教材として使われているんだと思う
母が顔面神経麻痺を起こしたときに(当時は本当に脳梗塞だと思った)相談したら「あとで病院で診てもらった方がいいかも」
「うちでははっきりと診断は出来ません」
と言われて
痺れを切らして連絡した救急隊員の方に
「もっと早くうちに通報して下さい!」と叱られました
母は無事で、その後は耳鼻科のお世話になって リハビリ中です
そら、診断は医者じゃないとできないだろ
父がある日、こたつから立ち上がれずに、左半身に力が入らなくなった。
一緒にいた母と妹がなんかおかしいって私に電話してきて「即救急車!」と言ったのを思い出した。
父は「微少脳梗塞」との診断で、手術もせず、入院も短く後遺症もなかった。
ホントに良かったけど、気付いてくれる人がいたり、自分で119出来る程度ならいいけど、今自分が早朝から夜遅くまで一人でいて、回りに頼れる人がいないから(80歳以上のみなさんばかり)私になにかあったら孤独死なんだろうな。
そうか?今は肌身離さず持ってるスマートフォンやスマートウォッチで緊急通報できるからね
スマートウォッチなら脈拍とかいろいろチェックできるようだし実際道で倒れて助かったニュースとかあるやん
そんな理由で最近は企業の社長とかもつけてる人多いよ
うちの兄とかも体調管理のためにウェラブル端末つけ始めたもよう
自分は面倒だからと思ってたけど年も年だしそろそろつけようかなって感じ
お金あればセコムとかの見守りもそういう通報サービスあるみたいだし
今は単身者が多い時代だからそういうニーズに応じるものがたくさんある
昔よりずっとマシだと思う
スマホ、家じゃ定位置において持ち歩かないって人もいるんやで
>両腕を上げたままキープできるか?
これ確認にバンザイまで上げなくても良くて
両腕を前へならえみたいに前に突き出した状態で
何もしていないのに片腕だけスーっと下がって行ったら
即救急車なんだと
損はない…
梗塞ならすぐ病院へ行くこと、それが可能、つかすぐ行け
MRIやヘリカルCT撮影を
出血は…難しい
前兆はあるけどそれとは思わないことがほとんど、風邪か寝不足(脳出血のトリガーになる)だろうとベッドに入るだけ
そのうち物凄い頭痛がして、思わず叫ぶ→そのまま崩れ落ちて終わることも
多くは目が回り立ち上がれない、頭痛は数回あることも、その度悪くなる
意識はあっても混濁して、電話をするのも隣家に助けを求めるのも難しい
(個人差はあるので軽い人は本当にラッキー)
統計上いろいろ言われるけど大体こんな感じ
『約3分の1は死に、3分の1は重い後遺症が残り、残りの3分の1は社会復帰できる』
亡くなる人は意識が戻らず逝くことが多い、受診しても何もできないこともある
予後は悪い、5年後の生存率は4割強とか、肺炎とか感染症、再発もあるから
むしろ「周りの人を助ける可能性を上げるために覚える
あと若い男性にも起きやすいので注意
急な激しい頭痛やろれつが回らないなどあったら迷わずQQ車を
日本人のクモ膜下出血には特徴があって「若い男性の罹患率が世界的に見て異常に高い」
それは、いわゆる『モヤモヤ病から起こるタイプ』が多い↓
モヤモヤ病≒脳動静脈奇形(AVM)とは、脳内で動脈と静脈の直接吻合を生じている先天性疾患
人は血液を送るため心臓が圧をかけてるけど、動脈から毛細血管に入ることでそれが下がり静脈に入る仕組み
ところがAVMの場合、その圧が抜けないため血管がだんだんもろくなりやがて裂ける、脳出血だ
(この奇形は脳以外でもできるが、問題になることはほとんどない)
脳の血管撮影をすると血管がクルクルというかモヤモヤしててわかる
で モヤモヤ病の症状
「ラーメンやうどんなどを食べてるとくらくらして、ときに意識を失う」
「おもいっきり走ったり歌ったりした後、気分が悪くなり動けない」
「楽しいことで騒いで大笑いして、いきなり吐く」
など
麺を冷まそうとフーフーしたり、運動で呼吸が荒くなると、脳血管のモヤモヤに負担がかかるために起こる症状
子供が行事などで参加して吐くことでわかることもある
(状態が重い人ほど幼少期に症状が見つかりやすい)
子どもや孫にこれらがあれば、すぐに受診を
早期でわかれば「カテーテルで血管部を塞ぐOpe」もできます
そうすればAVMでの出血が起こることはなくなりますから
補足
若い男性とは10代後半から20代中頃までのことです
小学生でクモ膜下を起こす人もいます
先日もXに『お子様が倒れた、クモ膜下で手術したが意識が戻らない』と投稿がありました
モヤモヤ病の原因はわかりません
日本人男性に多いというのはおそらく「遺伝」でしょう
いずれの研究で判明することできると
理由はわからなくても、高校生や大学生、就職したての方たちが倒れてなくなっています
それに警鐘したくて、4度の投稿になりました
これでおしまいにします ありがとうございました
もやもや病、歌手の徳永英明さんがなり手術されましたね。著名人の罹患である程度知られるようになったと思います。
一因となる遺伝子変異はすでに報告されていて、東アジア人で頻度が高い遺伝性変異であり、5000年程度昔の東アジア人で生じた変異であることが論文で指摘されています(琉球大医学部の研究)。
この変異の発見も日本人による研究だそうです。
西洋人にも同じ遺伝子内に突然変異が見られるモヤモヤ病が報告されているが、こちらは純粋な突然変異であるため、アジア人と比べて非常に希少だそうです
モヤモヤ病変異を持っていても、異常なく生涯を全うする場合も多いそうです。単純な遺伝性ではなく、少し複雑なようです
あー詳しい人がいましたね
じゃもう少し解説してください
私は広義のモヤモヤ病としてAVMの話をしました
狭義のモヤモヤ病、ウィリス動脈輪閉塞のことも解説お願いします
あと男女比ですが私は男性の患者さんが多いと聞きました
今回、検索すると、全体では女性のほうが2倍多いと書かれてます
聞き違い、勘違いではないと思います
これは男性の喫煙率で発病(出血)が多いのか、それとも女性のほうが長生きするから、などでしょうか?
この辺り考えるととてもモヤモヤします、ご存じなら助けてください
狭義のモヤモヤ病の感受性遺伝子は、RNF213という脂質代謝または転写に関わるもので、常染色体上にあるため、このモヤモヤ病感受性変異の有無という点では、男女差はないようです。
ただ、変異があれば必ず発症するわけではなく、環境因子も作用するようです。
この環境因子が何なのか、例えば喫煙などであるのかは興味深い所だと思います。残念ながら、まだはっきりした知見は聞いたことないです。男女差についても明確なところは聞いたことなく、分からないです。狭義のモヤモヤ病は希少疾患なので男女比の研究は難しいかもしれないですね。
あと、喫煙習慣や喫煙歴については、どの国でも女性のほうが隠す(アンケートに事実を書かない)傾向があって、統計的な誤差やノイズがあるため分析が難しいと聞いたことがあります