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いたずら大好きな盲目のロバ、ヤギ小屋のドアの開け方を覚え困らせてしまう

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(著) (編集)

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image credit : Instagram @naughtydonkeyfarm
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 アメリカの小さな動物たちの保護施設では、現在、約40頭の動物たちが暮らしており、「救出し、更生させ、甘やかす」をモットーとするスタッフから、献身的な世話を受けている。

 この施設にいる盲目のロバは、目が見えないというハンデを感じさせない、好奇心旺盛でいたずらが大好きなロバなんだ。

 そんな彼の得意技は、小屋の鍵を開けて、友だちのヤギたちを外に出してしまうこと。困った特技を持つロバだが、施設のスタッフはそんな彼を温かく見守っているそうだ。

仲間にいじめられて施設にやって来た小さなロバ

ノースカロライナ州にあるNaughty Donkey Farm Sanctuary(NDFS)では、2018年にウェイロン・ジェニングスという名の衰弱したロバを受け入れた。

  NDFSの創設者であるジョディ・ヘルマーさんは、初めてウェイロンを見た時、すぐに彼が助けを必要としていることを悟ったという。

 ウェイロンは栄養失調による低体重で、危機的状況から救出されたロバだが、救出された後も、つらい時間を過ごしていたという。

彼は最初隔離施設に送られたのですが、そこでは身体の大きなロバたちにいじめられ、餌を食べることも安心して暮らすこともできませんでした。

私たちは怯えて痩せ細ったそのロバを一目見た瞬間、「引き取ります!」と言ったんです

 ウェイロンが生まれてから最初の2年間、どこでどう過ごしたのかはわからないが、彼の健康状態や、人に警戒心いていることから、愛情ある世話を受けてこなかったのは確実だという。

 度重なる目の感染症で、ついにウェイロンは視力を失ってしまった。

 だが、2度のつらい経験を経て、永遠の家となるNDFSにやってきたウェイロンは、すぐに元気を取り戻し、賢くて好奇心旺盛な本来の性格を開花させた。

 第二のロバ生を生きることになったウェイロンは、目が見えないというハンディキャップをものともせず、今までの分を取り返すように、自由な暮らしを謳歌し始めた。

ヤギ小屋の扉を開ける技を覚え困らせることも

 好奇心旺盛なウェイロンは、施設の中を探検するのが大好きだ。そして楽しい遊びを思い付いちゃったようだ。

 ウェイロンは、ヤギたちの小屋の鍵を開ける技を覚えてしまったのだ。仕切りの扉につけられた掛け金を鼻先を使って器用に開けてしまうのだ。

 そしてヤギたちを外に出すと、今度は自分がその小屋の中に入り込む。

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image credit : Instagram @naughtydonkeyfarm

彼は仲間を外に出すために小屋の扉を開けると、中を物色して回ります。水の入ったバケツをひっくり返したり、干し草を全部食べてしまったり。

干し草が足りないと思えば、餌の容器をひっくり返したり、干し草を独り占めにするために仲間を押しのけたりもします

 もちろん、施設側でも手をこまねいてみていたわけではない。ウェイロンが鍵を開けられないように、思いつく限りの手段を講じてきた。

 だが賢いウェイロンは、そのすべてを突破してしまった。カラビナ付きの鍵に交換しても、ご覧の通りあっさりと開けてしまう。

 ウェイロンのいたずらは、カギを開けることだけではない。小屋にいないときは、たいてい牧草地でトラブルを起こしている。

 口を使って敷地内の消火栓の蓋を開けてしまい、危うく井戸を枯らしてしまいかけたこともあった。そして暴れ回っては、ヤギたちを怖がらせることもあるという。

 下の動画は、目が見えないとは思えないほど、軽やかに走り回るウェイロンの様子。こんな調子で毎日走り回っているらしい。

親友は同じ時期に施設にやってきたヤギ

 ウェイロンにはウィリー・ネルソンという名の親友がいる。ウィリーはナイジェリアンドワーフという種類のヤギで、ほぼ同時期にこの施設にやって来た。

 ふたりが出会った時、ウェイロンは2歳で、ウィリーはまだ生後数か月の子供だった。今や立派な大人のヤギになったウィリーだが、ふたりの間の絆はますます深まっている。

 ウェイロンが鍵を開けて回るのも、ウィリーを外に出して一緒に遊びたいからというのが一番の理由だったらしい。

 そして今や、ウィリーもどうやら「鍵開けのテクニック」をウェイロンから学びつつある。 いつかお互いに、お互いの区画の鍵を開け合う日も近いかもしれない。

すべての動物の最後の時間に愛と安らぎを

 この施設には、他にも自分のことを犬だと思っている七面鳥や、片目の海賊北京ダック、フック船長といた愉快な名前を持つ動物たちが暮らしている。

 今のところロバはウェイロンだけだが、彼のアグレッシブないたずらに毎日付き合わされている施設のスタッフたちは、しばらくは他のロバを保護することに消極的にならざるを得ないらしい。

 そんな周囲の苦労を知ってか知らずか、ウェイロンは周囲に誰がいても、「自分が楽しいこと」を最優先するんだそうだ。

 彼の好奇心旺盛な心に対応するのはとても疲れることではあるが、ジョディさんはこう語る。

ウェイロンはNDFSで最も愛されている住人のひとりなんです

 実はウェイロンがこの施設にやって来たのは、NDFSが非営利団体の申請をする前のことだったため、アメリカの国税庁の規定により、厳密にはウェイロンを「保護動物」と呼ぶことはできないんだとか。

 だがそんな状況にもかかわらず、ジョディさんたちスタッフはウェイロンたちに惜しみない愛情を注いでいる。

 そして2021年に非営利団体としてのスタートを切ったNDFSでは、現在では安楽死させられそうな高齢の動物たちの保護や、病気の動物たちへのホスピスケアの提供に、積極的に取り組んでいるとのこと。

彼らの世話に対し、税控除の対象となる寄付を受けることはできないかもしれません。

しかし私たちは牧草地で草を食み、つつき、引っかき、砂浴びをし、食べ物を探すすべての動物たちと同じように、彼らに愛情あふれる永遠の家を提供することに尽力しています。

なぜなら、私たちはすべての動物が、その一生の終わりに安らぎと愛を知るべきだと信じているからです

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この記事へのコメント 7件

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  1. 微笑ましい話かと思ったら、まあまあガチの問題児だったw

    • +26
  2. 全盲じゃないな

    カラビナ付きの鍵に交換している動画で何かが落ちるんだが
    その動きにあわせて見ている

    • +3
    1. それなら良かったよね!
      ごく近距離だけとか明暗とか、何らかは感知できてるのかも

      • +9
    2. タイミングを見れば音に反応しているだけなのは明らか

      お前の目は節穴か

      • +1
  3. ウェイロン&ウィリー・・・Wトラブルか。

    • +4
  4. 視力が不便な分補おうと頭働かせてるから利口になったのかな

    • +5

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